ズドンとした内容です。

過激な内容があるかもしれませんので

繊細な方はどうかスルーしてやってください。

 

 

 

 

家族が多くて、

一年中なにかしら 誕生日だのの行事は欠かさずにきました。

誕生日は地上組も天上組もだから、

父も兄弟も…なんていっていると、結構頻繁にあるのです。

天上組のその日は、お花を買って飾っています。

命日にもお花を飾りますが、

気がついたら、命日もこんなに増えていたんだ、と驚愕するのです。

要するに、『家族』という単位で一緒にいた人だけの話なんですが、

みんな亡くなってしまったので。。(母以外は。)

 

ただ中で ひとつだけわからない『命日』というのがあります。

それは兄の亡くなった日のことです。

その夏私は 1女と1男を連れて実家に帰っていました。

「久しぶりだねぇ」

と 兄はわざわざ私たちに会いに来て、

みんなで写真をとりました。

ところがその翌日に、行方不明になったのです。

2日後に発見されたのは、離れた県にあるパーキングエリアの車の中でした。

自死していました。

そしてその日を境に、

家ウチの運命がガラガラと崩れていったのです。

 

兄は両親の財産を管理するという名目で、

『事業』と公言してビジネスをしていました。

しかし、亡くなってみると、とんでもない事実が噴出しました。

両親の持っていた財産などがすべて消えてしまっていたのです。

とりわけ不動産は とっくの昔に他人の名義となっていました。

要するに、住んでいた家も、突然『出ていかなければならない』状況になったのです。

ただ 問題はそれだけではありませんでした。

財産がゼロというだけでなく、

ものすごい巨額の負債が発覚して

それがすべて 何も知らない父にふりかかったのです。

兄の婚外子も露見しました。

何もかもが グチャグチャでした。

しかも生き残っているのは 私だけ。

一人無我夢中で 弁護士を探し

酷暑の中を駆け回りました。

 

苦しくなったので つづきます。