デュメトルム・ダブルの表土入れ替え

ようやくデュメトルム・ダブルが咲きました。右の花茎の一番花が開いています。こんなに低い位置で咲いているので、お花を持ち上げないと中の様子が分かりません。この株は昨年植え替えていないので、表土を2cmくらい取り除いて地際を清潔な用土に交換します。

毎年植え替えてもいいのですが、原種は根の伸びがゆっくりでまだ鉢いっぱいには回っていないようなので、もう一年このまま育てようと思います。ただ、肥料やら何やらで表土付近は水はけが悪くなっていますので、温かくなる前に株元まで入れ替えます。写真だと根の付け根あたりが少し見えています。

水はけの良い新しい用土を元の高さまで入れたところです。こんな感じで地面にくっつく位の高さで咲いていたのでした。このハンガリー産のデュメトルムは、咲き始めは背が低くて三番花くらいになると20cm程度まで伸びるタイプです。

スロヴェニア産のデュメトルムは最初からある程度高さがあって咲きますが、三番花でもそれほど高くなりません。どちらがいいというものではなく、産地で違った性質があって面白いと思います。デュメトルムを3種類の亜種か変種に分類し直すという話しもありますので、けっこう産地ごとの違いが大きいのかもしれません。

二番花が開き始めるくらいになれば、正面からちゃんと見える高さになると思いますので、その頃にまたお花の紹介をしたいと思います。