臺灣（台湾）を国として認める。長いこと失礼しました、と言わなあかんのとちゃうか？
2019年06月09日 公開
いつも書いていますが、このブログは本文よりもコメント欄の方がレベルが高く、とても役に立ちますので、いつも勉強させてもろうてます（笑）。昨日（「国はローンを組んだらあかんのか？けったいな法律。改正してさっさと金を回さんかい。」）のコメント欄で、「彩希」さんが、「米国防総省、台湾を国家と表記」のニュースを書いてくれてはりました。前から台湾の件は気になっていたので、書くタイミングを待ってたところでした。
よくニュースで例えば「今回の国際大会には『世界の百数十カ国、地域』から千人の参加があり」などという言い方がありますね。私がそれこそ、ぼぉーっと生きてた時は、「地域」て何やねん？ぐらいにしか思てなかったんですが、これ、台湾と、かつての香港（そしてマカオも？）を意識してたんですね。要は台湾や香港は、「中国」としては「国」と認めたらあかんわけや。それを今回、アメリカが正式な文書で「国家（country）」と表記した、ということがニュースになったわけですね。
そういえば来年のオリンピック、「中国」は台湾に「Chinese Taipei」と表記するように要求してますね。「一国二制度」と言うて、台湾は「中国」の一部やというわけです。まあもともと、1971
年に、アメリカのキッシンジャー国務長官が「中国」に行き、翌年にニクソンが行き、1979年カーターの時に「国交回復」して、その時に台湾を捨てたわけですね。
え？捨てたんか、ひどいな、と思いますが、日本の田中角栄さんは、ニクソン訪中でショックを受けて、アメリカに先を越されたらあかんと考えて、1972年にいきなり「中国」と「国交回復」し、アメリアより先に台湾を捨てたんですね、どっちがひどいねんや、という話やと思います。最近、石原慎太郎さんあたりが田中角栄を持ち上げてたりしてはりますが、これについては私は、日本人としては絶対許されへんことやったと思いますね。まあそんなことするから足元をすくわれたんかも知れませんけどね。
で話は戻って、上で紹介してくれてはったブログ（「戦後体制の超克」）では、昨年の３月にアメリカで成立した「台湾関係法」以降の動きを、簡単にまとめてくれてはります。これを見ると、どう考えてもアメリカは台湾を普通の一つの国と認める方向に向かってることがわかりますね。いや、もともと「一国二制度」みたいな話が、そもそも日本の憲法９条みたいに、矛盾に満ちたものやったんや、ということでしょう。
この調子で行くと、トランプさんが「台湾」を「国」として認めるのはもう時間の問題ですね。私が問題にしたいのは、日本のマスゴミ、いや、政治家も、もっと言うたら私ら日本人も、事の重大性にまったく鈍感なことやと思いますね。今年正月２日やったかに、習近平さんははっきりと、台湾は武力を使うてでも守る？みたいなことを正式に言うてますからね。実は文字通り、めっちゃキナ臭い話ですね。
おそらく今年は、後の歴史家が、第三次世界大戦が始まった年、と書くことになるのかも知れませんね。あ、そうそう、今や何もドンパチするだけが戦争やないですからね。どうも憲法改正は間に合わなさそうやから、もう超法規的措置を連発してでも、日本人の命と財産はしっかり守ってほしいですね。憲法守って国滅ぶ、みたいなアホなことだけはせんように、しっかり声を上げていきましょう。
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