今日は「オーディオ」
「DENON SX1 LIMITED EDITION」試聴会が、岐阜市のサウンド・ハンターであり行ってきた。
10月13日にはサウンド・マネジャーの山内慎一さんの講演予定であったが、台風19号で新幹線が止まり中止になってしまった。本当に残念であった。
お店側としては、せっかくシステムが万全の音で準備されているということなので、晴れた次の日に行ってきた。
※商品の細かい仕様はブログ「デノン X機種の正体」で紹介したので、そちらをご覧ください。
カタログの表紙
プリメイン・アンプ PMA-SX1 LIMITED
SACDプレーヤー DCD-SX1 LIMITED
デノン・サウンド・マネジャーの山内慎一さん
一人で4年の歳月をかけて今回の商品が出来た。
初めは商品化する予定ではなかったが、なかなか良いものができたので会社として限定販売となったようだ。
今回の試聴システム
スピーカー
B&W 802D3
セパレート・アンプ PMA-SX1 LIMITED
¥858,000
重量 29.5kg
通常品は30.4kgで0.9kg重い。ジュラルミン天板の影響か?
今回のケーブル類?
ケーブルが高級品なので音が変わってします。かなり調整したようではある。
PMA-SX1 LIMITEDのロゴ
もう少し立体感があると良いのだが。
天板には超々ジュラミン(A7075)に変更してある。
音が透明感やデイテール表現力に優れていたので「ヘアライン加工」になった。
SX1 LIMITEDの天板用ビスが銅に変えてある。
通常品PMA-SX1 の中央パネルには「ADVANCED Ultra High Current MOS SINGLE PUSH-PULL CIRCUIT」の文字が印刷してある。
また「VOLUME」の文字もある。
PMA-SX1 LIMITEDの中央パネルには「ADVANCED Ultra High Current MOS SINGLE PUSH-PULL CIRCUIT」の文字がすっかりなくなっている!
また「VOLUME」の文字もPMA-SX1 LIMITEDにはなく、ツンツルテンなデザインだ。
他社の製品を気にしたことないのであるのかないのかわからない?
ボリュームは、かなりノブが大きく、アルミの削り出し。リモコンで操作出来る。
欠点としてノブの位置が数字で分らないので音量が管理できない。
PMA-SX1 LIMITEDの右パネルの文字は、薄く「INPUT SELECTR」の文字もない?
試作品のつもりで省略したのか?デザインか?
PMA-SX1 のパネルには、「INPUT SELECTOR」の文字がある!
文字も黒くっきりしている。
PMA-SX1 LIMITEDのスイッチ表示マークも印刷が薄い。
PMA-SX1 は、スイッチ表示マーク印刷はよく見るとはっきりしている。
SACDプレーヤー DCD-SX1 LIMITED
¥825,000
重量 23.5kg
通常品は25.0kgで1.5kg重い。
今回のケーブル類?
DCD-SX1 LIMITEDのロゴ
もう少し文字の高さが有った方が、私はかっこいいと思う。
DCD-SX1 LIMITEDの天板は、1枚パネルになっている。
パネルの材質は「超々ジュラルミン(A7075)」を採用した。
通常品のDCD-SX1の天板は、2枚のパネルに別れている。
DCD-SX1の中央パネルには「ADVANCED AL32 PROCESSING」の文字があったのに、 DCD-SX1 LIMITEDではなくなってしまった!
DCD-SX1 LIMITEDのパネル印刷は、通常品より薄い文字で少し見ずらい感じ。
DCD-SX1 の通常品は、文字印刷が黒く見やすい。
DCD-SX1 LIMITEDのパネル左の文字。
やはり、薄い感じ。
DCD-SX1 の左パネル文字は黒くはっきりしている。
左がセパレート・アンプ PMA-SX1 LIMITED
右がSACDプレーヤー DCD-SX1 LIMITED
肝心なLIMITEDの音質だが、
まずはクラシックを聴いてみた。
やわらかい音質、いつまでも聴いてみたい音。弦がざらついた感じがない。なめらか。
次は、JAZZを聴いてみた。
??いつも聴いているパンチや押し出し力が少ないか?
しかし、時間が経ってくるとこれは音に対してだんだん慣れてきて、良く言えば変な押し出しがなく自然な音と感じてきた。
ボリュームを上げても、威圧感がないので、長く聴いていても疲れない感じ。音の立ち上がりは綺麗に聴こえる。
システムを通常品の PMA-SAX1 とDCD-SX1に交換してもらい比較してみた。
ここが、みなさん一番興味がわく所でしょう。
通常品
左がプリメイン・アンプ PMA-SX1
右がSACDプレーヤー DCD-SX1
音質は
クラシックでは、弦が少しざらついたように聴こえる。
JAZZでは、やはりこちらの方がパンチがあり楽器が明るく聴こえる。私はこちらが好みかも?
今度は、アンプをPMA-SX1 LIMITEDでCDプレヤーをDCD-SX1の通常品で聴いてみた。
音質は
LIMTEDと通常品と半々の音がする。
クラシックで言うと弦のざらつきも中間の聴こえ方がする。アンプだけでもLIMITEDの効果は出ているということになる。
JAZZも同じで中間の音質になった。
結論
DCD-SX1を使っている私的には、聴いてはいけないものを聴いてしまったという感想。
通常品は発売して5年以上経っているため、今回のLIMITEDを発売したから生産中止になった。
しかし、良い点もある。電化製品と同じで値段がこなれ、かなり今は通常品がお安く買うことができるのでLIMITEDと通常品の差額が大きいのだ。
LIMITEDに関しては、いろいろなプリメインの中でこの値段にしてはお値打ちなハイエンドの高級品の音がしていると思う。
なかなかアンプのみで満足するような音質を聴かせるものが少ない中、デノンのLIMITEDはかなり良いと思う。
80万円くらいするが、他社の製品は安くても100万円以上するものでも安い方だからね。
セパレート・アンプでもなれば、200万円にもなってしまう。
デノンのLIMITEDアンプは、目隠しで聴いたらセパレートかどうか分らないかもしれないくらい高音質だろう。
今回のデザインは好みではあるが、私的にはデザインの気になることは忘れるくらい魅力的な音で当分忘れられなく気になる商品だ。
褒めすぎかもしれないが、私は評論家ではないので正直に感じたことを書いてみた。
お値打ちなので、どうしても日本人はもっと高額の方が良い音がするだろうと思ってしまうところがあるのではないだろうか?
通常品が生産中止ということは、この前の「X」に惑わされたように次の新製品がでるだろうと私は考えている。
しかし、LIMITEDのパーツを使うかは商品が出ないと分らない。
焦らない、焦らない!!
では、また。