暫くこちらのブログから遠ざかってオリました。

とりたての理由があったという事ではないのですが、

ただただ世間のざわつきに揺れ、

なんとなく体が空になっていた感じです。

 

コロナに関しては 更なる進展もなく、

それどころか、この国では連日二万人以上の感染者が出ている始末で、

歯止めがききません。

昨夜は大統領がこの秋の新たな規制を発表したものの、

それがどこまで効を奏するのかは未知です。

世界が不安の中で右往左往しているんですね。

 

 


 

 

 

日本のニュースにも目を通します。

すると、これも連日のように荒んだ事件が多くて

目を覆いたくなります。

とりわけ、それぞれの諸事情はあるにせよ、

すぐに人の命を殺める事件の多い事。

『元交際相手による犯行』という文字も頻繁に見るんですけど、

昔はこれほど『元』という言葉は聞かなかったような気がして、

それだけ人の心がすさんでいるのかしらんと、

やっぱり暗い気持ちになります。

 

娘さんを『元』に殺されたという親御さんのコメントが載っていました。

大事な子を他人の手に殺められた親の気持ちなんて、

考えただけでも胸が張り裂けそうになります。

想像を絶しています。

気がおかしくなりそうです。

ところがその方はこう言ったそうです。

「悔しいという気持ちは 娘もイヤだろうから、

娘が心配しないように生きていきます。」

びっくりしました。

言葉がみつかりませんでした。

どんなにか、犯人の事を憎んで、

恨みの言葉でも出るのかと勝手に思い込んでいました。

それにまだ日の浅い子供の死なのにです。

 

子供を亡くして、プ~カプカと浮いたり沈んだりしながら、

私も何となくそうして生きてはきました。

でもはっきりとこんな言葉を聞いて、

それも、被害者の親御さんからのそんな発言に、

ものすごく胸が熱くなりました。

 

人間だから、弱いから、

わかっていても 必ず思うようには生きられません。

でも気づいた時には、

できる時には、

自分もそうやっていきたいと強く思います。

息子が心配しないように、って。

 

 

 

 

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