週末のバンドマン

楽曲の考察から奏法解説、使用機材やらを記録していきます。主にギター。アニソン系メタル系多め。

二重の虹(ダブルレインボウ)(Poppin'Party) ギター弾いてみた

はじめに

先日、アニソンイベントに(何故か)陰陽座コピーバンドで参加してきましたが、BanG Dream!の人気は凄いですね!

※ご来場頂いた皆様、本当にありがとう御座いましたm(_ _)m

今年(2018年)はPoppin'Partyだけでなく、Roseliaコピーバンドも増えており、昔やっていた身としては微笑ましい限りです(^^)

更に最近はAfterglowの楽曲をコピーしているバンドも少しずつ増えてますね。

 

そんな中、採譜大手のリットーミュージックさんから二重の虹(ダブルレインボウ)(Poppin'Party)のオフィシャルバンドスコアが出たというので、早速購入→コピーしたところで、解説記事として残したいと思います。

 

 

奏法のポイント

  1. BPM188の8分ダウンピッキング
  2. Fコードのちょっと違う押さえ方
  3. Gtソロ
  4. ソロ裏Dコードのベース下降

※チューニングはレギュラーです。

youtu.be

BPM188の8分ダウンピッキング (0:06〜、他)

ポピパの曲は結構速いテンポの曲が多いですが、このくらいのテンポになると中々ダウンピッキングで8分音符のブリッジミュートを弾ききるのは大変ですね^^;

即効性のある攻略法はありませんが、原曲を何度も聴いて本来の音のイメージをしっかり描くことが大事です。

イメージ出来ないことは出来ませんからね。

更に言えば、もっと速いテンポでのダウンピッキングを弾いているギタリストを観れば、よりイメージし易くなるかもしれません。

www.youtube.com

以前別の記事でもピッキングについて言及しましたが、8分音符の高速ダウンピッキングと言えば、MetallicaのJames Hetfield(Vo & Gt)先生のプレーでしょうね。 

上の過去記事でも書いていますが、この手の高速ブリッジミュート刻みの際は、ピッキング並行アングルを意識することをオススメします。

 

Fコードのちょっと違う押さえ方 (0:16〜、他)

イントロ後半に出て来る様な…

F → F(onA)

…この様なコード進行の場合、最初のFコードをセーハ(バレーコード)で弾いてしまうと、次のF(onA)で5弦開放弦を使う際に6弦のミュートが難しくなってしまいます。

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そこで、同じポジションのFコードでも握り込んで弾くフォームで弾いてみました。

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6弦1F:親指

5弦3F:薬指

4弦3F:小指

3弦2F:中指

1〜2弦1F:人差し指

・・・と言う様に、握り込む様に押さえます。

次のF(onA)は、そのまま親指の力を抜いて6弦に軽く触れてミュートしつつ、5弦の薬指を離して開放弦を鳴らすだけで、スコアと全く同じポジションを押さえることが出来ます。

セーハでFコードが押さえられないプロギタリストが使っていた?

ギターを始めたばかりの中学生時代のバンドメンバーからそんな話を聞いた記憶があります。

※記憶が曖昧なので、具体的な名称は避けますが^^;

・・・とは言え、仮にこのフォームでFコードをクリアしたとしても、B♭等のセーハでまた苦労することになりますから、時間を掛けてでもセーハ(バレーコード)は習得しておきましょう。

 

Gtソロ (2:29〜)

極端に難しい技術は必要ありませんが、テンポが速いのでミスし易いですね^^;

こちらも別に動画を用意しました。

youtu.be

高音弦のミュート

先に取り上げた低音弦のブリッジミュートと違い、高音弦の場合は軽めにミュートしないと音が鳴りません(笑)

加えて、一番上(高い音)の弦はミュートを掛けないつもりで弾くと、それらしく聴こえます。

※バンドスコアの表記もその様になっています。

 

ソロ裏Dコードのベース下降 (2:46〜)

この様なコードワークを積極的に使ってくるのも、ポピパがGt × 2 + Key(ピアノ)という編成だからでしょうね。

RoseliaはGt + Key(基本ピアノ)という編成の為、同期を使ったシンセサウンドも多様して来ますが、ポピパはピアノが鳴る裏でギターが裏メロや今回取り上げたコードのベース音を動かしたりして雰囲気を作ることが多い傾向がある様に感じます。

このセクションのこのDコードのベース下降も、その後に繋げる重要な位置づけなので敢えて取り上げました。

youtu.be

動画の運指が唯一絶対正しいと言うことはありませんが、最初のDコード以外は4弦をミュートする必要がある為、ベース音を…
C# → 中指
C → 人差し指
…で押さえるのが合理的かと思います。

 

最後に

いかがだったでしょうか?

注目トピックとして挙げた4項目の内、2項目が香澄(愛美さん)パートでしたね。

※内、1項目は両パート共通

演奏動画を観ていると、やはりリードギターであるおたえ(大塚さん)パートを弾かれているギタリストが多く見受けられます。(当たり前か^^;)

バッキングである香澄パートにも、この楽曲における重要なポイントが同じ比重で乗っかっていると思ったので、これからコピーしようと思われている方は、是非とも両パートをコピーしてみて、一見シンプルなポピパの楽曲が実はとても面白い音のアンサンブルを奏でているのを体感して頂きたいです(^^)

 

これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!

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参考音源