この作品も含め 画家は色彩にはとても気を使っています 
常に可能な限りよい天然の岩絵の具を使用しています アメリカに居てもなおかつ良い岩絵の具を調達するのに努力しています プロとして絶対に手を抜いてはいけない部分というのはあるようです  

以前日本橋高島屋で個展をした時会場で 川合玉堂の孫で元高島屋顧問の方から 前に比べて絵の具を節約してるね と言われてしまい 凄く辛かったと言うのを聞いたことがあります

この方は画家をとても高く評価していてくださり うちの(日本橋高島屋)の一押しの画家ですと 顧客に紹介していてくださったそうです 描く姿勢の純粋さが 川合玉堂と共通しているのかもしれません