今日は「オーディオ」
前回のカール・ベーム「田園」等でもう少し高音が滑らかになるか考えてみた。
デノンのDCD-SX1は、DCD-S1よりかなり解像度が良いので高音が細かく表現される。
しかし、これがソフトによっては耳障りに聴こえかねない。
この点は、アンプなど現在の装置全体の影響もあるのでCDプレーヤー欠点とは言いがたい。
ポップスやJAZZでは、パンチがありなかなか良い音質ではある。
試しに「カール・ベーム指揮 ベートーヴェン交響曲第6番<田園>」を選んでみた。
デノンCDプレーヤー「DCD-S1」
今も人気がある機種らしい。
なかなか今では造れない部品になっている。
DCD-S1はトップローディング式で上からCDを乗せる。
真鍮製の大型スタビライザーはかなり重量があり、これを乗せる動作がアナログ的で楽しい。
CDの立ち上がり動作は、SX1よりかなり早い。
このDCD-S1をCDトランスポートとして使ってみるため、出力(OPTICAL接続)を光デジタルケーブルでつなぐ。
こちらは、デノンCDプレーヤー 「DCD-SX1」
SX1の入力をOPTICAL接続した。
SX1のDACを使用し再生することになる。
正しく認識するとSX1に「OPT 44.1k」の文字が出る。
肝心の音質は?
「S1のトランスポート」と「SX1のDAC」と2筐体で再生することになるので、2電源接続されていることになる。この考えが音に良いかは分らない?
まず、
●音はSX1単体よりは滑らかになり聴きやすくなった。
●音場も広がって聴こえる。
●特にクラシックには今回の接続が良い時もある。好みでもある。
●DCD-SX1 LIMITEDをDCD-SX1と聴き比べたとき、LIMITEDは柔らかい押し出しのない音と感じた。その時の音にほんの少し近い感じがする。
カッチとした高音ではないのでそのように感じたのだろう。
●CDのドライブメカで音がかなり良くなることを思うとSX1のトレー式よりS1のトップローディング式の方がしっかりした装置ではあるので音に影響していると思いたい。
今回の実験で感じたことは、各メーカーの音質が違うように、この音質の違いがあっても良いと思った。
アナログ・レコードでもカートリッジによって高音がきつくなったり、高音が出なかったりするように、好みによって接続を変えて楽しんでみようかと思う。
DCD-S1のDACでは、さすがに20年経っていると現代のDACとは違いが大きいので、DCD-S1は、DCD-SX1のDACを利用した方が断然音の輪郭がはっきりする。
アンプ、プレヤーなど1~2時間聴いていると当然電源を入れた時よりは音が聴きやすくなっていくこともあるが今回の接続はそれ以上の効果はあった。
では、また。