浦和競馬場で行われるダートグレード競走としては珍しい中距離戦のGⅡ浦和記念。


12月の初旬にダートGⅠのチャンピオンズカップが開催される影響もあり、JRAから登録してくる有力馬は毎年少なめ。


しかし、大波乱が起きることもあまりなく、少し荒れるレースというイメージでいたほうがいいでしょう。


使用されるのは浦和ダート2000m。
第2コーナーの出口からスタートし、コースを約1周半するレイアウト。小回りで外に膨らみやすいコーナーを6回もまわるので、ラチ沿いを器用にまわっていけるような先行馬が好走しやすいコースです。


2019年、2018年とJRA勢が独占しているように、基本的にはJRA勢が強いレース。馬券の軸はJRA勢の中から選ぶのが堅実ですが、人気をそのまま鵜呑みにするのは禁物。


過去10年間で1番人気はたった2勝しかしておらず、2着3回、3着2回と取りこぼす印象が強め。
やはり、小回りコーナーを6回まわるというテクニカルな形状が影響して、1番人気になるような実績馬よりも、コース適性にはまっている馬の方が信頼できるようですね。


また枠順の有利不利も大きく、4枠より内枠に入った馬たちの成績は不振。勝ち馬は3頭出ていますが、馬券に絡む確率は低く、あまり信頼はおけません。


対照的に5枠より外に入った馬たちはかなりの好成績。
特に6枠は1着4回、2着3回、3着2回とかなりの高確率で馬券に絡んできます。


買いたい馬が数頭いる中で、馬券上の優劣に困ったときには、外枠の馬の印を重くするという方法もありかもしれませんね。


では、上記のことを踏まえて、ここで好走してくれそうな馬を探していこうと思います。


・ロードブレス
小回りコーナーから直線を向いたときの加速が抜群のロードブレス。好枠の5枠に入りましたし、確勝級と言っても大げさではないかもしれません。



前走の日本テレビ盃では、格上挑戦ということもあり5番人気評価でしたが、レースでは1番人気に支持されたアナザートゥルースを第4コーナーであっさりとかわし、そのままぐんぐんと引き離していきました。


直線で後続が殺到するも、ロードブレスは手応えそのままに快勝という結果でしたね。


今回は船橋コースよりも最後の直線が短い浦和コースでの戦い。より一層コーナーからの立ち上がりが重要になってきます。


先行できるタイプでもありますし、ここでは強い勝ち方を見せてほしいですね。
 

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