さよなら埼玉! 棒ノ折から東京へ
(写真:棒ノ折山山頂での蝶)
どうぞ読者に!⤵
みなさん、こんにちは。
(`・ω・´)ノ
2019年9月2日(ぼくの誕生日)、「混沌の埼玉編」最後の旅の続きです。
誕生日ですからね、いい旅になるといいな。
前回は名栗川又バス停を出発し、美しい白谷沢を登ったところまで書きましたね。
前回の旅はコチラ⤵
さて、ルートのおさらいです。
現在は白谷沢を登ったところ。
これからゴンジリ峠を経て棒ノ折山に登ります。
そして、ここでとうとう「混沌の埼玉編」は終了!
2019年2月16日に群馬・埼玉県境の三波石狭を越え、あれから約7ヶ月。
埼玉編のはじまりはコチラ⤵
秩父の山並みを北から南へ縦断し、8ヶ月にして埼玉を縦断。
とうとう関東一周の最後の都県、東京都へ!
;つД`) 感激!
ということで、白谷沢からの旅の続きです。
ゴンジリ峠めざして
渓谷を出ると林道があり、そこに少し開けた場所が。
おじさんが一人、タープを張って休憩中。
挨拶をして先に進むことにします。
さあ、ここからは山登りだ。
意外にも、いきなりの急登。
よいしょ、よいしょ!
ここを登りきると、トラバース気味の道に変わります。
先日の台風のせいか、道が崩れていました。
迂回路をつけて頂いているので、危険なく通過できました。
どうもありがとうございます。
ここから先は、よく整備された歩きやすい道が続く。
こんな看板がありました。
うまいこと言うなぁ。
まさにその通り!
(^ω^) ウンウン
10時35分に、岩茸石(いわたけいし)という名がつけられた岩に到着
棒ノ折山の南に、岩茸石山という山があるのですが、それと関係あるのかな。
関係があるにしては、少し場所が離れている気がしますが・・・
この岩からゴンジリ峠までは、もう一息です。
それにしても、ゴンジリ峠って、面白い名前だなぁ。
尾根線に出たので、陽が差し込むようになってきました。
木の根が露出した道を登っていきます。
こういう道は、意外と歩きにくいんですよね。
と、思っていたら、階段が出現。
Σ(゚Д゚) 崩れてる!
傾斜も急なうえに、階段がこの状態なので歩きにくいです。
丸太を跨ぎながら、急登を登る。
( ;´Д`) ウヘー
けっこう疲れましたよ。
さよなら埼玉!
苦労しながら登りきると、ゴンジリ峠でした。
峠は少し開けていて、ベンチもありますよ。
関東ふれあいの道の案内板も立っています
ちょっと一息。時間は10時55分でした。
せっかくだから、案内板を読んでみましょう。
「ゴルジュ(細い谷筋)の通過はスリル満点」
「初心者向きの沢歩きが楽しめる、関東ふれあいの道の中では異色のコース」
ホントにそうでしたね。
数多くの道を歩いてきましたが、5指に入る良コースだと思います。
ぜひみんなに歩いてもらいたいなぁ。
ゴンジリ峠から棒ノ折山はほんのすぐそこ。
まずは、開けた歩きやすい道が伸びています。
これは快適!
しかし、この道は長くは続きません。
棒ノ折山の直前からは、杉林の中の急登に変わります。
根っこがすごい。
足もとに気をつけて登っていきましょう。
やがて、植生が変わり、何となく前方が開けている感じがしてきました。
これはもう、山頂は近い!
期待に足が速まります。
そしてこの茂みを抜けると・・・
棒ノ折山、山頂!
(*゚∀゚) ウワァ!
とうとう到着しました。
時間は11時05分。
気持ちの良い風が、山頂に吹きわたっています。
目の前には、秩父の山並みが、青く幾重にも連なっている。
あの連なりを、何ヶ月もかけて越えてきたんだ!
そしていま、とうとう東京に入ったんだ!
この平野の周りを、何年もかけてぐるりと回ってきたんだ。
そう思うとなんだか胸が熱くなってきて、少し涙が出そうになりました。
気付くと、傍らに置いたザックに、きれいな蝶が羽を休めています。
この蝶も、遠くから飛んできたような気がしました。
ゆっくりと上下に動く羽が、旅の疲れを休めているように見える。
「キミも遠くから来たのか?」
心の中でそう話しかけると、頷くように羽が上下します。
「ぼくももすごく遠くから来たんだぜ!」
再び、頷くように上下する羽。
なんだか、同じ仲間のよう。
しばらく二人で秩父の山並みを見つめていました。
さよなら、埼玉!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回からいよいよ「悠久の東京編」開始です!
それでは、また。
(`・ω・´)ノ
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