月に一度は溺れたい

不真面目に真面目なブログです。感情豊かにセックスしたい。

太ももに触れる指

隣に座ってお酒を飲んだ。
壁側の角に彼、その隣に私。
男性2人、女性4人のご飯会だった。


メニューを覗き込む時。
その方が頼んだアイスを1口頂いた時。
ふと肩が触れ合う。


ふっと息をついて手をソファに置く時。
筆者の小指と薬指の指先が、偶然その方の太ももに当たった。
気付かない振りをして、次の料理が来るまでそのまま偶然に身を任せた。
指先が暖かくなって、このままこの人の夜が欲しいと思った。


気遣いができる男性な上に、こちら側は何も気を遣わなくていいような雰囲気さえ作ってしまう。
だからいつも周りに女が絶えないのだろうなと納得する。

女性と話してた方が話しやすいんですよね。

よく社員旅行を計画しては、誰かと出掛けている。
彼と2人でご飯を食べたことのある女性は、果たして何人いるのだろうか。
話を聞くと、職場にいるのも家にいるのも苦手らしい。

今度は旅行にしましょう。気をつけて帰ってゆっくりしてください。

翌朝届いたメールの中のこの一文を、何度も読んだ。
彼の職場の人達は、彼との旅行を別に何とも思っていないだろう。
もしそんな日が来たら、筆者にとって何にも代えがたい特別なひとときになるはずなのに。