海はひろいな『第二章』

婚外恋愛ブログです。好きだから好きなのに。

許されないことなのは重々承知です。
不愉快だと思う方はどうぞスルーでお願いします。

鉄の無題、追記

(夫と諍いのあとのはなしです)



あれから。
あのときから。


闇のよう
沼のよう
鉛のよう


色の死んでる
モノトーンみたいな、世界の住人


このままでいいわけない


まいにち明日がくる
どんなに重くても



うらはら、
とてもとても楽しく明るくまるで未知への冒険の期待感のように、
悟られないよう間接的に、
尋ねてみた。


わたしのたからもの


「家族みんないっしょがいい」


わたしのいちばん下の子が言った言葉



幼い願いを、
叶えるよう、頑張ろうって思いました。
目を瞑ってでも。



私は7年前に、私の父が亡くなった年齢を越えました。
去年、下の子も、私が父を亡くした年齢を越えました。


父の過ごせなかった時間と、
私が父と過ごせなかった時間を、
私と私の子供たちが、今、生きています。


世代を超えた夢を
守ってみようかな
って思える


もう少しだけ、頑張ろうかな


それはとても、意義があると、思えたから


意義のため


例えばお芝居の舞台。
舞台のセットは、どんなに出来映えの差があったとしたって、
世界観を確立する、暗黙の了解。
舞台上に木々があれば、それを観客は木々と認識する。
本物じゃなくても。



私の現実もそれと同じ。


こどもたちにとって、
(出来る限り)いい両親像に映りたい。
本物じゃなくても。


そう、頑張ることにした。



諍い後、
急冷した夫婦仲に、
逆にせいせいしていたくらいなのだけど。


見せかけの “平和な両親像” にご満悦なのか、
それか、
従順そうにみえる私の態度に満足して?


私を抱き締めてきた。
抱き締めてキスしてきた。



私、決めてたの。
もう、夫のものにならないって。



去年にね。
去年から。
夫が私に固執し始めたの。


それまでは、
ときどきならしかたないかって我慢してたんだけど。


“ときどき” 以上、明らかに執拗に、
求められてしまって。
つい、泣いてしまったら。


「他に好きな人がいるの?」って聞かれてしまった、ことがある。


夫を拒んだら、
他に好きなひとがいることがバレちゃうかもって、
思って、怖かった、ずっと。


そう思ったから、
しかたなくって、
我慢してて、
でも、
きっと、
そんなに長く我慢出来ない、
そんな気はしてた。


もう無理だった。


キスされて、
ソファに連れていかれる。


もう、
もう、
例え、相手が傷付こうとも、
逆上したり不機嫌になったとしても、
悲鳴をあげてでも、
拒もうって、思っていた。


実際に私がそこまでするに至らなかったことには、少し感謝している。


実際は泣きながら首を振ることしか出来なかったから。


力を緩めながら、訊いてきた。


「仲直りしなくていいの?」




どこまで私を侮辱すればいいんだろうか




*:・゜。*:・゜*:・゜。*:・゜。



一抹、
夫を拒むことが、
 “=仲直りしたくない”
という意志に捉えられてしまったら面倒だな、なんて思うけど。


貫こうと思います。
鉄の意志。



*:・゜。*:・゜*:・゜。*:・゜。



  追記
 この記事を書いてまもなく、この記事で言ったこと、嘘になりました