まだまだ寒くなかった頃の話・・・

その日、先生方は学校で大切な会議?があるらしく、部活は休みだと言われていた。

1号は友だち数人とアミューズメントパークに出かける約束があると言ってたのに、

前日の夜更かしが原因で寝坊し「近くまで送ってくれない?」と言われたけど、

「遊びに行くだけなのに何で私が送らなきゃいけないんだムキーと速攻断っていた。

 

不機嫌そうに朝ごはんを食べる1号に小言を言っていたら、

同じクラスの名前を知ってる程度のママからLINEのお誘いがきた。

女子のママだし、休みの日の朝8時半?だったので、朝早くに何の用だろうと思ったけど、

全然親しくないだけに逆に断る事もできずトークに参加したら、

名前を聞いた事も会った事もない?ママを紹介されて、

なんとそのママから「今日うちの娘が1号くんと遊びに行くんですと告げられた。

 

 

 

だ~いぶ話を端折ったけど「遊びに行く」=「デート」だと最初分からず、

てか、一瞬「ん?2人で遊ぶって事?」と思ったけど「まさか~」と自分の中で処理。笑

しかし「1号くんが気をつかってくれたので、場所がうちに近くなってしまった」とか、

「帰りは主人が迎えに行くので、1号くんは○○駅まで送り届けます」とか言われ、

鈍感な私も「これはデートに行くって事なのねポーン!」と気づいた。笑

 

ついさっき自分が1号に言ったなんでそんな遠くまで遊びに行くのよ!」の理由を、

まさか相手のママから聞く事になろうとは・・・あせる

相手の子は中学の反対側に住んでるので、1号なりに気を遣った?らしい。

一通りのLINEでの会話を終え、ふと時計を見る・・・

午前9時を過ぎ、未だに着替えを終えてない1号。

待ち合わせの駅まで間違いなく家から1時間以上かかるだろう。

 

「ねえ、待ち合わせ10時じゃなかった?」

「寝坊したんだから遅刻してけって言ったのお母さんじゃん」

「あ~もう!!近くまで乗せてくから、急いで準備しなさい!」

「は?良いよ、別にぼけー少し遅くなるって連絡するから」

女の子を待たせるんじゃないわよムキー

・・・・とはドキドキしてしまい、この時言えなかった。笑

急に気が変わって送っていくと騒ぐ私を怪訝そうな顔で見つめる息子を車に乗せ、

待ち合わせの数駅前まで行き、「絶対遅刻するな真顔!」と念を押して送り出した。

(待ち合わせ場所にママの車で登場するのは気持ち悪すぎるので数駅前で降ろした)

 

 

 

まさかの出来事に超絶驚いてしまったけれど、

世の中でよく言う「息子を取られた」ショックとか悲しさは一切生まれてこなかった。笑

相手のおうちは、娘から親にカミングアウトがあった?らしく、

“初めての2人だけのお出かけ”って事で気を遣って連絡してきてくれたらしい。

しかし「そんなこんなで私たちも色々知ってま~すラブラブと1号に話すことはできず、

1号が「友だちと遊んできた」風に報告してくる様子を笑いを堪えながら眺めていた笑い泣き

 

今もあちらの親から連絡があったから知ってたとは1号は知らない。笑

一向にカミングアウトして来ないので「反抗期だしね」と思っていたら、

1か月位経った頃、何の前触れもなくLINEでつきあってる子がいます」的な連絡があった。

「何て返信すれば良いのよ~ガーン!」と焦ってツレと相談したのは今となっては良い思い出。笑

すぐにフラれてしまうかなって思ってたけど、この前のバレンタインも貰ったらしいにやり

仲が良いようで何よりです。

 

 

 

・・・・明日は、オバちゃんの私が傍観しててモヤモヤする中1のヒエラルキーの話