この作品は以前、私がpixivで書いたものです。
話の展開や人物設定は捏造なので
公式ファンの方や厳しめが苦手な方はご注意ください。
この二人は運命共同体のシリーズの工藤新一は
話の設定上で幼馴染の毛利蘭には恋愛感情は
ない設定になっています。
俺の相棒の灰原哀こと
宮野志保はこんな事を言うと
怒られるかもしれないけど
クールだけど優しい
俺の中で相棒の灰原の存在が
大きくなっている事に俺自身も
気がついていた。
周りからは恋愛ポンコツって
言われるが灰原は
宮野志保は俺にとって
別格の存在だった。
対等に話せる存在はあまり
いなかった。
だから後悔しないために
灰原には俺の想いを伝えた。
「灰原、俺はお前が好きだよ」
「あなたぐらいよ、私を好きって
言う人あなたも物好きねぇ」
憎まれ口を叩きながら
頷いてくれた。
「何があっても灰原、お前だけは
俺が守るよ」
それを優しい笑顔で工藤夫妻が
こっそりと見つめていた。
だが、そんな裏で暗い想いを
抱いている女がいた。
そう初恋の男である工藤新一に
病的なまでの想いを抱えた女
幼馴染の毛利蘭だった。
自ら破滅を選んだ女
両親に厳しく言われても
割りきれない想いがある。
母の言葉を聞いても何も
感じなかった。
「私は新一がいれば
他はいらないのに」
「どうして私の想いは
新一に届かないのか」
だから考えたの
どうしたら新一に
会えるのか
どうしたら新一は帰って
きてくれるのか
私が騒ぎを起こせば
新一は戻ってくるかしら
その日は工藤夫妻は外出しており
工藤邸には誰もいなかった。
そして毛利蘭は新一に会いたい
ためだけに工藤邸に火を
つけて燃やした。
そこにコナンと哀が戻ってきた。
コナンがそこで見たのは
燃えている工藤邸の
前で笑っている幼馴染の
毛利蘭の姿だった。
「灰原、お前は警察と消防を頼む」
「どうしてこんな事をした」
コナンくんにはわからないわね
警察が来て毛利蘭は連行された。
彼女は自ら自供した。
騒ぎになってニュースに
なれば工藤新一に会える
だから工藤邸を燃やした。
彼女は笑いながら自供した。
灰原は俺を見て言った。
「あなたのせいじゃないわ」
でも蘭さんは自分が騒ぎを
起こせば行方不明のあなたが
姿を現すと思い込んだのね
恋愛って人を幸福にも
愚かにもするわね
でも彼女が間違ったやり方を
選んでしまったのは事実ね
「現代版の八百屋お七ね」