ご質問
はじめまして。
色々なブログを読んでいるうちに、英ウィメンズクリニックさんのブログにたどり着きました。
現在41歳で、35、38歳で2人の男児を出産しました。
3人目が欲しくて、40歳で採卵しましたが、昨年10月、今年の3月、9月と3回連続で8週で流産が続いています。
不妊センターからは不育症のクリニックさんへの紹介状をいただき、来月初診に向かう予定ですが、流産手術をした産婦人科の医師の見解は、年齢が高く、良い受精卵ではなかったのだから、不育症の検査は無意味だと思うと言われ混乱しています。
残っている胚盤胞は後ひとつで、主人は子どもも2人いるし、これ以上の採卵は望まないとのことでした。
着床前診断で異常のない卵を戻す方が、これ以上の流産を避けるにも望ましいことはわかっていますが…。
1 体と心の調子を整えて、不育症検査は受けず後1つの胚盤胞にかける。
2 不育症検査を受けてから、最後の移植をする。
3 1番グレードも低いので、流産のことも考え諦める。
ちなみに、片方の卵管が閉塞していて、そちら側からのみの排卵ばかりで、自然妊娠は難しいこと、採卵では多くとれるのですが(30個以上)、胚盤胞になれるのは1から3こまでと確率も低いです。
先生方の見解を伺えたら嬉しいです。
お忙しい中、お手数をおかけして申し訳ありません。
お答え
ハナブロをお読みいただきありがとうございます。
ご質問メッセージありがとうございます。
3回連続の8週流産とは、さぞお辛かったでしょうね。
次の移植はうまくいって欲しいと心からお祈り申し上げます。
さてご質問についてですが、質問者様ご自身も
1 体と心の調子を整えて、不育症検査は受けず後1つの胚盤胞にかける。
2 不育症検査を受けてから、最後の移植をする。
3 1番グレードも低いので、流産のことも考え諦める。
の3通りを考えていらっしゃるのですね。
結論から申し上げますと、2が良いかと思います。
3回連続の流産ですので不育症に当たりますが、既にお二人お子さんがいらっしゃるので、続発性不育症という表現になります。
以前とは体質が変わっている可能性もあるので、不育検査は受けることが望ましいでしょう。
「年齢から考えると染色体異常のある受精卵だった可能性が高い」という意見も間違いではありませんが、染色体検査を実施したわけではないので真実は分かりません。
仮に不育検査をせずに移植されて、また8週で流産となったら、間違いなく後悔されるのではないでしょうか。
次の採卵を考えておられないのであればなおさら、検査してから移植されることをお勧めします。
また、「同じ採卵で獲得できた受精卵なので心配」という点については、「まったく心配いりません」が答えになります。
担当培養士の言う通り、それぞれの受精卵は独立の存在であり、染色体異常が発生しているかどうかはそれぞれの受精卵の問題です。
同じ採卵だからといって染色体異常率が高くなるということはありませんのでご安心下さい。
文責:[医師部門] 江夏 国宏 [理事長] 塩谷 雅英
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