今まさに戦場である、米国NY州。マンハッタンのエンパイアステート・ビルディングは昨夜、心臓の鼓動を表したパルスを繰り返すライティングでした。
9.11の時は真っ暗だったそのビルは、季節やイベントに合わせて美しいライティングで魅せるニューヨーカーの心の拠り所。私もマンハッタンで一番好きな摩天楼です。
現地の友人たちがインスタグラムなどにアップしてくれたビデオを楽しみました。
昨日、ひとりだけ無事が確認できていなかったNYの友人と連絡が取れて心からホッとしています。
マンハッタン在住の彼は、自宅からスタジオまで歩いて仕事をしに通っているようです。
ストリートには人がいないから逆に安全だと言っていましたが、極力気をつけて欲しいです。
クイーンズに家族で住む友人は、米国の新型コロナ感染震源地であるNYの中のまた震源地におり、状況はかなり深刻だと言っています。
JFK近くのロングアイランドに家族で住んでいる友人も、買い物に行くにも命がけの心境だと話していました。
小さな子供たちが２人いる彼女の周りでは重症の方もいて、だんだん近づいてくる感じが本気で怖いと言っています。
ニューヨークタイムズの、東京が近日アウトブレークするんじゃないかという記事を読んだらしく、日本のことも心配しています。
日本の入国検疫の驚きの緩さや、花見に出かける人混みの様子にアメリカの友人たちは困惑しているよう。
世界中が不思議に思っていた日本の状況ですが、ここ数日で東京も、私が住む福岡も俄然感染者が増えていますね。
これが現状です。と言って不安や恐怖心を増幅させたいわけでは全くありません。
現状をしっかりと把握した上で自分の身をしっかり守る。日本もすぐにNYのような状況にならないとは言えません。
そしてフィジカル的に対処することの他に、大事なこと。生命の力と愛を感じるものを、身の周りに置きたいな、と思うのです。
フラックスシードのスプラウツ。
植物は私に力を与えてくれます。特に新芽が土を持ち上げて出てくる様を見ると、愛おしさとその力強さに圧倒されます。
心を健やかに、優しくポジティブにしてくれる、あなたが好きなものなら何でも良いのです。でもどちらかと言えば、ライフ、生命を感じるものを周りに置いてみませんか。
写真や絵でもいいと思います。いつか行った山や海の写真。いつか行きたい森の絵。
そしてもうひとつお勧めするのは、愛を感じるもの。
フェヌグリークシードが直播きから発芽する様子。
リストラティブのTTを受けたリザ・ローウィッツ先生がアメリカに戻られましたが、無事到着したことと、これから二週間の隔離期間に入ることなどを報告したビデオをアップしてくれました。
ご自分を心配しないように近況を伝えてくれると共に、私たちへのお心遣いも。
こんな時世だからこそ、愛と思いやりと、優しさを持って過ごしましょう。恐怖や悲しみに倒されそうな人たちに目を向けて。
私たちにはそうできるための薬、ヨーガ、瞑想やマインドフルネス、いろんな方法があるよね、と。
その愛に溢れるメッセージが、心に染みました。
愛あるものは、人でもある。
私はここずっとネガティヴな考えに傾いちゃう日々が続いていたんです。それは自分でも嫌になるくらい、いろんなことに優しくなれないメンタリティーの日々でありまして。周りにもパートナーを始め、迷惑をかけてます！
原因はコロナの状況ではなく家族の生死に関わることなんですが、今日はそこからほんとうに解放されました。
救ってくれるのは、愛。
そしてライフ。
エンパイアステート・ビルディングの心臓の鼓動パルスのライティングはその両方が合わさったようなもの。
心臓の鼓動っていうと日本ではまた違った意味になったり、ちょっと引いちゃう人たちもいるかもですが。
私たちすべてが持っている、共通の音。生まれてから死ぬまで鳴り続ける命の働き。
ここでも鳴ってるよ。そこでも鳴ってるね。
そんなものが目につく場所、周りにあったならいいな。
そしてここではライフ、とあえてカタカナで言いたい。生命とか、命、という力強い言葉ともまた違う、私にとってはもっと自然で当たり前な、それでいてパワフルな繋がっていくもの、というイメージなんです。
「ブレードランナー2049」のワンシーン。
人が住めない高濃度な放射線エリアに有機体を感知したレプリカントが、「Life」と発したのがとても印象的だった。
ヨガフェスタで、リザ先生と。
オキシャンティのサイトHPはこちらから。
