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改訂(第2版) CHASE/黒い炎

2019年10月09日 | ロック

※2018年3月18日に1度ブログを発信した記事ですが、今回コメントをいただき誤字など修正したところがありますので、再度 改訂版として発信しました。私のブログは、1回ごとに完結するよう長い記事になっているため、かなりの方が古いブログも読んでいただいています。本人はすっかり忘れていますが。
1970年代の「チェイス」というロック・グループの話なので、かなりマニアックな話で申し訳ありませんが、さらっと見てください。

以上

 

もう一度、CHASE チェイスになりますが、
シングル・レコードがありますので紹介します。

「SQ4チャンネルのEPレコード」が珍しく、
またステレオ装置の写真も懐かしかったので購入しました。

曲目  A面 「黒い炎  GET IT ON」
   
B面 「リバー RIVER」

 

 題名の文字が「左に走っているデザイン

 ジャケット表

 

 45RPM SQ4チャンネル

やはり、このレコードは、4チャンネルしかなっかたのだろう?

 

※2019年10月6日にYKさんからコメントをいただきました。

「EP盤のほとんどが 「EPIC 83001」という品番のSQ仕様でないものなのでレアでめずらしい」とのことでした。

コメンドありがとうございます。

 

私もブログが1年以上前に書いたものですっかり忘れていました。

LPが当時SQ仕様しかなかったので思いこんでいました。4CHブームであったからです。

 

1995年2月に初CD化されたもの音源は、「4チャンネル」でのミックス・サウンド。

2012年9月に発売されたCDがはじめて「2チャンネル・ミックス」で正しく出ました。

なので、「EPIC 83001」のEP盤も聴いてみないと本当の2チャンネル・ミックスか分りませんね?

2CHのCDとEPのSQ盤と比較試聴しましたが、「黒い炎」はSQの方がセパレーションが広く、パーカッションも良く聴こえ、4CHを意識したミキシングになっています。
2CHは、比較的中央に寄ったミキシングです。「黒い炎」は、SQの方が私は良く聴こえます。

組曲「炎の流れ」の最後の曲「リヴァー」(B面曲)は、2CH・CDの方がシンバル、ギターの音色が綺麗に入っています。
SQとの比較は、SQの方が楽器の広がりがあるミキシングがしてありますが、ほとんど同じ感じです。

 

よって、今回のEP盤を「EPIC 83001」とSQ盤「EPCA-26」を少し聴いても、どちらがSQか分らないくらいと思います。

ジャケットが異なりますから、レアということになるでしょうね。

 

LPの方なら1曲目「オープン・アップ・ワイド」から、トランペットがぐるぐる回り、4曲目「ハンドバックと正装」ではベースがポン・ポン・ポン・ポンと4CHスピーカーを回るミキシングがしてあります。2CHミキシングはまったく音は回らないので、すぐ違いが判断できます。

 

今回、教えていただいたEP盤(EPIC 83001)です。

これには、右下に¥400がなくジャケットの裏面にあります。(※文章に間違いがあったようです)

右下の黒い足元に¥400が微かに見える!!

2019.10.9にYKさんからコメントが届きました。

※先ほどEPジャケット(EPIC 83001)の表面右下には価格¥400が無いと書きましたが、YKさんから指摘があり、実は、微かに足元に青色のような数字¥400があるとのことでした。
発売順番として、このEPIC 83001のレコードの次にSQ盤のEPCA-26が発売され、今度は文字が分るように白数字で¥400と修正されたそうです。

YKさんには頭が下がりますが、チェイスは70年代に少し活動してただけのグループなのにかなり熱心に回答していだだいているので、かなり年配か?レコード・マニアか?中古レコード店の方かな?と見受けられますがどうでしょう?

 

      

EPIC 83001                                     ECPA-26 SQ盤(quadra phonic)

STEREOの文字がある。       45RPMの文字が大きく、SQロゴがある。

 

EP盤の違いに関しては以上です。

 

 

 

 「追跡」という題なので、メンバーが走っているデザイン。

なかなか良いじゃない!

 

 ジャケットの裏

SQ4チャンネルの装置宣伝

今回は、カラー写真!

 

 SQ-3100 値段129800円

これだけの内容、チューナー付、木製、スピーカーも4本

 

 ジャケットの中(開き)

下に人間が走っている感じが面白い。

 

 ジャケット左

 

 ジャケット右

 

 メンバー紹介がシングル盤は、写真の下に①~⑨の番号があり、

下記のメンバー表に番号があり、判りやすくなっている。日本らしい!

 

 やはり、「ドラム」がメンバーにいない

いろんな有名バンドはいますが、結構「ドラム」や「ベース」など無バンドがありますが、バンドを作る時になしで良かったのですかね?

 

 EPICの内袋

 

 レコード左に「SQ]マークがある。

 

 A面

 

 B面

「リバー」は、アルバムでは
B面の2曲目 組曲「炎の流れ(5曲)」の中の1曲。

 

 

結論

音質は、EPもなかなか良い音がします。

以前の装置で聴いていた時には、音が硬めでしたが今はスピーカーのエージングがよくなってきて硬さも取れてきました。

2CH・CD(DSD盤)は、一番高音質であるし、4チャンネルのように音をグルグル回してないので本当の演奏に近く安心して聴けます。
楽器の質感も一番良いです。

 

では、また。

 



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
SQ盤 (YK)
2019-10-06 18:56:10
『やはり、このレコードは、4チャンネルしかなっかたのだろう?』(?) ☜ むしろ,このシングルがレア商品であり,世に出たEP盤の殆どは "黒い炎(GET IT ON)(EPIC83001)(非AQ仕様)" の筈である。
値段表記他 (YK)
2019-10-09 21:50:07
YKです。
当方のコメント内容のブログ反映ありがとうございます。今回もまた気づいたことを追記させていただきます:
・今回ご紹介させていただいた「黒い炎EP盤(EPIC 83001)」の『ジャケット表右下部』にも実は値段表記(¥400)の印刷はあります。確かに画像では見にくいです。見にくい理由は『SQ仕様盤であるECPA-26のジャケット表右下部の¥400の印刷は“白抜文字印刷”であるのに対し,非SQ盤の方は通常の“黒文字印刷”だからです。ちょうどその値段印刷部分のバックはメンバーの足部の黒印刷部になっていて正に“闇の中のカラス状態”になってしまっています。おそらく,この2種のEP盤の発売順は『EPIC 83001(通常盤) ⇒ ECPA-26(SQ仕様盤)』ではなかったかと推測します。つまり,価格表示を見易くするために白抜文字に変更したと思われるからです。
※ 今回のブログコメント追記箇所で一点訂正箇所あり:【SQ盤「ECPA-21」(?)➡「ECPA-26」(〇)】
※ ECPA-26(SQ仕様盤)がレア品であることは,例えばヤフオクなどで“黒い炎 EP”で検索してみるとよくわかりますよ。
チェイス-Live in Budokan 1972- (YK)
2019-10-09 22:30:19
YKです。
ところで,CHASEが1972年に来日し日本武道館でコンサートをした時の貴重な動画が YouTube で観られますよ(TV放映版「黒い炎」:https://www.youtube.com/watch?v=sykv_y9EYBg )。Vo:GG Shinn のクレジットがあるということは第二期の絶頂期のメンバー構成であることが判ります。これは【この上もなく貴重な動画】といえます。なぜなら,この後 Chase はメンバーを変え,セカンドアルバム発表後,たった2年を待たずして解散してしまうからです。更にその上,解散後2年を経てリーダーの Bill Chase は1974年にメンバーを一新して再度グループを結成するも,1974年8月9日,ツアー中の飛行機が墜落し,Bill Chase 他新加入のメンバー3名の計4名が死亡。必然的にバンドは消滅するという悲運を迎えてしまうことになるからです。なぜ,当時のEPIC SONY Japan は “Chase Live in Japan” を(SQ録音で)製作しなかったのでしょうか? 残念この上ないですね。
【⑧ジェイ・バリッド・・・パーカッション】 (YK)
2019-10-21 10:47:07
YKです。今回もまた気づいたことを追記させていただきます:

『 やはり,「ドラム」がメンバーにいない? いろんな有名バンドはいますが,結構「ドラム」や「ベース」など無バンドがありますが,バンドを作る時になしで良かったのですかね? 』

貴殿のこのコメントですが,本ブログでもご画像で紹介していただいている(下から8番目の画像)されているジャズ評論家・故岩波洋三(正しくは岩浪洋三)氏が執筆されている本盤解説文中に:

『 ・・・“ドラム”のジェイ・バリッドはビル・エヴァンスやクラーク・テリー,ベニー・ゴルソンらと仕事をしたことがあり・・・(抜粋) 』

と書かれています。つまり《メンバー紹介》欄記載の【⑧ジェイ・バリッド・・・パーカッション】の“パーカッション”の意味はおそらく『 ドラムを含む“膜鳴楽器(まくめいがっき)=ドラム類”を指す呼称 』と捉えるのが妥当の様ですね。実際,チェイスのライブ動画などを参照すると,確かにジェイ・バリッドがドラムをたたいている映像が確認されます(ただし第1期・第2期に限ります)。

※ 確かによく考えてみればドラムが居ないロックバンドなんて聞いたことがありませんよね。

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