この夏はバカンスをどうしようか。

そんな話を1男としていました。

8月の末には2男がインターシップで外国へ行ってしまうので、

彼がいるうちにどこかへ行きたい。

みんな一緒に行動できるのはもう最後かもしれないしね。と。

それから。。

 

「それから あなたの誕生日だって

2男がいるうちに一緒にやりたいよねぇ。」

 

すると 1男が言うのです。

 

「僕は 3男くんのメモリアルで何かしたいよ。

だって、3男くん 『ハタチ』になるから…」

 

 

 

 

1男と3男は3年違いで同じ日に生まれました。

だから、3男が生まれてからは毎年その日に

2人一緒のお祝いをしてきました。

もちろん ケーキも2つです。

そして子どもたちの二十歳の誕生日には、

たしかに特別バージョンの誕生会を開いていましたし、

1男も2男もそうして祝ったのです。

私も当然この夏二十歳になる3男のことは考えていましたが、

まさか 1男の口からそんな言葉を聞くとは思いもしませんでした。

 

運動能力の遅滞、コミュニケーション能力の欠如、など

重くはないのですが、障碍者である1男です。

友達もいないので、私がいなくなった後、彼は一人で生きなくてはならないのでしょう。

そんな彼がそんなことを言うなんて。。。

また泣かされました。

問題は多いけれど

優しい心は忘れないでいてくれた。

有難い。

 

さ じゃあ どんな会にしようかじっくりと考えなくちゃと、

気合を入れることにします。

君の気にいってくれるような。