2年ほど前に作って拙ブログで発表していた、小さい子どものための遊びながら学べるプリントを再掲載しております。
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おはようございます
りくのらプリントの15枚目です。
本日は「ひとつ前」の問題です。
数の「ひとつ前、ひらがなの「ひとつ前」、生き物の「ひとつ前」を考えます。
数や文字の順番は人が決めた決まりですが、生き物の様子の順番を決めるのはなんでしょう?
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問題1. ひとつ前の数はなんですか?
□←39 □←100 □←0
39のひとつ前は、1から10までの順番を逆から考える問題です。
「1,2,3,4、...10」と、10まで唱えられるようになったその次に、「10,9,8,7...1!」と、反対からも言えるようになった時、なんだか不思議な「成し遂げた感」を覚えたことを思い出しました。
正順に唱えると数だけど、逆順に唱えると呪文みたいです。
100のひとつ前がわかるには、10進法の仕組みの理解が必要です。
位、桁が上がったり下がったりする仕組み、これはすごいよ
0のひとつ前、これは知識ですね。
数学ではゼロの概念を思いついたことが大変なエポックメイキングであったと教わりました。
古代インド人の数学者が発見したんだって数学年表に(ターバンを巻いたヨガの修行中の行者みたいなイラストつきで)書いてある。
もしもお子さんがまだちっちゃくて、ゼロを知らなかったら、ゼロをまだ知らない頃があった記念にそう書いておいてあげてください
もしゼロって知っていたら、どうしてゼロを知っているのかぜひ聞いてみて
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問題2. ひとつ前の文字はなんですか?
□←け □←お □←て
文字の順番は人が決めたものですね。
「五十音で」と書いていないのは、わざとです。
りくのら子たちは(おそらく)五十音表のひとつ前を尋ねられているな。とは百も承知で、いろは歌の順番でひとつ前を答えてきたものです
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問題3. 順番を矢印で書こう。
たまごと、ひよこと、にわとり。
たまごと、いもむしと、ちょう。
たまご → ひよこ → にわとり と書く子と、
たまご → ひよこ → にわとり → と、それからたまごとにわとりの間にも矢印を書く子がいると思います。
どっちもマルで
この問題、他にも作れないかなあと考えていたら、となりでりくのら娘が、
プラヌラ → ポリプ → エフィラ → クラゲ
と言って寄こしましたが、おもしろいけど、それは採用しないから!
ところで矢印、→の記号ってすごいですね。
方向、順序を記号で表そうと思ったら、この形以外には思いつきません。
言葉がちがって文字がちがう国の人々の間でもこの記号が方向を意味することはきっと伝わるに違いない。
NHK Eテレの デザインあ に「やじるしソング」という秀逸な歌があります。
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りくのらプリントをダウンロードできます。
A4サイズのモノクロ1枚です。
りくのらプリント ひとつ前はなんだろう?
りくのら子たちが朝ごはんの支度の間に遊びながらできるように、と作り始めたプリントなので、朝学習、と名前をつけています。
朝でなくても構わないですよね?言われてみればそうですね、となりまして、再掲にあたっては朝学習とつけないで出しております。
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