去る8月23日に開催されました、
第15回 日本レーザーリプロダクション学会学術集会
に参加してきましたので、ご紹介したいと思います。
今年の本学会は、当初3月に予定されていましたがCOVID-19の影響により、8月に延期されての開催となりました。
主催者はもちろん参加者も含め、万全の感染対策のもと実施されました。
かなり広い会場に、十分に間隔を取った座席が設けられ、参加者どうしの密を避けた配慮がなされていて安心して参加することができました。
レーザーというと思い浮かぶのは、赤や緑色の真っすぐ遠くまで届く光線ですね。
あのように一定の種類の光(目に見えないものも含む)を散乱しないように一定の方向に発振する装置あるいは光のことをレーザーというそうです。
レーザーは様々なところで利用されていて、身近なところではDVDやブルーレイディスクの読み取りなどにも使われています。
医療では手術に使うメスなどが代表的でしょうか。
不妊治療の領域では、体外受精治療で受精卵に対して行う補助孵化療法(アシステッドハッチング)、や統合医療として低反応レベルレーザー(LLLT)治療などに利用されています。
レーザーと不妊治療についてはまだまだ解明されていないことも多いのですが、レーザーの持つポテンシャルや可能性を感じる講演をたくさん聴くことができました。
シンポジウムでは当院の苔口昭次院長が
「体外受精の成績向上のためのLLLTと統合医療について」
という題名で講演しました。
オンライン開催でなく、実際にその場に集まることでとても活発な意見交換がなされていたように感じました。
来年の第16回学術集会は、その苔口院長が大会長となり、神戸で開催される予定です。
「生殖医療へのレーザー応用の進化、深化そして真価を探る」
というテーマを掲げ、実りある学会にできればと考えています。
以前のハナブロ記事もご参照ください
レーザー治療が7月よりリニューアルします スーパー ライザーを導入
文責:[不妊コーディネーター部門] 山本 健児 [理事長] 塩谷 雅英
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