岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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SAECの試聴会に行ってきた。

2020年10月25日 | オーディオ
今日は「オーディオ」

 今回は、岐阜市の「サウンドハンター」でSAECの試聴会があったので7か月ぶり行ってきた。
コロナでなかなか行けなく、行く機会がつかめていなかった。
もう10月も終わろうとしているので、今行かないと今年が終わってしまう。
展示会もすべて中止だし、行ってみるといよいよ元の生活に少しだけど戻った気持ちになれて良かった。


「SAEC 新製品の電源ケーブル&トーンアームWE-4700の試聴会」


今回は2つのシステムで準備されていた。
こちらで、電源ケーブルの試聴。

スピーカーは、「PARADIGM」。
ベリリウム振動板を使用。

音源は、CD。
プレーヤーは、LUXMAN「D-10X」


この電源ケーブルは、新製品で発売が10月25日である。
品番 PL-5900  1.5m 41,500円

新導体PC-TripleC導体を採用したハイコストパフォーマンス の良い製品。

CDプレーヤーの標準ケーブルとの聞き比べをしたが、PL-5900では音像がはっきりしてくる感じで楽器もくっきりしてくる。

標準ケーブルでも、かなりグレードの良い物が使われているので、私はあまりケーブルに興味がなかったがCDプレーヤーの電源ケーブルを交換してみたくなった。

こちらは電源ケーブル 品番PL-9000 1.5m 120,000円

プラグにフルテック製SAECオリジナルを使用。重量は軽い感じ。

音質は当然、PL-5000より音場も広がり、より厚みが出て音がふくよかになったと思う。
スピーカーがソナースファーベルの「アマティ」なら交換するならPL-900の方でしょう!と言われてしまった。
店員にいくらにしてくれるの?と尋ねるとまだ発売になっていないので答えられないと言われてしまった!なんで?

もう一つのシステムはアナログ・レコードを試聴する方。
アンプはCH

アナログプレーヤーは「ラックスマンPD-171A」 
たぶん、このプレーヤーはアームをセットしてSAECさんが持ち込んだかもしれない?

今回試聴する「ダブルナイフエッジ 型トーンアーム WE-4700
価格 1,190,000円とかなり高額。
たぶん、ロット数と手間がかかっているのでどうしても金額がかさむのだと思う。
みなさんは、もう少し安いのを出してほしいという意見が多いとのこと。


カートリッジは「MUTECH  LM-H」で20万円くらいのものらしい。
だから、音がいい!

この部分がなかなか中身が分らないが「ダブルナイフエッジ 」部分。
四角の部品の内部。

ダブルナイフエッジ が分りにくいので、SAECの社長さんが1級建築士の技術で模型を作製したもの。

SAECの社長さんの話では、1980年にWE-407というアームを販売していて大変好評だったが、CDの時代になり生産を中止したそうだ。
今回の復刻にあたり当時の図面を探したが、協力工場の件もあり1枚も図面が無かった。
仕方なく、会社の残っていたアームとオークションで手に入れたアームなどをバラバラにし、図面化したそうだ。
機械加工は当時とは比べ物にならないくらい精度は1桁アップしているが、どっこい、当時のアームと同じ音が出せなくガッカリしてしまったとのこと。
まあ、それから突き詰めて今のアームに完成させたという苦労話をされた。

見た目もすばらしく、音も良いが他のアームと聞き比べしないと分りにくいという意見も出ていた。

私のリクエストでアナログ・プレーヤーの電源ケーブルを標準ケーブルからPL-9000に交換して聞き比べをしてもらった。
アナログでも全然音が良くなってきて、音場が拡がり、音質も良い感じで太くなり、音が前に出てくる感じがした。
これなら、PL-9000を買ってみて、CDとアナログと交換しながら使ってみたくなったと言ったら、社長さんが2本交換してと言ってきた。24万円は少しえらいなあ!

ということでオーディオ再スタートという気分でこの日は過ごせた。
コロナが収束する方向で年を越したものだ。

みなさんもコロナに気お付けてください。
では、また。



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