8月2日~8月4日にかけて札幌市(北海道)で行われた、日本遺伝カウンセリング学会に苔口先生と参加してきました。

 

今回は特に、第26回日本遺伝子診療学会との合同学会であったため、普段はこの学会には参加されない国内の専門家の先生方から色々と学ぶことが多くありました。

 

 

 

 

当院からは、『当院における出生前診断を目的とした遺伝カウンセリングの現状と課題』と題しまして、私のほうから当院の体制や2019年1月~3月までに出生前診断に関する遺伝カウンセリングを受けた方の考えの変化についてまとめたものを発表しました。

 


 

 

発表内容を簡単にまとめると、下記の通りとなります。
 

・当院では胎児超音波検査(通称:胎児ドック)の希望が最も多かった
・遺伝カウンセリングを受けた約20%の方は検査を受けないことを選択した
・遺伝カウンセリングを受けた約30%の方は、当初受けたいと思っていた検査と違う検査を選択した

つまり、遺伝カウンセリングを受けることで検査を受けるのか受けないのか、どの検査を受けるかなどの考えが変わる方もいらっしゃるということがわかりました。

出生前診断の遺伝カウンセリングは、「この検査がお勧めですよ!」ということや「受けなくてよいのでは・・・?」ということを支持する場ではありません。

あくまでご夫婦自身が考え、納得できる選択ができるようにお手伝いをするという場となります。

今後も学会で色々アドバイスなどもいただいたので、よりよいお手伝いができるように頑張ってきたいと思います。

おまけ・・・北海道には美味しいものがたくさんでした!

 

 

 

 

(文責:[培養部門・認定遺伝カウンセラー] 中原 恵理  [理事長] 塩谷 雅英)

 

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