ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

真冬のキャンプ 赤城大沼

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みなさん、こんにちは。

(^ω^)ノ

関東ふれあいの道一周の旅も、いよいよ群馬の中核部、上毛三山赤城山榛名山妙義山)の縦走に入りました。

前回は、わたらせ渓谷から赤城山の最高峰である黒檜山を越え、大沼までたどり着いたところまでを書きましたね。

前回の記事はコチラ⤵

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 今回の旅の全体図です。

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こう見ると、かなり旅してきたと実感。

一周まで残り1/3ぐらいかな。

 

今回の旅の細部ルートはこちらです。

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前回終了した赤城ビジターセンターからスタート。

覚満淵のほとりを進み、小沼から地蔵岳に登った後、再び大沼に下り、この日は赤城公園キャンプ場ビバーク

翌日は大沼から約12kmの山道、カラマツと熊笹のみち」に入り、深山(みやま)バス停まで。

さらに山を下り、関越自動車道を越え、国の天然記念物にもなっているキンメイチクを見た後、赤城神社へ。これは「いにしえの文化のみち」約10kmです。

最後は、JR敷島駅でゴール。

 

今回は、友人のOさんが一緒に旅してくれました。

Oさんは焚き火台を持ってきてくれるとのこと。

これは夜のビバークが楽しみです!

(=^ω^)ノ 期待

 

ということで、2017年の年の暮れ、12月23日から24日にかけて旅をしました。

 

地蔵岳の首なし地蔵 

前回の終了地点、赤城ビジターセンターに到着したのは12時10分

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自宅を朝7時前に出発し、5時間以上の道のりです。

このあたりが、東京をぐるりと取り囲む関東ふれあいの道の最遠点でしょう。

(もう一つの最遠点は、恐らく千葉の太平洋岸)

 

ここから、覚満淵に沿った道に入ります。

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覚満淵の由来は、5世紀ごろ、覚満法師というお坊さんが、この沼の周りで7日7夜の大法会を行ったことにちなむそうです。

 

すっかり凍っていました。

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沼の上に積もった雪に、ウサギでしょうか、動物の足跡が点々と連なっていました。

 

覚満淵のほとりを抜けると、笹薮の中の細い登り道となり、しばらく行くと小沼を見降ろす場所に出ます。

小沼とありますが、なかなか大きい。

大沼と同じく、火山噴火による火口湖です。

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湖面は白く、鈍い光を放っていました。

きっと、凍りついているのでしょう。

 

ここからは、地蔵岳に向かう登りです。

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薄く雪が積もっていますが、木段があるので登りやすいです。

あまりきつい登りではありません。

Oさんと喋っている間に、いつの間にか頂上が見えてきました。

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いつしか、抜けるような青空が広がっていました。

 

地蔵岳の頂上からは、大沼が一望できます。

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そして、向かいに見えるのは、前回の旅で登った黒檜山

こうして、来た道を思い返すのは、感慨深いものです。

 

しかし、振り返ると、そこには衝撃的な光景が!

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地蔵岳の名にふさわしく、そこには6体のお地蔵さまが。

 

しかし!!

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なんと、どのお地蔵さまも、首がない!

Σ(    Д  )!

 

首の代わりに、どれも石が乗せてあります。

これは一体どういうことなんでしょうか??

6体そろってというのも妙です。

なので、自然に取れたのではないと思いますが、だとすると、誰かがもぎ取ったのでしょうか?

結局、わからないままに山頂を後にしました。

 

水炊き鍋の夜 

さて、今日の予定は、地蔵岳から大沼へ下り、あとは赤城公園キャンプ場で野営するだけでした。

大沼方面への下山道を下ります。

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大沼への下りは、北斜面になっているので雪が多いです。

明るい林の中を通りながら、車が通る道路まで下りました。

 

舗装道路もかなり凍結していました。

カーブで減速できず、車両が衝突する事故を目の前で見たたほどです。

 

そして大沼に到着。

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湖面は、完全に凍ってる。

 

キャンプ場は、この向かい側の岸にあります。

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ゆるゆると、大沼に沿って歩くこと15分。

赤城公園キャンプ場に到着。

ここは何と、無料のキャンプ場です。

さらにいい点は、普通のキャンプ場は冬季は閉鎖になることが多いのですが、ここは年中利用できることです。

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すでに、何組かのキャンプ客が、テントを張っています。

 

冬の夜は早い。

ぼくたちも早速ツェルトを張り、夜の準備を始めました。

いつも、ツェルトを張るときは、なんだか心が躍ります。

ツェルトへの思いはコチラ⤵

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 

Oさんが焚き火台を持ってきてくれたので、今夜は火を囲みつつ、鍋にしましょう。

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火がいい感じになってきた。

 

やがて日も暮れ、夕食の時間となりました。

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持ってきた鶏肉と白菜・ネギを鍋に入れ、焚き火で煮込みました。

Oさんは、牛肉とマカロニのチーズ和えを作ってくれます。

(^ω^) うまい!

 

そして、食後にはモチ!

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これもうまい!

 

そしてもちろん、ホットウイスキー

焚き火があるだけで、こんなに豊かな夜です。

夜になり、気温はかなり下がってきましたが、火に当たっていると安心感が違います。

それに、炎の揺らぎを見ていると、なんだか心が落ち着いて、幸せな気持ちになってくるのが不思議です。

 

夜も更けてきました。

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ウイスキーが切れたころ、ぼくたちはそれぞれの寝床に入りました。

幸せな夜でした。

 

ちなみに、火から離れると極寒です。

ツェルトの内部は細かい氷と霜が一面に張っていましたよ。

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((( ´ Д`)) うー、寒い!

 

まだ身体に焚き火のぬくもりが残っているうちに、シュラフに潜り込んで眠ってしまいましょう。

おやすみなさい。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、赤城大沼を後にして、榛名山方向へ下る旅のことを書きますね。

次回の旅はコチラ⤵

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

それでは、また。

(  ´ ∀`)ノ バイバイ

 

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