ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

宝登山、そして長瀞渓谷へ

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(写真:「長瀞の自然と歴史を学ぶみち」:長瀞渓谷)

どうぞ読者に!⤵

みなさん、こんにちは。

(* ´ ω`)ノ

前回は、水潜寺から破風山に登り、風戸の集落までの旅を書きましたね。

前回の旅はコチラ⤵ 

今回は、風戸入口バス停から、次の長瀞の自然と歴史を学ぶみち」起点となる根古谷橋バス停までの連結区間を経て、宝登山に登り、長瀞(ながとろ)渓谷までの旅です。

ルートの詳細はコチラ⤵

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それでは、旅を続けましょう。

 

長いなぁ、舗装道

さて、風戸入口バス停に到着したのは11時40分でした。

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ここから長瀞の自然と歴史を学ぶみち」の起点となる根古屋橋バス停までは、1kmほどの 連絡区間になります。

ということは、こういう感じの車道脇を通るということか。

けっこう車の通行が多いです。

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ただでさえ狭い路側帯が枯葉で隠れてしまっているし、崖が近いのでスペースに余裕がないよ。 

気をつけて行きましょう。

 

20分ほど進むと、大きな交差点が見えてきた。

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この右手の橋を渡ったところに根古屋バス停がありました。

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ちょうど時間は12時です。

一休みにはうってつけのバス停なので、ちょっと休憩。

舗装道を歩くと、路面が固いせいか、なんだか疲れが早い気がする。

;つД`) 足の裏が痛い・・・

 

ここからは「長瀞の自然と歴史を学ぶみち」に入るのですが、宝登山の入り口となる山形バス停までの2kmほどは舗装道のようです。

ううっ・・・

 

そして再び、舗装道の旅が始まる。

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あと2kmぐらいとはいえ、長いなぁ。

ちょっと疲れてきた。

 

うーん、長い・・・

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橋のたもとの文字が「しゅん坊」に見えた。

疲れてるんだな・・・

 

20分ほど歩くと、「山形」と書いてあるバスの停留所を発見

ここが山形バス停だな。

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でも、山へ入るような道が見当たらない。

もう少し歩いてみる。

すると、道路の右手に小さな橋が架かってました。

ここが宝登山への入り口のようです。f:id:trailtravel:20190710001128j:plain

やれやれ。

ようやく山道だ!

 

宝登山は楽しい 

宝登山への道は、のどかな畑の中の道から始まります。

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子供のころは、こんな場所でよく遊んだよ。

畑の中で野球したり、畔を崩したりしてたけど、よく怒られなかったなぁ。

なんでだろう?

 

畑を抜けると、次第に登りがきつくなってきます。

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かと思うと、突然、開けた原っぱに出たりする。

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さらに進むと、どうやら本格的に宝登山の取り付きに入ったらしく、斜度が急になってきました。

長い階段だー

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でも、舗装道よりははるかにいいや。

階段が終わっても、急な登りは続きます。

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このあたりから、遠くで子供の声が聞こえてきます。

どうやら、宝登山の頂上が近いのでしょう。

宝登山は頂上までケーブルカーが通じていて、小さな子供でも登って来れるのです。

その通り、このあと長い階段を登りきると、山頂に到着。

13時05分でした。

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たくさんの人が腰を下ろし、お弁当を食べたり、おしゃべりをしたり。

みんな楽しそうです。

宝登山も標高こそ高くありませんが、見晴らしがいいのです。

ほら。

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写真がうまく撮れていませんが、正面に見える三角形の山は武甲山です。

そして、足元に広がる街並みが秩父市の中心部。

見晴らしばかりじゃない。

山頂には蝋梅園もあって、黄色い花がきれいに咲いてましたよ。

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もう、春はすぐそこだ。

 

山頂を少し下ると、宝登山神社があります。

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素朴な社殿ですね。

小さな境内にはお茶屋があって、休む場所があります。

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石鳥居の向こうには秩父の山並みが広がっていました。

 

鳥居をくぐり下っていくと、園地が広がっています。

つつじ園もある。

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2月だったので花は見ることができませんでしたが、春にはつつじの花で山が覆われてキレイだろうな。

どうやら、他にも小動物園などがあるようです。

ケーブルカー乗り場の近くには売店が並んでいました。

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お腹もすいたので、秩父名物「みそポテト」を食べますよ。

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ほくほくして美味しかった!

(*´ω`*) ウマー

 

長瀞へと下る

ずっと遊んでいたくなるような楽しい山頂でしたが、そろそろ行きましょうか。

長瀞駅には、売店の脇にある小道から下ります。 

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下ること20分少々で、ふもとの宝登山神社に到着

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立派な鳥居だ。

ここの鳥居は赤ではなく白なんだ。

白もなかなか神々しくていいですね。

 

宝登山神社から長瀞駅までは、まっすぐに参道が伸びています。

参道の先には、再び大きな鳥居が立ってる。

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すごく良い雰囲気の町だなぁ。

歩いているだけで、すごく楽しい!

 

長瀞駅は、レトロな感じのステキな駅舎です。

これもまた、いい雰囲気!

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うん、いい街だ!

 

そして長瀞渓谷へ

駅の脇には踏切があり、その向こうには土産物屋の並ぶ小路が。

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キョロキョロしながら歩いていくと、すぐに長瀞の渓谷に到着。

川下りの船着き場が。

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実はこの川、荒川なんですね。

都心を流れる荒川とは全然違う川に見える。

この水は、どれだけ長い旅をして海まで行くんだろう。

そう考えると思わず「おおーぃ。元気でなーっ」と呼びかけたくなる。

だって、同じ旅する身だもの。

 

流れる水とは逆に、ぼくは上流に向かいます。

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船着き場のなだらかな河川敷とはうって変わって、奇岩・巨石が列をなします。

そして次第に、両岸は切り立った岩壁に。

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船着き場にはたくさん人がいたのですが、このあたりになると人影はありません。

道標はこの辺りにはないのですが、この方向ですから岩の上を歩いていきましょう。

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この辺りの岩は、不思議な模様をしています。

細かい縞が入っていて、まるで生き物の皮膚のよう。

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この面白い模様の岩は、虎の模様に似ていることから「虎岩」と呼ばれるそうです。

宮沢賢治もこの地を訪れて、虎岩の歌を詠んでいます。

つくづくと

 「粋な模様の博多帯」

   荒川岸の片岩のいろ

なるほど、たしかに粋な模様に見える!

 

岩の上の道は、やがて笹薮の道に変わり、

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そして、明るく開けた林に変わります。

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そろそろ、旅の終わりの雰囲気です。

群馬県境の登仙狭から始まり、長瀞の渓谷で終わる旅。

渓谷で始まり、渓谷で終わった旅。

でもその間には、将門伝説の残る城峰山があり、秩父華厳の滝があり、結願時の水潜寺があり、巡礼道があり、皆で楽しめる宝登山がありました。

この短い距離の中に、なんと豊かな多様性が含まれているのでしょう。

埼玉の奥深さを感じた気がします。

 

そんなことを思いながら歩いていると、やがて駅に着きました。

上長瀞駅です。

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時間は15時10分でした。

2月の日の暮れは早い。

こんな時間でも、すでにもう夕方の気配です。

さあ、帰ろう。

 

次の旅は、どんな景色が待っているんだろう。

もう、すぐにでも旅に出たい!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、さらに秩父の山地を南へと進みますね。

次回の旅はコチラ⤵ 

ではまた

(^ω^)ノ バイバイ

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