皆さん、こんばんは。

 

 

元フットサル日本代表 北原です。

 

 

 

 

 

このブログでは

 

 

 

■スポーツ ■教育

 

 

 

 

という観点で自由きままにブログを書いております。

 

 

 

 

 

初めましての方はこちらの記事をご覧下さい→こちら

 

 

 

 

 

今回のブログは、サッカーW杯を戦っている日本代表がポーランド代表戦で見せた戦い方についてです。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本は勝つor引き分けで確実に決勝トーナメントに上がれるシチュエーションでグループリーグ最終節 ポーランド戦を迎えました。

 

 

その試合において、ポーランドにリードされている試合終盤、日本は時間稼ぎのボール回しに徹しました。

 

 

なぜ時間稼ぎをしていたかというと、同時刻に行われていた同グループに属する コロンビア 対 セネガル の試合において、コロンビアが1対0で勝っているという情報を日本が掴んでいたからだと思われます。

 

 

 

そのスコアのまま、2試合とも終了した場合、日本とセネガルは勝ち点・得失点差共に並びますが、レギュレーション上日本が優位に立ち、グループリーグ2位で決勝トーナメントに勝ち上がる事が出来る状況でした。

 

 

 

ただ、この消極的な日本の戦い方は、現在世界を巻き込んで論争を巻き起こしております。

 

 

 

 

その戦い方を選択した事は英断だったのか?

 

 

多くの方が持論を展開しております。

 

 

 

 

現在SNSを開くと、私の周りはフットボール関係者も多いせいか否定的な意見の方が多い気がします。

 

 

 

・あんなサッカーやっているから、いつまで経ってもサッカー後進国なんだ

 

・決勝トーナメントに行っても絶対に負ける

 

・セネガルが1点返していたら日本に帰国出来なかったな

 

・W杯の価値を台無しにした

 

etc

 

 

 

 

私は賛成でも否定でもありません

 

 

 

なぜなら、サッカー日本代表がこのW杯に臨むにあたってどの様な目的を設定していたかによって議論が変わると思っているからです。

 

 

 

 

もし、目的がW杯BEST8と設定していたとしたならば、結果論ではありますが西野監督の選択は正しかったかもしれないな。

と思います。

 

 

しかし、目的が観ている方に感動を与えると言うような事を設定していた場合は、また議論の方向性が違ってくるとも考えています。

 

 

 

 

なので、サッカー日本代表がW杯を通じて何を伝えたいと思っているのかが凄く気にはなっており、自分の情報収集不足もありそこが理解出来ていないので、賛成も否定も出来ないというのが現状です。

 

 

 

 

 

 

それ以上に気になっていたのは選手の心理面です。

 

 

 

 

 

これについて、日本代表は素晴らしいな

 

と思いました。

 

 

 

 

何故かと言うと、きっと選手も苦しかったはずです。

 

 

消極的な試合をすれば批判されるのを分かっていながらプレーしていたと思います。

 

 

ただ、与えられたタスクを信じて全選手がぶれることなく、同じベクトルに向かって戦い抜く事が出来た

 

 

だからこそ決勝トーナメントに進出するという結果を得ることが出来た。

 

 

 

 

これは充分評価しても良いのではないでしょうか?

 

 

誰か1人でも自分のエゴを出してしまっていたとするならば、結果はまた違ったかもしれません。

 

 

もちろんフットボールは自分で考えてプレーを選択していく事が醍醐味のスポーツではありますが、それと同時にチームスポーツであり、全選手が同じベクトルを向く事も非常に重要なスポーツです。

 

 

 

それを選手達がピッチで体現してくれました。

 

 

 

その点では評価しても良いのはないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

あと、もう1点気になるところは、何故ポーランドがボールを奪いに来なかったのか?です。

 

 

 

ポーランドはFIFAランク8位であり、グループリーグ突破最有力と目されていたチームです。

 

 

そのチームが2連敗を喫し、既に決勝トーナメント進出が途絶えた中で迎えた日本戦。

 

 

1対0で勝っているとはいえ、選手のプライドも国民のプライドも引き裂かれていたと思います。

 

 

もう失うものは無かったはずです。

 

 

あの空気感を演出したのは、日本だけではなくポーランドの影響も必ずあります。

 

 

 

 

 

私がポーランドの選手だとしたら、最後まで戦い抜きたいと思ったと思います

 

 

何故なら、もう決勝トーナメントに行けないので、これが選手人生最後のW杯の舞台かもしれない。

 

 

と私だったら思っていたはずですから。

 

 

 

 

応援している方も最後まで戦い抜く姿が見たかったはずです。

 

 

 

けれどもポーランドは勝利する事を重要視しました。

 

 

これは、もしかすると国としての記録(永年残る勝ち点3)を最優先したからかもしれません。←私の憶測の域を出ませんが。

 

 

最後まで戦い抜かなかった事は一時的に批判されるかもしれませんが、数字として永年残るのは勝利という事実だからです。

 

 

 

 

 

 

今回多くの場所で行われている議論は正解はないと思います

 

 

人それぞれ価値観があって然るべきです。

 

 

こういった議論を通じて、フットボールの文化は醸成されていくのだな。

 

 

と感じています。

 

 

 

まだまだW杯を楽しんでいきたいと思います。

 

 

 

 

続く→

 

 

 

 

 

 

 

過去ブログ

 

★目的と目標の違いは何ぞや→こちら

 

 

 

 

 

 

昨年11月にフットサル技術本を学研より発刊させて頂きました。

 

この本は個人にフォーカスを当てて、プレーの選択肢の幅を拡げる為の方法を細部に分けて詳しくご紹介させて頂いております。

 

フットサルをこれから始めたい方、もっと上手くなりたい方に是非読んで頂きたいです。

 

ご購入はこちらから→こちら