6月28日(日)阪神競馬場で行われる宝塚記念GⅠ 芝2200mの特別登録は18頭
昨年は3番人気のリスグラシューが好位から直線抜け出し、2着のキセキに3馬身差をつけ圧勝しました。
ラッキーライラック(栗東・松永幹夫厩舎)
昨年のエリザベス女王杯の勝ち馬で、前走大阪杯でG1 3勝目を挙げた馬です。
デビューから4連勝でチューリップ賞を勝って以来、勝ち星から遠ざかっていましたがエリザベス女王杯で内から鋭く追い込み2歳時の阪神ジュベナイルフィリーズ以来のG1制覇を果たしました。
その後の香港ヴァーズでも2着、中山記念2着と好走を続け、大阪杯では中段前目から抜け出し、勝利しました。
実力は疑う余地は無く、ここ数戦の充実ぶりは昨年のリスグラシューを思い出させるものです。
もちろん今回も注目の1頭です。
キセキ(栗東・角居勝彦厩舎)
3歳時には後ろから豪快な末脚で活躍していた馬が前に行けるようになって安定した力を発揮できるようになった馬です。
一昨年のジャパンカップではアーモンドアイの2着でしたが自らペースを作って2分20秒9の好時計で走破しました。
前に行ける脚質は展開面で魅力があります。
昨年は大阪杯、宝塚記念と2着になり、秋には凱旋門賞に挑戦しましたが7着に敗れてしまいました。
遠征帰り初戦の有馬記念では5着と好走しましたが、前々走の阪神大賞典では1番人気ながら出遅れて7着と敗れてしまいました。
武豊騎手に乗り替わり挑んだ前走の天皇賞・春では逃げて6着に敗れましたが、しっかり粘れていたと思います。
菊花賞以来勝ち星から遠ざかっていますが昨年2着のこの舞台で、久々の勝利を期待したいです。
サートゥルナーリア(栗東・角居勝彦厩舎)
昨年の春、トライアルを使わずぶっつけを全く問題にせず皐月賞を制覇し、ダービーで無敗の二冠馬誕生かと思われましたが、
ルメール騎手から短期免許で騎乗中のレーン騎手への乗り替わりが影響したか4着に敗れてしまいました。
神戸新聞杯では夏を越しての成長を見せてヴェロックスや菊花賞を制覇したワールドプレミアを全く問題にせず圧勝しました。
しかし、天皇賞・秋では好位から伸びず6着と敗れてしまいました。
間をあけて立て直した有馬記念で2着、左回りが不安視された金鯱賞で勝利と本格化の兆しが見られます。
今回もしっかり間隔をとっての参戦で、G1 3勝目を目指す上で万全の体制が取れたと感じられます。
ブラストワンピース(美浦・大竹正博厩舎)
一昨年の有馬記念覇者です。
昨年の凱旋門賞では11着と大敗しましたが、今年初戦のアメリカジョッキークラブカップではG1馬の貫録を見せつけ快勝しました。
阪神コースでも実績があり、2200mの距離もあっている印象です。
もし、馬場が渋ったとしても大丈夫なのも心強いです。
前走の大阪杯では7着とやあぶれてしまいましたが、巻き返し有馬記念以来のG1勝利を期待したいですね。
宝塚記念は梅雨の時期ということもあり天気も気になるところです。
重馬場で好成績を残している馬に注目することも必要になってきそうですね。