自衛隊好きの主婦ですが、何か?

有川浩先生の小説で自衛隊に興味を持ち、只今絶賛勉強中
自衛隊好きの主婦による自衛隊応援ブログです

お知らせ

2018年10月28日 10時00分00秒 | プライベート
「自衛隊好きの主婦ですが、何か?」ブログをご覧頂き、ありがとうございます。

しばらくの間、ブログの更新をお休みさせて頂きます。
音楽まつりが当たらなかったのがショック過ぎて・・・というのは冗談で、まあ、当たらなかったのは事実なのですが(笑)
私事がちょっと立て込んでおりまして、ブログの更新まで手がまわらない状態です。

私の自衛隊愛は不滅ですので、必ず戻って参ります。
申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。



インドネシアに国際緊急援助隊を派遣

2018年10月24日 06時15分00秒 | 防衛省
2018年9月28日にインドネシアのスラウェシ島で発生した大地震と津波から、間もなく1ヶ月となります。
死者は2000人以上、行方の分かっていない人も5000人を超えると報道されています。

外務大臣から国際緊急援助活動の実施について協議があり、10月3日、岩屋防衛大臣は「国際緊急援助活動の実施に関する自衛隊行動命令」を発出しました。
岩屋防衛大臣の着任当日のことで、岩屋氏の防衛大臣としての初仕事ということだったのでしょうか。




防衛省は当日の内に、被害状況の調査や支援のニーズについて情報収集を行う現地調整所要員と、C-130H輸送機1機を現地に向けて出発させました。

航空自衛隊小牧基地を出発する国際緊急援助空輸隊の隊員(航空支援集団第1輸送航空隊等の約50名)



10月5日、インドネシア共和国カリマンタン島バリクパパンに到着、翌6日からはカリマンタン島バリクパパン及びスラウェシ島パル間で物資輸送活動を開始しました。








救援物資の輸送に加え、インドネシアの医療チームの空輸や被災された方のパルからバリクパパンへの空輸も行っています。










現地で活動されている自衛官の方々の様子を是非ご覧ください。




























現地では女性自衛官も活躍しています。






インドネシア国際緊急援助空輸部隊と現地調整所で活動されている皆さん、ありがとうございます!

愚直な彼らに光を~国民の自衛官2018~その1

2018年10月22日 06時15分00秒 | 陸・海・空自衛隊
去る平成30年10月10日、「国民の自衛官」表彰式が東京都新宿区のホテルグランドヒル市ヶ谷にて執り行われました。
国民の自衛官は、フジサンケイグループが主催し、「国民に感銘を与えた頼もしい自衛官」「やさしい自衛官」「強い自衛官」などを選出し表彰する民間では唯一の自衛官表彰制度で、平成14年度からはじまり、今回で16回目を迎えました。

長年、国民の自衛官表彰式には三笠宮寬仁親王殿下がご臨席になっておられましたが、薨去されてからは長女の彬子女王が臨席されています。




「任務に全力」決意新た 第16回国民の自衛官表彰式 三笠宮家の彬子さまがご臨席
2018.10.10 産経新聞
https://www.sankei.com/politics/news/181010/plt1810100029-n1.html
 国際活動や災害派遣などで著しい功績のあった自衛官を顕彰する「第16回国民の自衛官」の表彰式が10日、三笠宮家の彬子さまをお迎えし、東京都新宿区のホテルグランドヒル市ケ谷で開かれた。

 式に出席した産経新聞社の飯塚浩彦社長が、今年は西日本豪雨や北海道地震など大規模災害が多発したことに触れ、「今、この瞬間にも救援や復旧作業などの活動に尽力されている自衛隊の方々に深く敬意を表するとともに、被災地の皆さまの安全と一日も早い復旧を心からお祈り申し上げます」とあいさつした。

 彬子さまはお言葉の中で、西日本豪雨での自衛隊員や幹部候補生の活動をご紹介。「今までの受章者の中にも、誰一人として特別なことをしようとか、名を上げようと何かをされていた方はおられませんでした。災害派遣などの任務も当たり前のやるべきこととして取り組んでくださっていることに感銘を受けました」と述べられた。

 来賓代表であいさつした原田憲治・防衛副大臣は「国民の安全と平和を守り抜くという任務の重さを改めて認識し、全国の隊員のさらなる模範となるべく、一層努力されることを期待します」と激励した。

 選考経過の報告に続いて、飯塚社長が受章者に表彰盾を、同席した夫や夫人に記念品を贈呈した。

 受章者を代表し、航空戦術教導団司令部研究部の坂本大助2等空佐(49)は「自衛官に求められる役割も日々多様化している中、国民のために危険を顧みず職務を全うする思いを忘れず、この先もそれぞれの部隊で、与えられた任務に全力で取り組んでいきます」と決意を語った。



次回からは、第16回国民の自衛官を受章された方々をご紹介していきたいと思います。

平成30年度自衛隊記念日観閲式

2018年10月20日 06時15分00秒 | 陸上自衛隊
10月14日、陸上自衛隊朝霞訓練場において、平成30年度自衛隊記念日観閲式が挙行されました。









今回の観閲式では、航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F-35Aが2機、初めて展示飛行を行うということで話題になっていました。




その他、米海兵隊と陸上自衛隊・水陸機動団のAAV7が合同で祝賀車両行進を行いました。




ここで、安倍総理大臣の訓示をご紹介したいと思います。


 この朝霞の地で、私自身3度目となる観閲式に臨み、士気旺盛な隊員諸君の勇姿に接することができ、大変うれしく思います。




 冒頭、この夏に相次いだ自然災害によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りします。
被災された全ての皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

 現場には、必ず、諸君たちの姿がありました。

 民家が土砂に押し潰されている。
土砂崩れの一報に、隊員たちは、倒木を乗り越え、ぬかるみに足をとられながらも、休むことなく歩き続けました。




体力の限界が近づく中、立ち尽くす御家族を前に、最後の気力を振り絞り、全員を救出した。

 さすが自衛隊。

被災者の方々にそう言っていただける能力、そして、何よりも、その志の高さを、改めて証明してくれました。

 
自衛隊の災害派遣実績は、実に4万回を超えています。

 自然災害だけではありません。

悪天候で交通手段が断たれてしまう離島において、患者の命を救うには、一刻の猶予もない。
こうした中での緊急輸送は、正に、国民の命綱です。


 

「緊急搬送要請あり。直ちに出動せよ。」

 11年前。
一人の女性の容態が急変し、危険な状態に陥っているとの一報が、那覇駐屯地に入電しました。

建村善知(たてむら よしとも)一等陸佐率いる4人のクルーは、躊躇(ちゅうちょ)なくヘリに飛び乗り、鹿児島県徳之島に向けて、漆黒の闇が広がる空へと飛び立っていきました。
 現地は、一面の濃霧が広がり、着地目標のグラウンドは、視界不良。
垂れ込めた雲が進入を阻みました。

 「あと一度、進入を試みる。」

 容態は一刻を争う状況の下で、建村一等陸佐は、これまでの4,800時間を超える飛行経験と自衛官人生の全てを傾け、着陸に挑み続けました。
地上の管制官に、近くの徳之島空港への着陸調整を依頼するなど、最後まで決して諦めませんでした。
これに応え、地上にいる隊員たちも、最善を尽くしました。
 
「ありがとう」
 
管制官への感謝の言葉が最後となりました。

4人が再び基地に戻ることはなかった。
建村一等陸佐は、かつて、部下の隊員たちに、こう語っていたそうであります。
 
「自分たちがやらなければ、誰がやる。」

 
全国25万人の隊員一人一人の、高い使命感、強い責任感によって、日本は、日本国民は、守られている。


 事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託に応える。

諸君の崇高なる覚悟に、改めて、心から敬意を表します。

 24時間、365日。

国民の命と平和を守るため、極度の緊張感の中、最前線で警戒監視にあたり、スクランブル発進を行う隊員たちが、今、この瞬間も日本の広大な海と空を守っています。

 我が国の平和を守り、アジア・太平洋の平和と繁栄の礎を築く。

北朝鮮に関する国連安保理決議の完全な履行を果たしていくために、米国、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドといった同志国と手を携え、瀬取り防止のための警戒監視活動に当たっています。




 自らの意思でこの困難な道に進んでくれた諸君。
ただひたすら国民のため、献身的に職務を遂行する諸君は、日本の誇りであります。

 領土・領海・領空、そして国民の生命・財産を守り抜く。
政府の最も重要な責務です。
安全保障政策の根幹は、自らが行う継続的な努力であり、立ち止まることは許されません。

 この5年余りの間に、我が国を取り巻く安全保障環境は、格段に速いスピードで不確実性を増し、厳しいものとなりました。

 今や、安全保障のパラダイムは大きく転換しつつあります。
宇宙、サイバー、電磁波といった新たな分野で競争優位を確立できなければ、これからこの国を守り抜くことはできない。

 この冬に策定する新たな防衛大綱では、これまでの延長線上ではない、数十年先の未来の礎となる、防衛力の在るべき姿を示します。

 日々刻々と変化する、国際情勢や技術の動向に目を凝らし、これまでのやり方や考え方に安住せず、それぞれの持ち場で、在るべき姿に向かって、不断の努力を重ねていってください。

 私は、自衛隊の最高指揮官として、諸君と共に、国民の命と平和な暮らしを守り抜き、次の世代に引き継いでいく。
そのために全力を尽くす覚悟です。

 我が国の平和は、一国で守りきれるものではありません。
積極的平和主義の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄に、日本ならではのやり方で、これまで以上に貢献していく決意であります。

 マグニチュード7.4の大地震と津波の被害を受けたインドネシアでは、C-130輸送機で現地に駆け付けた49名の隊員たちが、今も、被災された方々の命をつなぐ活動を行っています。




 ソマリア沖・アデン湾では、国際社会の平和と繁栄のため、他国の部隊と力を合わせ、全力で、シーレーンの安全確保に当たっています。




 灼(しゃく)熱のケニアでは、アフリカ各国のPKO派遣部隊の訓練に汗を流す隊員たちがいます。

 シエラレオネから参加した女性もいます。

今は、アフリカの他の国々の国づくりの支援に積極的なこの国も、少し前までは、同じ国民同士が戦う激しい内戦が続いていました。
その最前線にあって、彼女は銃を取る他なかった。
兵士として戦いに参加してきました。

 ケニアにやってきた彼女は、自衛隊の指導の下、まず、文字の読み書きから始めました。
様々なことを学ぶ中で、クレーンの重機操作も上達しました。

いよいよ母国へと戻るその日、彼女はこう語ったそうであります。

 「平和に貢献できることが、本当にうれしい。」




 彼女を始め参加者たちが、日本から学んだ技術を基に、道路や橋を築く。
やがて、通りには多くの人が行き交い、子供たちの笑顔があふれるでしょう。

 自衛隊がアフリカの大地に植えた平和の苗は、やがて大輪の花を咲かせるに違いありません。
彼らは、アフリカの平和な未来を背負って(しょって)立ち、共に、世界の平和と繁栄を守ってくれるはずです。

 その大きな誇りを胸に、諸君には、国際社会の平和と安定に向けて、これからも、一層、力を尽くしてほしい。
大いに、期待しています。

 今や、国民の9割は、敬意をもって、自衛隊を認めています。
60年を超える歩みの中で、自衛隊の存在は、かつては、厳しい目で見られた時もありました。
それでも、歯を食いしばり、ただひたすらに、その職務を全うしてきた。
 正に、諸君自身の手で、信頼を勝ち得たのであります。

 次は、政治がその役割をしっかり果たしていかなければならない。

 全ての自衛隊員が、強い誇りを持って任務を全うできる環境を整える。
これは、今を生きる政治家の責任であります。私はその責任をしっかり果たしていく決意です。

 御家族の皆様。
 日々の訓練はもとより、厳しい状況の下でも、勇気を奮い立たせ、高い使命感を持って任務を遂行していく。
その拠(よ)り所は、御家族の皆様方にほかなりません。
 大切な伴侶やお子様、お父さん、お母さんを、隊員として送り出してくださっていることに、最高指揮官として、心から感謝申し上げます。

 隊員諸君。
 私と日本国民は、常に、自衛隊と共にある。
その誇りを胸に、自衛隊の果たすべき役割を全うしてください。

 自らの職責の重要性に思いを致し、気骨を持って、日本と世界の平和と安定のために、ますます精励されることを切に望み、私の訓示といたします。

平成30年10月14日
自衛隊最高指揮官
内閣総理大臣
安倍 晋三



訓示の中で取り上げられていた建村善知1等陸佐と3人のクルー(坂口弘一2等陸佐、岩永浩一陸曹長、藤永真司陸曹長)は、陸上自衛隊第1混成団第101飛行隊(航空自衛隊・那覇基地に駐屯)に所属されていました。
平成19年3月30日21時15分頃に鹿児島県知事から急患輸送の災害派遣要請を受け、那覇から鹿児島県徳之島の徳之島総合グラウンドへ向かいました。
しかし、視界不良のために徳之島空港へ航路を変更し向かう途中、天城岳の北部に墜落し4人は殉職されました。

当時は第1次安倍政権の時代でしたが、平成19年4月15日に航空自衛隊那覇基地内で行われた建村1佐はじめ4名の殉職隊員の葬送式に安倍総理が参加されました。
自衛隊の葬送式に総理大臣が自ら出席するのは異例なことなのだそうです。



この件をきっかけに急患輸送の問題点がいろいろと改善され、現場同士が直接やりとりをして患者や現地の天候などの情報を収集できるようになったり、急患を輸送する自衛隊機に医師か看護師が同乗するようになったりしました。

墜落現場の徳之島・天城岳山頂には慰霊碑が建立されました。



急患輸送を依頼した徳之島徳洲会病院の職員の方々も、毎年、墜落現場と慰霊碑の清掃活動を行っているそうです。
http://www.tokunoshima-tokushukai.com/info/100.html


こちら↓の政府インターネットテレビのサイトでは、今回の観閲式のダイジェストが見られますので、よろしければご覧ください。
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg17840.html


自衛隊殉職隊員追悼式

2018年10月18日 06時15分00秒 | 陸・海・空自衛隊
平成30年10月13日、東京・市ヶ谷の防衛省において、安倍晋三内閣総理大臣ご臨席の元、平成30年度自衛隊殉職隊員追悼式が執り行われました。
この1年間で殉職された自衛隊員の方々は、陸自8柱、海自15柱、空自6柱、事務官1柱の合わせて30柱、自衛隊の前身である警察予備隊が昭和25年に発足されて以降、1,964柱にのぼります。




安倍総理は追悼の辞で次のように述べられました。

「平成30年度自衛隊殉職隊員追悼式に当たり、国の存立を担う崇高な職務に殉ぜられた自衛隊員の御霊(みたま)に対し、謹んで、追悼の誠を捧げます。

 この度、新たに祀(まつ)られた御霊は、30柱であります。

 国民の命と、平和な暮らしを守り抜く。
この最も重要で、最も困難な任務を志した皆様。
空で、海で、そして陸で、それぞれの持ち場において、強い使命感と責任感を持って、職務の遂行に全身全霊を捧げられた皆様は、この国の誇りであります。



 私たちは、その勇姿と名前を永遠に心に刻み付けてまいります。
同時に、かけがえのない御家族を失われた御遺族の皆様の深い悲しみと追慕の念に思いを致すとき、悲痛の念に堪えません。
改めて、ここに祀られた、1,964柱の御霊に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表します。

 その尊い犠牲を無にすることなく、御意志を受け継ぎ、国民の命と平和な暮らしを断固として守り抜いていく。
そして、世界の平和と安定に貢献するため、全力を尽くすことを固くお誓いいたします。

 今一度、御霊の安らかならんことを、そして、御遺族の皆様の御平安と末永い御健勝をお祈り申し上げ、追悼の辞といたします。」





政府インターネットテレビ 自衛隊殉職隊員追悼式
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg17838.html?t=104&a=1


自衛隊殉職隊員追悼式に出席された、ヒゲの隊長こと佐藤まさひさ参議院議員のFacebookです。








日本の繁栄と安全、それを享受している私たちの生活は、国防の任を担ってくださっている自衛隊員・自衛官の方々がいらっしゃるからこそ成立しているのだということを、決して忘れてはならないと思います。
お亡くなりになった、自衛隊員、自衛官の皆さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。