グアムでご友人が執り行う挙式。その素晴らしさにフリープランナーとして考えさせられました。

先日ハマモトガーデンズさんで挙式が行われました。その結婚式の素晴らしさをこれから結婚式を控える皆様にお伝えしたいのですが、どうやってお伝えしていいか語ることが多すぎて悩んでいます。少々乱文になるかもしれませんがご容赦ください。

なお今回は当日レポートは次回にして、準備段階のことなどにフォーカスして書きたいと思います。

お二人がハマモトガーデンズを選んだことについて

どのお客様も一番最初にご連絡を頂いて行うことは会場選定です。お二人のイメージや考え方をお聞きしながら、いくつかの会場をご提案します。

今回その中にハマモトガーデンズさんが入っており、お二人はこのサイトのブログ記事なども参考に挙式はハマモトガーデンズさん、お食事会はレオパレスリゾートに決めていただきました。

表現が難しいのですが、チャペルなど結婚式としては安定感のある会場以外を選ばれるお客様には、その理由やイメージを明確に把握するために、より深くお話を聞くことがあります。要はいい部分だけを見て、イメージを作ってしまうと、失敗してしまうからです。あとはご家族のご意向まで確認します。

お二人にもいろいろとお話を伺いましたが、考えはすごく明確でしっかりとされていました。私もそれなら全く不安なく「ハマモトさんで行きましょう!」となったのです。

挙式はご友人4名で行う

会場選定と同時に挙式は牧師などを呼ばずに、ご友人の司会で行うとのお話もお聞きしていました。喋るのが得意なご友人が司会を行う、というのはたまに日本の結婚式では聞いたりしますが、グアムでとなるとそう簡単に実現できるとは当初から思えませんでした。しかも4名です。

一抹の不安は持ちつつも、ここをクリアしてから色々準備を進めるわけには行きませんので、ここは絶対になんとかするしかありません。その課題は横に置き、全体の結婚式の準備を進めていきました。

台本を作り始めました

挙式数ヶ月前に入り、諸々の準備が一段落したところで、いよいよ挙式の台本を書き始めました。幸い私は以前司会もやっていましたので、人前式の構成はだいたい頭に入っていました。

しかし、今回は4人。4人皆さんに意味のある役割を割り振ることを意識しました。それぞれの立ち位置と、動きも考え、そして難しい言い回しなどをできるだけ省くこともです。その成約の中でいかにスムーズに進行していくか。難題でした。

お二人とご友人による添削が奇跡を―

とりあえず一通りの台本を作りお二人にお送りしました。これでどのようなイメージを持って頂けるか… 一つ心配だったのは、お二人もご友人も初めて行うことですので、すべてこちらの提案の受け身になってしまうのではないかなと思っていました。

そうなると台本を棒読みになってしまったり、能動的なご友人による式にならないのではないかなと想像したのです。

しかし、それは全く予想が外れ、私の作った進行をしっかりイメージして考えて頂き、なんと添削したアレンジ版を作って頂いたのです。そのアレンジ版は業界の「人前式はこういうものだよね」という流れを上手に壊してありました。

ですので、最初はイメージできずに「え?これうまくいくかな?」という印象を受けましたが、これまでの経験や思い込みをなくしてゼロベースでイメージしてみたところ、結論は

素晴らしすぎる!

でした。過去の経験や歴史にとらわれている業界人では決して創れない挙式構成に、感動を覚えました。しかもご友人の皆さんからも提案があり、さらに新しい人前式が出来上がったのです。

とはいえ挙式は成功するのかという不安

素晴らしい挙式台本ができあがったとは言え、これを成功させる自信はありません。なぜなら自分でどうこうできることではなく、あくまでご友人の皆さんに託すことだからです。

弊社として準備できることは限られていますが、あらゆる事態を想定しておきました。

ご友人の皆さんの声が小さいかもしれない。
焦って進行を間違えるかもしれない。
周囲の動きを見ずに話し始めてしまうかもしれない。
失敗してご友人が傷ついてしまうかもしれない。

などなどです。そして皆さんお急がしい社会人ですから、事前にリハーサルすることはできず。挙式直前に10分ほどのリハーサルを行って本番、ということになりました。さぁ、いよいよ本番です。

しかし想定を超えた感動挙式に!

先程あらゆる想定をしたと書きましたが、良い方向の想定は全くしていませんでした。実際のご友人による挙式を体感して感じたことは恥ずかしながら「こんな風になるんだ!」でした。

私が想定していた事態は全くの杞憂でした。流れもスムーズでリズムも完璧でした。それどころか…

結婚式をプロにやってもらう必要はどこにあるのか?

とさえ感じたのです。もちろん細かい演出は高められません。しかしご友人からお二人に贈られる言葉はプロとは違い、本物のリアルな言葉なのです。どれだけプロが美しく喋ってもこれには勝てないのです。絶対に勝てません。

これから結婚式をされる皆さん、挙式をご家族にご友人に託してみませんか?

また次回この日の結婚式のレポートをしたいと思いますが、この記事を読んで結婚式に対する考えが変わった方はきっといらっしゃると思います。私が、もっとうまく説明できればいいのですが、それでも伝わる方には伝わるんじゃないかと期待しています。

もし挙式をプロではなく、ご家族やご友人に任せてみたいと思った方はぜひお気軽にご相談ください。この結婚式を経験させていただいたので、きっとどのようなお式でも創り上げられると思います。

そしてこの記事の最後に改めてお礼をしたい方がいらっしゃいます。それは昨年最初にハマモトガーデンズさんで挙式を挙げて頂いたO様です。
https://resort-wedding.nonroof.com/archives/3089

O様がいなければ今回のお二人もハマモトガーデンズさんを選ばれなかったかもしれません。そして今回のお二人の新しい結婚式を知って、より自分らしい結婚式を実現させてくれるカップルさんが未来にきっといらっしゃるはずです。

こうやって歴史は紡がれていくのだなと思うと、感慨深いです。

では次回はしっかりレポートさせて頂きますので、乞うご期待ください!

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