【空港情報】南紀白浜空港 日本のワイキキ?

はじめに

今回、和歌山県白浜にある南紀白浜空港を訪れました。

正直なところ、私にとってハブ空港の伊丹あるいは関西空港には、南紀白浜便はありません。あまり縁がないはずの空港ですが、たまたま縁があって訪れることになりました。

南紀白浜ですが、全国的にはあまり知名度は高くないと思います。関西ではそれなりに知られていますが、関東で白浜というと千葉南端の街と勘違いされます。

JALのホームページでは「日本のワイキキ」と説明されています。南紀白浜のメイン海水浴場「白良浜」がワイキキっぽいとのことです。この是非に関しては、人によって受け取り方次第でしょう。世界遺産「熊野古道」の玄関口でもある、リゾート観光地です。

南紀白浜空港は、羽田空港からしかフライトがありません(1日3往復)。基本的には観光需要に対する路線です。近年、首都機能移転の関係で、一部の官公庁業務(総務省統計局)が白浜町に移転調整中のようで、ビジネス需要もありそうです。

滑走路長が2,000mあり、ジェット機の発着が可能です。

1996年に新滑走路の運用を開始し、旧滑走路は空港機能として利用されていません。旧滑走路はそのまま残されていますが、一般の立ち入りは禁止されています。

ただ、旧滑走路は航空関係の実験などで使われているようです。イベントの際には駐車場として利用されます。

こちらの空港にはラウンジがありません。2019年に空港ターミナルビルが民営化されたので、今後に期待しましょう。

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南紀白浜空港へのアクセス

南紀白浜空港はJR白浜駅が最寄り駅になります。JRの特急くろしおの停車駅でもあり、新大阪駅や天王寺駅から1本で到着します(まあ、大阪から南紀白浜空港を目指すかたはいらっしゃらないでしょうが)。

白浜の観光地「白良浜」やJR白浜駅からは路線バスがあり、10~20分程度で到着します。問題は、バスの本数が異常に少ないことです。もともと飛行機の便数も少ないのですが、飛行機に連絡するバスが無い時間帯もあります。観光で来るのなら、タクシーやレンタカーの利用が無難です。

パンダで有名なテーマパーク「アドベンチャーワールド」へは、バスや車で10分かかりません。距離は2kmぐらいなので、頑張ったら歩けるかも(アップダウンのある道を30分くらい歩くので、夏に荷物を持って移動するのはお勧めしません)。

空港リムジンバスの一部は、熊野・新宮方面へ直接行くことができます。また、2021年10月1日より、すさみ・串本方面へのバス路線が設定され、マリオットすさみ、串本などのホテルへも直行できるようになっています。

空港横の駐車場(第1駐車場)は無料でしたが、2022年秋以降は有料化されています。

新たに第2駐車場(駐車無料)が山の上に設置されていますが、空港ターミナルビルから徒歩10分近くかかります。荷物が多いと大変ですし、夜は真っ暗で闇夜は大変です。地元の方以外で利用する機会はないでしょうが、車利用者にとっては大幅な改悪みたいです。

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南紀白浜空港:1階チェックインカウンター

南紀白浜空港はこじんまりとした空港です。札幌丘珠空港と同じくらいのスケールです。1日3便しかないので、早めに到着するとがらがらです。

出発ロビーは2階になります。エスカレーターが設置されています。

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南紀白浜空港:2階出発ロビー

2階が出発ロビー、保安検査場入り口になります。優先検査場は設置されていません。

コロナ禍の影響で、レストランやショップがクローズしていましたが、2022年夏にレストランの運営が再開されています。ショップは店舗型ではないですが運営されています(和歌山のラーメンチェーン「幕末ラーメン」の運営のようです)。

ミニチャーシュー丼500円とアイスコーヒー300円を注文してみました。

搭乗待合室から滑走路を眺めています。向こう側にアドベンチャーワールドの観覧車が見えます。こちらの空港は、こじんまりしているものの、ちゃんとボーディングブリッジがあります。建物の外に出ないで搭乗できます。

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南紀白浜空港:送迎デッキ(展望ロビー)

2階の奥まった場所に3階へ向かう階段があり、3階から外に出て、さらに階段を昇ります。残念ながら、送迎デッキに向かうエレベータはありません。

頑張って階段を昇りましょう。

写真撮影できるように柵に穴が用意されいます。日よけとなる屋根のある場所がないので、飛行機撮影の待ち時間は、特に夏と冬は地獄になります。気合を入れていきましょう。

滑走路の向こう側にアドベンチャーワールドが見えます。

新滑走路になって大型機が発着可能になっています。写真はJ-AIRのボーイング737-800です。

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まとめ

今回南紀白浜空港の模様をアップさせていただきました。観光地の超コンパクトな空港です。現地での移動手段が少ないのが不便です。

コロナ禍で苦戦する地方空港ですが、2022年に国際線ターミナルが完成しました。運用開始はまだ先のようです。

この空港にはラウンジがありません。ゆっくりできる場所と言えばレストランぐらいでしょうか。2022年にレストラン運営が再開されたのはいいニュースだと思います。空港自体に楽しめる場所が少ないので、純粋に移動手段としての利用になります。今後に期待しましょう。

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