前略、さようなら。

一文字一文字を記していくことですべてを過去にしていきたい。

生意気な年下くんとの恋のおはなし ②

 

 

 

こちら、前回の記事です。

 

sugarnail.hatenablog.com

 

続きを書きますね。

 

 

その頃、私は失恋をして

仕事を頑張るぞーって思ってはいても

どこか、やる気が出なくて

落ち込んでる日の方が多かったんです。

 

 

そこを、人知れずカバーしてくれたのがガクト。

自分のドジした話とかメールしてきたり

休みの日にカラオケに呼び出してきたり

私がクスッと笑えるようなことをしかけてくるワケです。

 

 

少しづつ元気を取り戻してきた頃

ガクトからのメールで

「さとうさんが好きです」

と、その一文だけ。

 

 

 

 

 

え、私?

華麗にスルーしてやりました(笑)

 

 

 

 

数日後、退社時間が近くなったころに

「メール見てくれたんですよね?」とガクトが話しかけてきた。

私は「見たよ。でもあなたには彼女がいるではないか?」と答えると

「好きな人ができたって言って別れました」と。

 

 

 

 

 

Σ(・ω・ノ)ノ!なんですとっ

 

 

 

 

さとうさん 「ごめん、好きな人って私のこと?」

ガクト   「はい。」

さとうさん 「なんで?」

ガクト   「はじめて内面から人を好きになったので」

 

 

そこそこ失礼な言葉をぶっこんできたガクト

 

 

さとうさん 「中身?わたしの?何もしてないよ」

ガクト   「さとうさんは本当に優しいです。誰にでも親切です。」

さとうさん 「いやいや、全然フツーだし」

ガクト   「俺がさとうさんを幸せにしたいって思ったんです」

さとうさん 「・・・・・・・・」

ガクト   「付き合ってくれませんか?」

 

 

いろいろあって、いろいろ話して付き合うことになりました。

 

 

あとから考えれば、ガクトは彼女から結婚を迫られていて

親からも結婚を急かされていてマリッジブルーだったのでは?と思うんです。

 

 

彼は本当に優しくて、友達にも紹介してくれたり

友達を交えて遊んだりもしました。

私のことを思いやってくれてた。

私は、珍しく恋愛で【素直に甘える】ことができた。

存分に甘えた。甘えてしまった。

そこがダメだったとは思う。

 

 

 

 

別れは突然でした。

 

 

 

 

元カノが何度も家に訪ねてきては復縁を迫っていたそうで

心身ともにボロボロになっていったらしい。

どうやら私と付き合う前には結婚についての話し合いが始まっていたとか。

それで彼のご両親と元カノのご両親が集まって

今後の相談をしていたそうです。

そんな事があったとは知らず・・・

 

 

その事を打ち明けてきたガクトは辛そうだったし

ぐったりと疲れていた。

 

 

その話をしてきたのなら

彼女との結婚を決めたんだろうと思い

私たちは別れた。

 

 

今までの御礼と感謝と共に

彼女と幸せになりなさいよ!

これ以上泣かせたらダメよ!と言いながら。

 

 

 

 

彼からの最後のメールは

 

「さとうさんの そういう所も大好きでした。好きになって本当によかったです

ありがとう。」

 

 

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私は、ほんのちょっぴりだけ泣いた。