一般人も歯が命!40代からの矯正だって遅くない!

最近女性誌に特集も組まれるようになってきて、昔よりもハードルが下がってきた「大人になってからの歯科矯正」。



私も40歳手前で始めて3年かけて美しい歯並びを手に入れることができました!

現在は整った歯が戻らないようにリテーナーで保定中です。

保定期間も2年ほどかかるそうですが、それでも食事のときは装置を外せるのでほとんど苦になりません(^^)


保険が効かないので金額も高いし、歯を動かす痛みに耐えたり、食べ物が矯正装置に詰まりやすいので歯磨きが大変...など辛いことも多い矯正ですが、私は心の底から「矯正してよかった!」と思っています。

また、周囲に迷っている人がいたら絶対におすすめしたいです♪



歯並びを重視するアメリカではほとんどの人が子供の頃に経験している歯科矯正ですが、日本ではまだまだ普及していません。

そんな矯正へのハードルを下げるべく、実際の体験談をご紹介します♪




矯正へのハードル① 今さら矯正って遅い!?


結論から言うと、歯の病気などが無い限り、何歳からでも矯正は可能です。

実は私も矯正をスタートするまで「もう40だし、今さらかな...。」と思っていました。

でも私の場合、ずっと矯正に興味があったものの、20代は仕事、30代は育児で忙しく、やっと「始めようかな」と思えたのが40手前だったのです。

日本人女性の平均寿命からすると「やっと半分」を通り過ぎたばかりなので、40でも全然遅くはありません。

矯正というと子供(中高生くらい)がするものというイメージがあるかもしれませんが、実際に待合室でお目にかかったのは出勤前のビジネスマン風な方、アラフィフくらいの女性など様々です。


自分で「やりたい!」と思った時が始め時なのです。
いつからでも「遅すぎる」ということはありません!




矯正へのハードル② 値段が高い


保険が効かないので確かに値段は高いです...。

日本人に矯正が行き渡っていない一番の原因がやっぱりこれですよね。

アメリカの歯科矯正はもっと安かったり、ドイツでは矯正に保険が使えるなどと聞いたことがあります。

羨ましい限りです。

ただ矯正にかかる費用は歯科によって何十万も違うケースがありますので、気になる歯医者を複数回ってみることをおすすめします。

矯正中は装置を付けた後、1か月に1回程度の間隔で歯医者に通い、ワイヤーの調整などをしてもらう必要があります。

その際に「調整料」を毎月支払います。

歯医者によっては、「装置代と調整料」をコミコミで一律にしている歯医者もあります。

一律の料金体系の場合、矯正期間が思いのほか長くなっても調整料がかかり過ぎないというメリットもありますが、逆に歯がスイスイ動いて矯正期間が短くなった場合は割高になってしまう可能性もあります。


料金体系は矯正歯科によりまちまちですので、是非自分が納得のいく歯医者を見つけてくださいね!




矯正へのハードル③ 装置が目立つのがイヤ...


矯正装置といえば、一番最初に思いつくのがあの銀のギラギラとした装置...。

私もブラケット(歯に直接接着する装置)とワイヤーが全て銀のメタルブラケットはさすがに抵抗がありましたが、今は技術も進歩しています!

矯正装置にも色々と目立たない装置があるのです!!

いくつか目立たない装置をご紹介します。



●透明のマウスピース

「インビザライン」や「アソアライナー」が有名です。

自分の歯型に合わせた透明なマウスピースを2週間ごとに交換して、歯を動かしていきます。

最大のメリットは矯正しているのが分からないくらい目立たないことと、食事のときは外せるので歯磨きが楽、ということです。

ただ、長時間装着しないと歯が動かないため、自己管理ができる方のみになってしまいます。

仕事柄会食が多く、食事した後すぐに歯磨きに席を立てない方などは装置を外している時間が長くなってしまうので向いていないかもしれません。。。

あと、ちょこちょこおやつを食べたり、自己管理が苦手な子供も難しいかもしれませんね。

また、マウスピースでは対応できない症例もあるので、従来のワイヤー矯正を勧められるケースもあります。




●透明や乳白色のブラケット+白やゴールドのワイヤー


ブラケットという歯に接着する装置を銀から透明や乳白色のものに変えるだけで、だいぶギラギラ感が抑えられます。

また、ブラケットに通すワイヤーも白やゴールドにすることでさらに目立ちにくくすることが可能です。

さすがに透明のマウスピースに比べれば、矯正していることは分かりますが。


私が使用したのは「Invu(インヴュー)」という商品。
乳白色のブラケットに白ワイヤーを合わせてもらいました。


かなり目立ちにくい組み合わせだったとは思いますが、日本人の歯は白人の歯に比べて黄色いので、意外と白ワイヤーって目立つな、という印象でした。

あと白ワイヤーといっても銀のワイヤーに白い塗料をコーティングしているだけのため、歯磨きでだんだん白色が剥げてまだらになり、余計目立つということもあります(-_-;)

それを思うとゴールドワイヤーを選んでも良かったかもしれません。


矯正歯科によっても違うと思いますが、私がかかった歯科では上記のように目立ちにくい装置は昔からある銀の装置に比べて値段が高くなりました。

ただ、矯正装置は平均して2年歯につけっぱなしなので、少しでも自分がストレス無く過ごせるのなら差額は気にしなくてもいいかな、と個人的には思います!



●裏側矯正


金属の矯正装置を歯の裏側(舌側)に装着する矯正です。

金額が高くなってしまうデメリットはありますが、矯正していることはほぼ気づかれないと思います。

また、口を開けたときに目立ちやすい上の歯のみ裏側に装置をつけて、目立ちにくい下の歯には表側に装置をつける「ハーフリンガル」という矯正もできるようです。




矯正へのハードル④ 痛みに耐えられるか不安



実は私も実際に矯正装置をつけるまで、装置をつけたら矯正期間終了で装置を外すまで痛みが続くものだと思っていました。

ところが人間の体とはよくできたもので、最初は「ありえない」と思った異物感も一週間ほどですぐに慣れてしまいます。

歯を動かす痛みはどの矯正装置を選んでもありますが、その痛みも個人差はあるものの調整日(ワイヤーを変えるなど)から3日くらいで落ち着きます。

つまり矯正期間中(平均2年)ずっと痛いわけでは無いのです。

調整日直後に旅行や友人とのランチなど楽しみな行事を入れないように自分でスケジューリングすることで、矯正中の辛さを軽減できますよ!



<まとめ>


装置が目立つのは確かに抵抗がありますが、目立ちにくい装置を付けていたとはいえ表側から矯正していた私でもほとんど友人に気づかれず、ビックリしました。

基本的に人と喋る時は目を見て話すので、意外と口元まで目がいかないようです。

良くも悪くも、自分が思うほど人は自分のことを見ていないようですねw

矯正して良かったことは笑顔に自信が持てるようになったことと、歯磨きが丁寧になったこと!

矯正中に虫歯になると虫歯治療を優先しなければならないため、矯正期間が延びてしまいます。

それがイヤでフロスやタフトブラシなどを駆使して歯磨きを念入りにしていたら、歯科衛生士さんに褒められるほど歯磨きテクが上達しましたw

入れ歯で食べるご飯って美味しく無いそうですよ!

人は自分の歯で咀嚼しているときに旨味を感じているのだとか。

食べるのが生きがいの私が食べる楽しみを失っては、人生終わったも同然ですからね。

一生自分の歯で美味しいものを食べられるように整った歯で歯磨きを頑張りたいと思います!!