駆け出し外資サラリーマンの投資日記

駆け出し外資サラリーマンの雑記

米国株投資、ビジネス、IT、マンガ、ライフハックに興味があります。自分の関心事や考えたことを書きます。


【働き方】うんこプロジェクトから逃れた話


まず、うんこプロジェクトを定義しようと思います。下記の3つを満たせば、うんこプロジェクトとします。

①前提/体制が変わる(これをアジャイルと呼ぶ輩もいる・・・)

⇒過去の資料にある体制図と現在の体制図がほぼ入れ替わっている。その結果、初期メンバーがほぼチームに在籍しておらず、有識者のいない中で手探りで日夜残業していることが多いです。

②プロジェクト期間がどんどん延長されていく

⇒当初3か月間のプロジェクトと聞いていたものが、少しずつ伸びていき、気づけば数年単位で遅延している。

③PMO(進捗管理)の図体が大きい

進捗管理のみで実作業をしない人数>実作業をしている人数という式が成り立つとかなりやばいです。船頭を多くして、なんとやら状態です。どんどんめんどくさいルールが追加され、現場が疲弊していきます。

さらに、ひどい場合には

④古い技術/メンバーのスキルが身につかない

⇒組織としては必要な仕事だが、作業者にとってはおいしくない仕事であることが多いです。トイレ掃除やコンビニレジ打ちのようなものです。社会にはとても必要ですが、トイレ掃除を続けた人の時給が上がることはなく、上を目指せることはないです。システム開発であれば、テスターであり、間接業務であれば、単純な入力/集計作業です。

という要素も加わります。

この手のプロジェクトはすぐに退散することをおすすめします。昨今の技術進歩は速いです。2~3年経てば、最新だった技術が古い技術とみなされ、仕事の前提自体が変わってしまいます。現時点で古いものは言わずがもです。

私が新卒で就職活動していた時期はメガバンクや大手製造メーカーは花形でしたが、今はリストラの嵐です。そのような中で、明らかにイケてなくて、古い技術/仕組みに携わるような仕事は若手がやるべきではありません。年配の人は古いものを知っていることに価値があると言う人はいますが、信じてはいけないと考えます。古いものは知っているに越したことはないですが、古いものと新しいものどちらしか選べないとすれば、どちらを選ぶべきは明白です。

高校の授業でいえば、古文をよく知っているよりも英語やプログラミングをよく知っている方が社会に出て、役に立つ可能性が高いです。年配の偉い人のポジショントークに惑わされてはいけません。偉い人は損な役回りをしてくれる生贄を説得しているに過ぎません。

私は①~④全てあてはまるようなプロジェクトに従事していたことがあります。これはやばいと思い、自分が考えられる色々な手段を講じて、短期間で脱出しました。しかし、脱出することは簡単ではありませんでした。あの手、この手で逃さないようにブロックされますが、それをはねのけました。圧力をはねのける経験は、営業や交渉といった場面でも役に立ちます。嫌われることを恐れてはいけません。嫌われることを避けるあまり、損する人が一定いると感じます。

 

 追伸

何が古いかイケてないか判断するには知識が必要です。ビジネスモデルの知識を得るにはこの本が手っ取り早いです。