4月から始めたオンラインクッキングクラス、コロナの世界規模の感染拡大の中で、免疫力を毎日の食事からどんどん上げていこうというのが目的です。
ブロッコリー、カカオ、ビーツなどの紫の野菜、ガーリックや味噌、そして様々な薬効があるハーブとスパイスを使うお料理をご紹介していますが、私が好きで日常食べているものを作っています。
豆類がたくさんメニューに出てくるのは、基本的にベジタリアンクッキングであり(たまに魚介あり)、かつメキシカンや中近東料理、南インド料理のメニューがたくさんあることによるのですが、「セカンドミール効果」に注目している点も理由のひとつです。
豆類を食べると、その数時間後の次の食事では血糖値の急上昇が抑えられます。
プレバイオティクスがたくさん含まれている豆が摂取されると、それを餌にする腸内の善玉菌が活性化されます。そのため胃の働きが緩やかになり、糖の吸収が緩やかになるのです。
大豆文化である私たち日本人が比較的長寿である理由の一因でもあるでしょうか。
といっても豆ばかりにならないよう、特に南インド料理のクッキングクラスはバラエティー豊かになるようにメニューを考えます。
「インド料理は、漢方薬を食べるようなもの。病気にならないよ。」と私のインド料理のお師匠はいつも話していました。
実際薬効の高いさまざまなスパイスのなか、例えばウコンとして日本でも広く摂取されるターメリックは強力な抗がんファイターです。
ターメリックは問題が発生した細胞が淘汰を選ぶ自然死機能をオフにして増殖するがん細胞に対し、そのスイッチを再びオンにする作用をすることが分かっています。
私は料理を学んだインド人の師匠から専門に南インド料理を教わったわけではありませんが、4月から今まで開催した南インドキッチンは明日で6回目、ご要望によりオープンした再クラスを含めると10回を超えました。
私自身が今までに訪れたインドは南だけでして、そこでのできごと、出会った人々、日々口にした食事すべてが輝かしい経験であり、南インドの食事が大好きなのです。
そうは言ってもネパール料理しかり、リッチな北方のインド料理も大好きなので、今後そういったクラスも予定しています!
コロナの終息がまだまだ見えてこない状況ですが、毎日の食事からガンガン免疫力を上げていきましょう。
そして何より、おいしい食事をしたいですね!
明日はグラッドスクールの時の、今でも仲良くしている教授がNYから参加してくれます。
これもまた、以前は考えられなかったこと。楽しみます!
南インド・キッチン006/小さなミールス(フィッシュカリー編)
https://southindiankitchen06.peatix.com/
オキシャンティのサイトHPはこちらから。