甥っ子が二歳も過ぎて、よく魔の二歳児だとか聞くのでわくわくしていたのだけれど、相変わらずいつも上機嫌らしい。
つまらんな、と思っていたら、一昨日姉から「ご飯を食べていたらいきなり泣き出してなにをしても泣き止まない。しかも怒り狂ってわたしのことを叩いてきた。こんなことは初めてだ」と電話が掛かってきた。
とうとう世の中気に食わないことばっかりだ、ということに気づいてしまったんだね、と笑いながらビデオ通話越しに見守っていたら、どうやら汁物をお椀から啜りたくて泣いていたらしい。
普段はスプーンを使ってちまちまを食べるのだけれど、大人がやっているようにお椀を持って汁を啜りたかったのに自分ではできないからそのジレンマに腹を立てて泣いていたようだった。お椀を口元に持っていってあげたら途端に機嫌が良くなって笑ってしまった。
「こんなのなにが正解かなんてわからないよ」と姉が言うので確かに、と思いました。電話越しで傍観している分には面白かったです。


最近はひたすら創作に打ち込んでいました。とにかく書いて書いて書きまくってはいるのだけれど、書きたいシーンだけ書いて順番はバラバラなので、完結までは程遠いです。
ふっと思いついた文章をただ書き連ねていって、最終的にあちこち移動させたり繋げたりしてなんとか物語という体裁を整える、という書き方なので我ながら効率が悪い。

最近はもっぱら野生動物のように本能で動いているような粗雑で暴力的な女の子と皮肉屋で寂しがりやの援交少年の話を書いています。
男前女子を暴れさせるの楽しい。言葉よりも先に手や足が出るようなヒロインです。
美少年の過去のトラウマだとかマイノリティに対しての偏見だとかをうだうだと書いたり、自分の好きな要素をこれでもか、というほど詰め込んでいるので書いていてとても楽しい。
テーマは性と暴力と愛と執着、みたいな感じ。愛されたいのに愛され方のわからない、子供と大人の話です。
登場人物全員一歩間違えればストーカーになりそうなほど愛が重い。