スポンサーリンク

2019秋の九州プチ旅5

2019秋の九州プチ旅5

由布岳の登山を終えて、別府市を通過して、大分県日出町にある回天記念公園へ

回天とは先の大戦の時に日本海軍が行った人間魚雷のことです。戦況が思わしくなかった昭和20年4月に、当時に余っていた魚雷を人間が操縦できるように改造して自爆魚雷として計画された特攻兵器です。

↓これが回天の実物大模型

全長が十メートル以上あり思った以上に大きいです。

当然、人間魚雷ですから搭乗員は自爆。特攻兵器です。

幸いなことにこの大神基地から一度だけ愛媛に出撃したそうですが、誰一人として特攻することなく終戦を迎えたそうです。終戦後に一人の士官が割腹自決したのが唯一の死者だとか。

あの当時の事は記憶に留めておかなければいけないと感じました。

 

次に向かったのが、これも今年の春の旅で行けなかったところ。大分県立歴史博物館

ココは前に来た時は改装中で休館でした。宇佐神宮のすぐ近くの施設です。

この日はたまたま特別展のギャラリートークが行われるという事で、折角なので参加させていただき聞かせていただきました。

まあ、地元の人に対する地域の素晴らしさを語る感じのお話しでした。平たく言えば大分が歴史的に有名な人たちと色々な関わりがあったよっていうお話でしたかな。

だけども学芸員さんの生のお話はなかなか面白いです。前日の伊都国博物館の時もそうだったけど、今後は博物館や資料館ではなるべく学芸員さんやボランティアガイドさんのお話を聞こうと思いました。ただ単に展示を見るよりも、何倍も勉強になり楽しいことがわかりましたからね。

で、次に先ほど行った回天記念公園で施設紹介されていた宇佐平和資料館へ行くことに。

ココは映画、永遠のゼロの撮影で使われたレプリカの零戦が展示されています。

↑岡田准一がこれに乗って撮影したんでしょうね。

この宇佐の地は海軍航空隊があったそうです。

↓は桜花です。

桜花とはいわゆるミサイルですよ。それに回天と同じように人が乗って操縦できるように改造した特攻兵器。

ミサイルだから桜花自身で飛ぶ事はできません。一式陸上攻撃機という飛行機に吊り下げられて、敵艦を発見したら切り離しをされ、命中率を上げるために目標まで搭乗員が誘導していく特攻兵器。

この桜花の中には1.5トンの爆薬が入ってるとか

零戦などの神風特攻隊の前に特攻の先駆けとして実戦投入された特攻隊。

一式陸上攻撃機に桜花が吊るされて出撃した時に、アメリカ軍のレーダーに捕捉されて迎撃にあい、搭乗員の乗っている桜花を吊り下げたまま、米軍機に一式陸上攻撃機は撃墜され全滅したとか。。特攻の桜花が攻撃機に吊るされた状態で、桜花の搭乗員は散っていったとか。

 

こんな特攻兵器を考え、実戦投入していった当時の日本軍の指導部の思考回路って、、指導部だけでなく、それを受けて特攻兵器を開発した技術部や作戦投入していった現地司令官て、、

今の感性で考えたらありえないけど、あの当時は人の命を消耗品と考えるのが当たり前だったのか??

ほんの70年前の出来事なのに、たった70年前の人達の考えなのに、

日本中が集団カルトにかかっていたような状態だったのかな。。

 

 

もう一泊しようかとも思ったけど、少し喉が痛くなり始めたので、ココで今回の旅は終わり。

ココからは高速道路で広島まで帰宅することに。

やはり高速道路は早い。4時間で午後9時に帰宅。

高速代は休日割引で4500円

 

今後は、下道で4時間を超える場合は高速道路を使う方針にしようかなと。ただし、その場合は休日割引のある日限定で(笑)

コメント