一昨日、メルケル首相がとてもわかりやすく国民に今がどれだけ深刻な時か言い聞かせ、この歴史的な課題を国民全員で連帯して乗り越えるように要請したにもかかわらず、アホたちはそのルールを破って『コロナパーティ』や友人や家族と連れ立って外出しています。昨日はロベルト・コッホ研究所所長が怒りを込めてこうした人達を非難し、どうしても外出する時は他の人から最低1.5mは離れるように警告しました。一緒に住んでいる人同士も距離を保つようにとまで言っていて、どれだけこういうアホが感染を拡大しているのかがわかります。

 

 

サッカー選手や監督、俳優などもテレビやネットで年配の人や持病を持つ人達を守り、感染者の増加を緩やかにして医療の崩壊を防ごうと呼びかけているのですが、若い人たちは感染の危険が低いと思ってインタビューにも平然と自分が良ければそれでいいと答える有様。若い人も問題だけれど、多民族国家のここではドイツ語がわからない人もたくさんいるし、ニュースを見ない人もいます。多言語で情報を出す旨をメルケル首相が言っていたけれど、一番効果があるのは...

 

 

アホを町で捕まえて隔離し、一日中コロナ関係の教育を施して、集中治療室で亡くなっていく人たちの家族から直接非難でもされなければだめなんじゃないかと思います。コロナが落ち着いたら社会奉仕活動を義務付けるとか。それに外国人で永住権を持っていない人だったら、ビザ取り上げて追い出すとかね。

私も本当に怒っていますムカムカ

 

 

昨日、引きこもってから初めて近くのスーパーへ行きましたが、どうしても怖くてマスクにサングラスで出かけました。店員一人からは怪しまれたけど、他はなんとかなりました。レジでは前の人から距離を取るように床にテープが貼ってあったり、レジには透明のプラスチックが取り付けられ店員を少しでも守ろうとしています。でも、多くの店員は手分けして入荷した商品を棚に並べていて、彼らは感染の危険にさらされながらヘトヘトになってがんばっているんだとわかります。

 

 

2箇所の隣接するスーパーをまわってもトースト系と長期保存がきくようなパンは売り切れ。お店で焼いている酸っぱい酵母のドイツパンや小型のパンはありました。瓶や缶の食品、パスタ類は品薄。入荷してもすぐに売れてしまうのでしょう。野菜や果物もいつもより早く売り切れているものがありました。紙類は特に探さなかったのでわからないけれど、たぶん多くが売り切れているんじゃないかな。

 

 

スーパーの商品の補充はいつも通り行われるので安心するようにメルケル首相も言っていましたが、今後悪くすると月単位で自宅待機するように決められる可能性もあり、どうしても買いだめが止まらないんじゃないかと思います。感染のピークは来週か再来週と予想されているようですが、今でさえ一日2000人以上の新しい感染者が出ているからもうどうなってしまうのか不安でしかたないです。私が通っている病院の理学療法外来は少なくとも1ヶ月の休診に追い込まれてしまいました。

 

 

メルケル首相の歴史的な演説を見ながら、初めて「ドイツ国籍取ろうかな...」と思いました。この人は国民に語りかける時はいつもわかりやすい言葉で発言するけれど、日本の政治家と違って上から目線で威圧的なオーラなんて一切出さないし、今懸命に働いているスーパーの店員たちに「ありがとう」って素直に言うんです。強いおっかさんて感じです。

 

 

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