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ESOTERIC、SACDプレーヤーGrandioso K1x 試聴会

2019年11月21日 | オーディオ

今日も「オーディオ」

岐阜市のサウンドハンターで

「エソテリック SACDプレーヤー Grandioso K1xの試聴会」があったので聴きに行ってきた。

今回はエソテリックより町田裕之氏の商品説明があった。

なかなか、説明が分りやすく声も良いと思った。

 

ESOTERIC Grandioso K1x

「オーディオ銘機賞 2020 金賞を受賞」

 

今回の試聴システム

アンプはこのエソテリック Garandioso F1 プリメインアンプ

値段 253万円もする。

私はF1でも聴かせてもらったが、試聴会ではCHというスイスのセパレート・アンプで鳴らした。

このF1アンプでも、かなりスケールの大きい音で再現されたし、今回のK1xが良いのか自分の持っていったCDが自宅で聴くより細かい音の表現があり、再現力の違いに驚いた。

 前列に並んでいるアンプの右側が「Garandioso F1 プリメインアンプ」

左側がCHのパワーアンプ

後ろ中央がCHのプリアンプ

今回は下段にあるラックスマンの「電源クリーンシステムES-1200」も使用。

 

スピーカーはB&Wの802

今まで、この802をうまく鳴らしているのが少なかったが、今回はすばらしい音であった。

この写真の商品が今回のK1xである。

値段が上がって 308万円なのだ!!

重量 35kg(一体型にしては重い)

K1xの天板は「セミフローティングトップパネル」といってネジでガチガチに固定していない。

ネジで固定するとどうしても歪が出て音に影響するからだ。

触ると、天板が動くので不良品と思ってしまう人がいるようだ。注意!

前の写真とまったく同じデザインであるのが旧商品のK1である。

値段 253万円

重量 33kg

デザインを変えない理由としてエソテリックの町田さんは、時計のロレックスがまったくデザインを変更しないのと同じで高級機はそんなにデザインを変更しない方が良いと考えている。と話していた。

K1とK1xの違いは。

CDトレー先端に「VRDS ATLAS」の文字が有るか無いかである。

写真は新しいK1xである。

ATLAS アトラスは、町田さんが考えたそうだ。

由来は?

「神々の王ゼウスに天空を支え続ける運命を背負わされた、ギリシャ神話のアトラス神」から取った。

こちらのCDトレーに文字が無いので旧商品K1である。

これがVRDS-ATLAS

従来型はVRDS-NEOという。

ATLASは幅広となり車のように安定感が増している。モーターの重心も低くしている。

写真の左の方の板は、NEOでは切欠いてあったがATLASでは切欠いてないので振動しにくくなっている。

今回のSACDプレーヤーK1xの基礎となっているのが、上位機種の

Grandioso P1X トランスポート(2筐体) 385万円

Grandioso D1X D/Aコンバーター(2筐体) 385万円

合計で770万円もするものだ。

 

写真はDACで新開発の「マスター・サウンド・ディスクリート」の基盤である。

DAC

距離が一定になるよう半円形になっている。

K1xでは、こんなに広く設計できないので円形にはなっていない。(次の写真を参考)

こちらがK1xの「マスター・サウンド・ディスクリート」の基盤である。半円形ではなく中央に直線的に並んでいる。

エソテリックの基盤は、外注で製造してなく全部自社製造であるし、精密基盤を製造している工場で作っているので非常に品質が良いものである。

また、エソテリックのハンダは品質の良いものを使用し普通のハンダとは異なるので修理の時は必ずエソテリックに出してほしいのこと。

K1xの中には、「マスター・サウンド・ディスクリート」の基盤が左右に2つ使用されている。

こちらは、2020年2月1日に世界で限定50台のGold Edition

値段 330万円

 

結論

エソテリックのGrandioso K1xの音は、いままでいろんな製品を聴いてきた中では今回のシステムでの音はスケールが違うと感じさせた。

商品が欲しくなる!!

しかし、値段が308万円ですよ。お金に麻痺してきて買ってしまいそうになった。危ない危ない。落ち着け!

音は、クラシックでは、倍音もしっかり出るし、音像もくっきり出る。音の広がりも大きい。フュージョンJAZZではパンチがある音。いままで気が付かなかった音が出ている。

K1xと旧品K1の比較試聴では、両製品ともいい音なので詳しい表現はできないが、K1xに変わった時には中央に芯がある重厚な音に変わったことは印象に残っている。

試聴会では、CDとMQACDとSACDの比較があったが、MQACDはハイレゾのようなすっきりとした音であり、みなさんはSACDが一番の好みのようであったが、私はSACDが少し重い音に少し感じた。CDも悪くはない。

こんなに高い装置なら、CDをSACD並に再現してほしい。再現していたかもしれない?

エソテリックの良い点は、昨今なかなか新しいものを次々開発する会社が少ないのに3年くらいでどんどん新製品を出すところだろうか。しかし、それが購入者にしてみればこの前買ったばかりなのにもうマイナーチェンジなの!と思われている方がいるはずである。新製品がでれば旧品の値段は下がる。

どちらがよいのでしょう?

私もこの試聴会の日には、Grandioso K1xの音が忘れられなく脳が興奮して眠りが浅かった!

 

では、また。

 

 

 

 

 

 



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