京都記念展望!!　二強にわりこむ馬を探してみる

【地味～なG2】

　日数の短い２月、祝日もはさみますのであっという間に中旬となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

　2月2週目のJRAの重賞は３つ。クイーンC、共同通信杯、そしてG2の京都記念です。

　今日はこの今年で113回を迎える伝統の一戦、京都記念の展望をしていきましょう！

　……とはいえ、G2にしてはなんというかまあ地味な重賞ですよね京都記念。

　京都2200ｍというまあなんというか春天や大阪杯、安田記念とはあんまり関係のない距離と競馬場ということもあってか、ここ10年の出走数は10-12くらいが平均と、出走する子が少ないレースになっています。

　結果のほうも少頭数だからなのか、大荒れすることもほぼない感じですね。

　ただ今年は違いますよ！　華やかな２強にくわえ、そこに食い込んできそうな穴馬のあの子がいるんです！

【2強再び対決】

　注目はなんといってもカレンブーケドールvsクロノジェネシスですよね。

3歳牝馬クラシック戦線で火花をちらした2頭が一方はジャパンカップで激走、もう一方は秋華賞を獲得して充実の4歳で再びバトルと、燃える展開になっています。

　距離適性もあるこの2頭に加え、京都適性と実績のあるステイフーリッシュもいますので、正直この3頭の全員が崩れるということはほぼ無いのでは、というところです。

　ですがまあ……競馬で1-2-3人気がそのまま決まるということもほぼ無いですよね？　となると、ここに食い込んで来そうな子を少ない頭数の中から探すのですが……実はいい子がいるんですよ！

【京都適正】

　とにかく京都記念といえば京都適正です。京都大好きなサトノクラウンを始め、京都実績のあるスマートレイアーや、気性が悪いのに京都だけは激走するダンビュライト（彼、どこいったんでしょうかね。ウワサでは去勢したそうですが……）など、京都に慣れている馬が上位に突っ込んでくることが多いレースです。

　もちろん2強+ステイフーリッシュも京都ではそれなりの成績なのですが、京都が大好きというわけではない……となると、ズバリここに割り込んでくるのは京都大好きなドレッドノータスではないか、と私は思います！

　まあご存知の通りセン馬になるほどの気性の悪さなのと、前走が天皇賞15着という見栄えの悪さで人気は下がってますが、京都大賞典と京都2歳Sを勝った京都のスペシャリストで、かつ主戦の2000ｍ前後よりも京都大賞典を勝った2400のほうが得意なんじゃ？　と思わせるほどの長距離適性は、ハマれば去年の京都大賞典のような勝負強さを見せてくれるんではと思っています。

　そしてもう１頭、京都が得意というか、京都から出ると全くダメという貴族の娘さんのようなアルメリアブルームですね。

　こちらも京都の成績が（4-2-1-5）で、全成績の（5-5-3-15）のうち大半が京都といいえばその京都巧者ぶりがわかるでしょう。

　そしてどうやらこのレースで引退して繁殖に上がるらしいので、陣営としても花嫁に上げる前に勲章がほしいところでしょうから、いわゆる「極限仕上げ」が期待できるんじゃないかと思います。

前走も武豊騎手がうまく乗ったということもありますが、重賞上位に食い込んできましたし。