10頭立てとやや寂しいメンバーとなってしまったが、G1ホープフルステークス2着馬のヴェルトライゼンテを始め4戦3勝のサクセッション、4戦4連対のファルコニアなど3強ムードが漂っていた。また、地方からも2頭が参戦してきた。

 

 

スタートはほぼ揃ったスタートを切りその中からまず、アオイクレアトール勢い良く抜けてハナを取った。2番手争いでは最初のコーナーまで争いが続いたがシルバーエースが取った。3番手インに地方馬のエンがその後ろにココロノトウダイが続く。

 

 

1番人気のヴェルトライゼンテは5番手好位を確保。その後ろにガロアクリークが続くが1番後ろにいたファルコニアがどんどん位置を上げて行き3.4コーナー中間では2.3番手にまで捲っていった。前半1000m通過は63.2秒とかなりのスローペースに。しかしそこからどんどん加速ラップに入っていき隊列は横に6頭並んで直線へと入る。

 

 

直線へ入るとファルコニア、ヴェルトライゼンテが抜け出しを図るが外から一気にガロアクリークが伸びよく先頭に立つ。それについていこうとヴェルトライゼンテも勢いよく伸びていきこの2頭の叩き合いに。外からもサクセッションが加速を始め前の2頭に追いついていきそうな差し足。

 

 

残り50mほどになると最後にガロアクリークがクイッともうひと伸びを見せヴェルトライゼンテを突き放してそのまま優勝。ヒューイットソン騎手は来日初重賞制覇となった。2着にはヴェルトライゼンテが入線。

 

 

 

3着争いは外からのサクセッションと内で伸びてきていたファルコニアの争いとなったが、ハナ差でサクセッションが先着した。4着にはファルコニア。5着にはハナで粘っていたアオイクレアトールが入った。上位3頭には皐月賞優先出走権が与えられ、さらなる成長に期待したいところだ。

 

 

 

回顧
1着　ガロアクリーク
好位でレースを進めて直線弾けた。前走から10キロ絞れてきて勝負度合いが伺われたが結果を残せたのは良かったと思う。スローの展開の中しっかり折り合いをつけることができ、皐月賞本番でも差し馬が台頭する流れになれば1発あるかもしれない。さすがに勝ちまではいかないと思うので3連単の3着あたりには置いて置きたい印象だ。ただ、今回がフロッグと思われ人気をかなり落とすようなら単勝も妙味はありそうだ

 

2着　ヴェルトライゼンテ
ホープフルステークス2着の実績はさすがで最後の叩き合いは惜しいものがあったが結果離されてしまったのは残念。瞬発力戦より長く良い脚を使うレースの方が合っていそうな印象。しかし、ホープフルステークス上位馬はその後なかなか勝てないレースが続いている。こうみるとコントレイルも勝ちより2.3着に落ち着きそうにも思えてくる。

 

 

 

3着　サクセッション
4コーナーで1番外を回されしかも6頭併走でかなりのロスを生じたのはかなり痛かったように思える。この馬は差す味があるというよりも、先行抜け出しの方が勝てると思われる。次走は内枠✖︎先行できそう、この条件で狙いたい。今回の敗戦で人気を下げるようなら頭も妙味はありそうだ。

 

 

 

4着　ファルコニア
道中捲っていった分最後のハナ差に繋がった印象。また、捲るなら先頭まで捲り切った方がチャンスはあったと思うが鞍上のミルコが最近積極的な競馬を見せないのでもったいなかった。力はあるが重賞級ではないと思われるので、重賞では切りの対象。

 

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