まるで昔ばなしの花咲き村
(写真:「峠の歴史をしのぶみち」白石の集落)
どうぞ読者に!⤵
( ^ ω ^ )ノ
みなさん、こんにちは。
さて、「混沌の埼玉編」第3回目の旅です。
全体の進捗はコチラ⤵
前回は、親鼻駅から出発し、大霧山を経て白石峠、そして白石車庫バス停まで旅しましたね。
前回までの旅はコチラ⤵
今回は再び白石車庫バス停から出発し、西武秩父線正丸駅までの「峠の歴史をしのぶみち」15.6kmの旅です。
旅の詳細図はコチラ⤵
秩父の山並みを北から南へ。
白石峠、高篠(たかしの)峠、大野峠、刈場坂峠、虚空蔵峠、旧正丸(しょうまる)峠そして正丸峠と7つの峠を縦走する日帰りの旅です。
ということで、前回から1週間後の2019年4月13日に旅しました。
夢のような花咲き村
白石車庫バス停は前回の旅の終点でしたが、その時も白石の集落は花がたくさん咲いていて、まるで桃源郷のようでした。
しかし、あれから1週間・・・
白石の集落は、さらなる満開を迎えていたのです!
もう、バスを降りた瞬間から、満開の桜がっ!
(;゚Д゚) うおおー
青空にピンクが映える!
何だか嬉しくなってきました。
ウキウキして集落の中へと進みます。
ピンクに、白に、黄色の花ばながいっぱい。
これはすごい!
すごいぞっ!
旧家の庭に石造りの蔵がありました。
その白壁に、白い花がまたピッタリ合う!
(*´Д`) ハァ・・・
なんだか、現実のものとは思えないような村です。
そう、まるで、昔ばなしの「花咲き村」のよう!
少し高台から見降ろしてみましょう。
もう、どこから見ても花咲き村!
そして、不思議なことに、村に入ると人の姿を全く見ないのです。
なんだか夢でも見ているような気になってきた。
建物はあれど、人影は見えず。
物音もしない・・・
もしかして、狐に化かされているのでは?
それとも、本当に物語の中に入ってしまった?
だとしても、きれいだ・・・
このまま、この村に残ってもいいような気になってきました。
Σ( ゚ Д ゚) ハッ・・・!
これはもしかして、昔ばなしでよくある「気づくと100年経っていました」のパターンでは?
いかん、いかん。
旅を続けなくては。
と、我に返り、再び山へ向かう道を歩き出します。
進むに従い、徐々に花は少なくなってきました。
それとともに、何やら夢から覚めたような気持ちに。
それが何だか寂しいような気もして、振り返ってみる。
村の出口には、やっぱり花が咲き誇っています。
振り返ると枯れ野原が広がっていたりはしませんでした。
やっぱり夢じゃなかったんだ。
じゃあ、またいつか訪れることができるでしょう。
そう思いながら、花咲き村を後にしたのでした。
白石峠ふたたび
花咲き村を後にすると、道は急に鮮やかな色彩を失います。
4月とはいえ、山の中はまだ冬。
明るい色は少ない。
とはいえ、葉が落ちているので樹間から日が差して、冬の森の中は明るいのです。
一週間前に下った道を、今日はどんどん登っていきます。
途中、土に埋もれかけた、ふれあいの道の道標がありました。
ちょっと傾いていて、それもまた切ない。
木に咲く花にはまだ早いですが、地面にはイカリソウが咲いていました。
これもまた、小さな春の訪れです。
かと思えば、僅かですが、まだ雪も残っていました。
1週間前、ここを下ってきたときには雪はなかったと記憶しますが、あれからまた降ったのかな。
徐々に空が開けてきました。
峠が近づいてきた気がします。
あともう少し。
と思ったら、前方に峠の休憩所が見えてきました。
白石峠に到着。
時間は10時ちょうど。
バイクの人たちが数人、峠で休憩していました。
みな元気そうです。
彼らはどこまで行くんでしょうか。
ぼくはこれから、幾つもの峠を越えますよ。
次の大野峠は、こちらです。
右手の階段は、前回旅した大霧山へ向かう登山道の入り口
舗装道をまっすぐ進めば、大野峠です。
それでは、行きましょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、7つの峠を越える旅を書きますね。
それでは、また。
(*´ω`*)ノ バイバイ
どうぞポチリとお願いします⤵