前回、難治性の不妊の方へのPRP(多血小板血漿)を用いた治療についてご紹介しました。

では、実際にどのように行われるのでしょうか。
今回はPRP治療の流れを、ご紹介したいと思います。


PRP治療は人工授精や、胚移植を行う月経周期に2回、子宮腔内へPRPの注入を行います。

実際の流れは、当日まず採血(約20ml)を行います。
採血した血液を処理し、約1mlのPRPを調製、抽出します。これに要する時間は約30分程度です。
抽出したPRPを、カテーテルというチューブを使用して、子宮腔内へ注入します。

1回目は通常、月経周期の10日目頃、2回目はその約48時間後(月経周期12日目頃)に上記の処置を実施します。

その後、人工授精や、胚移植を行うという流れになります。
 

 

 

治療をご希望され、PRP治療の適応と判断された場合は、十分な説明を受けていただいた後、同意書の提出をいただいております。

また、当院で不妊治療を受けておられない方でも、PRP治療を受けていただくことが可能です。
まずは受診いただき、ご相談ください。


不妊治療でなかなか結果が出ないという方にPRP治療がお役に立つことができれば幸いです。
 

 

 

以前の記事もご参照ください

難治性の不妊の方へのPRP(多血小板血漿)を用いた治療を行っています

 

 

文責:[不妊コーディネーター部門] 山本 健児  [理事長]  塩谷 雅英

 

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