大気圧バリア放電、プラズマ、殺菌、脱臭、表面処理、有害ガス分解、環境対策、カビ、ウイルス、耐熱性薄膜、オゾン、OHラジカル、新型コロナウイルス

変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

プラズマ消毒の効果について

f:id:techfp8329:20200519152402j:plain

消毒の道具 足元を消毒しよう

 前回オゾンが新型コロナウイルスに効果を発揮したという奈良県立医大の情報をおつたえしましたが、オゾンの濃度といい時間といいどうも腑に落ちない点が多いのも事実です。報道の内容によれば、あれだけの濃度のオゾンを人間がいる場所では使うことは出来ないし、ウイルスにアタックする時間をみてもどうも脂質過酸化作用によるものとは思えません。これだけの時間を要することでウイルスを絶滅させるということは違うメカニズムが使われていると考えられます。ちょっと考えるとウイルスを窒息死させているようなイメージが湧いて来るのですが真相はどうなんでしょうか。

 

 しかし、プラズマが発生させるものはオゾンよりも酸素や窒素の自由電子やイオンがの量が遥かに多く、インフルエンザウイルスに関しては自由電子やイオンによる脂質過酸化作用によってエンベロープが破壊され数秒でウイルスが死滅するという報告例は数多く出ていますので、同じコロナウイルスであり、エンベロープを持っていることを考えればプラズマが作り出す酸素や窒素の自由電子やプラスイオン・マイナスイオンが効果的に働いているものと考えられます。自由電子やイオンは小さなプラズマ発生装置でも膨大な数が空間に放出され空間で出会う物質を変化させて行きます。ですから、空気感染のもととなる空間を漂うウイルスにも容赦なくぶつかってエンベロープを破壊していきます。ただ、空間を漂うウイルスをにするかと言えばそれはわかりません。0見することはないにしても、空間を漂うウイルス数を減少させるのは可能だと考えます。

 前回ウイルスの曝露量ということを書きましたが、新型コロナウイルスに限ったことではありませんが、ウイルスが1個とか2個身体に入ったところで感染にはいたりません。感染するために数千個とか数万個のレベルで身体に入ることが必要になってきます。ですからウイルス0を目指すのではなく、ウイルスを100分の1あるいは1000分の1に減らすだけでも十分に効果があると考えられます。

 また、もっと本質的な現象を見れば、人間の飛沫で飛び散ったウイルスの多くは床に落ちると言われています。そして、その床に張り付いたウイルスの上を歩くことによって、ウイルスが飛び上がりやすくして空間を漂うようにしてしまうのです。

 そうしたことから考えれば、人間の生活空間の膝より下の部分を重点的に消毒することで、ウイルスの数を大きく減らせると考えます。エンベローブウイルスはプラズマが生み出す多種類の自由電子やイオンによって脂質過酸化反応を起こして死滅することもわかっているわけですからそれをどうやって利用するか知恵の見せ所です。

 ただ、このような効果が分かっていても、プラズマを発生することにコストがかかってしまったのでは、せっかくの武器を使えないことになってしまいます。だからこそ、優秀な武器を安価で手にできる弊社のプラズマ発生装置はこの時代にこそ必要だと考えているのです。