下北沢囲碁教室のホームページ、長谷川喜弘の囲碁コラムに新しい記事を載せました
このコラムの原稿をいただいた時には、題名は 「 生徒の鏡、良き生徒とは 」 というものでした。
編集りくのらが、囲碁を習ってみたいかも、この教室はどうかしら? なんて
そこはかとなく思っていらっしゃる方の目をより強く惹きつけんとして変えてしまいました。
どうでしょうか。
どうでしょうか。
タイトルといえば、Ameba ブログを見ていると、
Ameba トピックス の欄には興味深げなブログが次々と紹介されていますね。
どれも15文字程度の短文にまとめられて、
なんだかおもしろそう、ちょっとクリックしてのぞいてみようかな、と思わせるような惹き句です。
実際にジャンプして記事を読んでみると、
確かに惹き句に書かれていたことにはちがいはないが、
なんだか惹き句の方がおもしろそうに感じられたなあと思ってしまうこともあるくらいです。
あの1行紹介文を作っているスタッフさんの文章能力はよほどのものだなと思います。
拙ブログのタイトルをつける時にも、ああいう、
なんだかおもしろそう、ちょっとのぞいてみようかなと思われるようなインパクトのあるのをつけたいものです。
内容が伴わなくてはだめだけど…
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長谷川喜弘の囲碁コラム
習ったことを忘れちゃうのは良い生徒
( 原題 ) 生徒の鏡、良き生徒
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囲碁教室や指導碁の仕事をさせていただいていると、
よく生徒さんたちからこういう言葉を聞かされます。
「先生、いつもとても良いことを教えていただいているのに、全く覚えなくて申し訳ございません」
私はこんな感じの返しをします。
「いいえ、とんでもない、良くマスターされてとてもお強くなられていますよ!」
「そんな無理して褒めてくださらなくても…」
とご謙遜なさる方がほとんどですが、決しておだてているつもりはございません。
そして有段者からはこんな風に言われることが多いですね。
「あ! それ確かこの前も教えていただいたのでしたね。
すみませんね!せっかく教えていただいたことを次から次へと忘れてしまって」
ええ、おっしゃる通り以前同じことをお教えしましたね。
もちろん、お教えしたこちらはその局面、手筋、手順について、
いつどのような感じでお話したか、全部覚えています。
でも、、ね!!
言わせていただくなら、教わったことを次から次へと忘れる、それは良い生徒なんですよ!
だから、お気になさらずにね!
いや、皮肉や嫌味なんかではなく、本当に優秀な生徒と言えるんです。
どういうことか・・・
これは以前教わったな、という記憶がある、
或いはそのことに少し触れただけで思い出せるのは優秀な生徒であり、
たとえ教わった通りの打てなかったとしても、教わったという記憶をとどめていられるのは、
棋力が向上した証!
ということです。。
実際の手や打ち方を丸暗記するのは困難です。
1回聞いて覚えられる筈がない、くらいに思っていただいて問題ないかと存じます。。
少しだけ厄介なのは、毎度毎度
「いや、今日はとても良いことを教わりました」
・・・という方....
( いや、それ、いつも同じお言葉を頂戴しておりますが・・・
っていうか、今日は、じゃなくて今日も、じゃないの? )
とは、思っていても口には出しませんですよ...
教わったことをどれだけ理解できて、どれだけ覚えていられるか、
次に同じ局面にであった時にどれだけ思い出せるか
( 実際の手は思い出せなくとも、これ前にやったな、と思い出せるか )
それは強くなるとともに、少しづつできるようになってくるものなんです。
皆さん! 教わった内容は忘れてしまい、
しかし次に同じことを教わったときに、あ、これ前に教わったなと思い出せるのは
例え打ち手を覚えていなくても良い生徒、優秀な生徒なのですよ。
是非、自信をお持ちになってくださいね!
でもね~、中には、生徒様の質問に 「それ、さっき言ったでしょ」って答える先生がいるそうな・・・・・
「この前も同じことを教えましたよ」って解説する先生がいるそうな・・・
!?!? なんで、そんな教室に行くの??
早くお辞めになって、こちらへおこしになられませんか??
下北沢囲碁教室のホームページでは、過去の囲碁コラムもご覧いただけます。
どうぞご高覧くださいませ。
....... りくのら朝学習プリント .......
今までのりくのら朝学習プリントをダウンロードできます。
No.50 息の音をきいてみよう ( 通勤電車で行楽気分 )
No.51 四色問題 ( 今年もいのししはウロウロしてるのか? )
No.54 かっこいい字をかこう ( ちびっ子の姪っ子 )
No.60 いくつあるといいの? ( タコスの衝撃 )
No.61 記号を考えよう ( H ってヘリコプター? )
No.62 夢を思い出す ( 鉄錆色がかった血の色だってさ )
No.63 いくらぐらい? ( まちがえたって大丈夫だよ! )
No.64 はんこの文字 ( 鏡文字でもほめてくれた先生 )
No.65 なにで包みますか? ( ぼえむはいいからさあ )
No.68 はかる道具 ( はかれないものも考えよう )
No.69 筆記体に挑戦 ( 実はあんまり使われてない? )
No.70 間取りを書こう ( 不動産広告っておもしろいですね )
No.71 行きたい所 ( あなた降る夢の奥さんが素敵 )
No.73 恐ろしい妖怪 (宇宙最強にしてやることはそれ? )
No.76 どんなものを入れる? ( 本棚の上の桐箱の中には)
No.77 気持ちを想像する ( 黙って見ていてあげる能力 )
No.78 星座の記号 ( 日本人は占いが好き? )
No.79 早口言葉 ( 彼女が海岸で掘ったのは )
No.80 今までで一番 ( 忘れられないもぎたてライチ )
No.82 あなたが知っている… ( おかんアートができたわけ )
No.85 ふたをしめる ( マヨネーズのふたは二段式 )
No.86 本の綴じ方 ( 教科書の向きが揃いません )
No.88 ふえていくしりとり ( 先生、それ前からあるやつ )