日本棋院にアルバイトに行って参りました。
今週は手合いの局数が少な目でした。
手合いというのはプロ棋士の対局のことです。
新聞や雑誌に棋譜が掲載されたり、テレビで放映されたりするのは、予選を何段階も勝ち上がって決勝トーナメントに入ったり、リーグ戦に入ったり、タイトル保持者に挑戦する、ピラミッドのてっぺん、山で言えば九合目より高いとこらへんの対局です。
九合目に至るまでに、予選のCや一斉予選から始まって、それに勝てば予選B、それに勝てば予選A、と棋戦ごとの山を登って行きます。
一般の囲碁ファンの皆様のお目には触れる機会がほとんどない対局が、日本棋院(や関西棋院)では毎週行われているわけです。
複数の棋戦の各段階の予選が、少しずつ時期をずらしながら同時進行で進みますので、週によって対局数激盛りだったり、控えめだったりします。
平均すると40局くらいかな、という感触です。(統計とれば明らか...なはず)
50局を超えると大忙しになりますが、30局を割るとの~んびりになります。
囲碁の週刊新聞の週間碁には、翌週の手合いの予定が掲載されていますから、その週にりくのらがだらだらしているか、きびきびしているかが概ねわかる。
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今週は30局での~んびりのはずだったが、郵便物発送の作業があったのできびきびになりました。
今年度版の囲碁年鑑ができてきたので、それをゆうぱっくで発送する準備でした。
昔は本を郵便で送ろうというと、封筒の上のところに少しハサミを入れて中を確かめられるようにしておいて、書籍小包にしてもらうと郵送料がお安くなるのをよく利用していたものです。
書籍を送るという行為が、国民の啓蒙に利すると考えての送料割引であろうと思うと、例えオノレが送らんとしているのが啓蒙には一切利さない駄文書であったとしても、喜ばしい気持ちになったものです。
けど、最近では「レターパックにするとお得ですよ」と郵便局で案内される。
と、拙著を送ろうとして郵便局に行ったりくのら夫が申しておりました。
りくのら娘が、
「ああ、オレオレ詐欺で現金送るやつね」
と言ってました。
ちがうから。
2019 囲碁年鑑 2019年 06 月号 [雑誌]: 月刊碁ワールド 増刊
3,780円
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囲碁年鑑には、一年間の棋戦の棋譜や観戦記事が載っています。
アマチュアの大会でも全国大会規模の大きなものは載っています。
参加者の氏名も全部載っていて、この本の校正作業はものすごく大変だろうなあと思います。
付録に棋士のプロフィールが顔写真付きで掲載されているのですが、ほぼまちがいなく入段当時に撮影した写真をずうっとそのまま使い続けているだろう先生が多々見受けられ、少なくとも5年に一度くらいはアップデートした方がいいんじゃないかなと思っております。
あと、その顔写真は運転免許証かマイナンバーカードのみたいに、正面向きバストショットで真面目顔なんですけど、棋士の先生方は、タレントとまでは言えないにしても、ファンの皆さんにご覧いただいて応援してもらう職業なわけですから、もっと、ご自分の魅力をアッピールする写真にしてもらってもいいんじゃないかなと思ってもいます。
最後の秘境 東京藝大 1: 天才たちのカオスな日常 (BUNCH COMICS)
648円
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このマンガに、東京藝大の音楽科の学生が、入学して最初にすることは、コンサートのプログラム等に使うプロフィール写真を撮影することだ、と描いてありました。
りくのら朝学習プリント
今までのりくのら朝学習プリントをダウンロードできます。
No.140 長さを測ろう ( ものさし、帳面、えもんかけ )
No.143 動作の言葉 ( ヴィトゲンシュタインの言葉 )
No.144 定規を使わずに ( しっぽの赤リボン、たてがみの三つ編み )
No.145 いろんな食べ方 ( ハインラインは猫が好き )
No.146 数のイメージ ( 数には色がついている? )
No.147 手を描こう ( 恐怖を知らない人たちが発見された )
No.148 ご飯とパン ( ベジマイトとヌッテラ )
No.150 遊び方を教えて ( 家庭学習はのんびりやろう )
No.151 何をしまっておこうか ( 小学生の机の中には )
No,152 おいしそうなパフェ ( HTML文字数制限との戦い )