離婚したからこその人生 | 無言歌 songs without words

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自分解放。素の自分で生きていく。

nanten


写真は南天です。

 

南天は、難転。

 

難を転ずる、ひっくり返すという

縁起のいい植物です。

 

難を転ずる人生。

 

私の人生にもそれなりに難はありました。

一番最近の難は離婚です。

 

しかも、
結婚→長年勤めた会社の退職→
地方へ引っ越し→
元夫と元姑からのモラハラ→離婚・・・
を、わずか1年足らずで実施。

 

人生最大の山場だか谷間だか…でした。

 

それまでの人生にも、小学生時代からずっと、
定期的に私の人生に現れては
私を攻撃する人たちに難を感じていました。

 

どうして攻撃されるんだろう。
どうして敵意を向けられるんだろう。
どうして自分勝手な人ばかり寄ってくるんだろう。

 

その原因を知るより先に、
私は義家で爆発してしまいました。

 

「もうやめてくれ」

「たくさんだ」

…と。

 

私はそんなひどいことをされたくない。
あなたが罵るほど私はダメな人間じゃない。

 

そんな魂の叫びのような想いが噴き出すほどに、
毎日怒鳴られ、説教され、否定される結婚生活でした。

 

でも、
私にとってはその魂の叫びが必要だったのだと
今は腹の底から思っています。

 

なぜなら私の奥底には
自己否定と無価値観が根を張っていたからです。

 

相手が自分をダメな人間だと言えば、
そうなのかもしれない…直さなければ、
なんて思っていました。

 

自分の想い、判断基準、人生の主導権を
相手に明け渡してしまっていたのです。

自分が一番、自分を虐げていました。

 

そうして結局、
自分が自分の価値を感じていないから、
そう思わせるような人たちばかりを
周りに近寄らせていました。

 

嫌なら、離れればよかったんです。
嫌なら、やめてと意思表示すればよかったんです。

 

私が、彼らに、私をいじめさせていた。
自分の無価値感を証明するために。

 

嫌な状況から抜けようと行動せず、
ただ嫌だ嫌だと悩んでいるのは、
嫌な環境にYESと言っているのと同じこと。
自分で招いている結果なんです。

 

仕事を辞めて地方へ嫁いだので、

離婚すれば無職になり、

仕事を探すところから

人生をやり直さなければなりません。

 

それでもいいから、ここから脱出したい。

明日からどうやって生きていくのかわからないけど、

それでもNOを言いました。

 

私はもっと心地よく生きていたい。
悪口や罵倒や説教ではなく、
愛や優しさや穏やかさやユーモアのある
会話をしたい。
人を否定しない、寛容な人と一緒にいたい。

 

自分が何を求めているのかが、
その真逆を生きることによって

やっとわかったのです。

真逆を生きなければ、

私はわからなかったのかもしれません。

 

あの結婚は、私にとっては確かに難でしたが、
結局は、自分が嫌なことに対してNOを言う、
自分の生きる環境は自分で選ぶ、
そんな「自分軸」に転じました。

 

元夫も元姑も、
私が殻を打破する手助けをするために
現れてくれたのかもしれず、
そう思うと出会えてよかったと思います。

 

難がおのずと転ずるのではありません。

自分が転ずる(変わる)から、難も転ずるんですね。

 

難を転ずる。自分で。

それは結局、

難そのものがなくなるということ。

 

それが自分軸で生きるということだと
今は思っています。

 

離婚したからこそ得られた

自分に軸のある人生を、
今生きています。

 

 

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