11/16(土)午前中ゲネプロ鑑賞会に続き、横浜みなとみらいホールでの「神奈川フィル定期演奏会 みなとみらいシリーズ第353回」本番へ。
指揮シンガポール出身の若手カーチュン・ウォン























13:30からのロビーコンサートを愉しんだ後、

14:00本公演開演

前半最初は、ワーグナー/歌劇「タンホイザー」序曲
客席に聴衆が入った分ゲネプロより残響は減ったけれど、奥行きのある響き適度な陰翳を以て、スケール大きくかつ緻密音楽が展開されていきました。

続いてソロ・コンサートマスター﨑谷直人首席チェロ奏者門脇大樹ソリストを務めての、私の大好きなブラームス/ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
ワーグナーとはまた違った清新燦然たる響きを、カーチュン・ウォンは神奈川フィルから引き出してみせていました。欲を云えば、ソリスト二人に一層の安定感を求めたい気はしましたが。
ソリスト・アンコールバッハ典雅佳演

後半は、エルガー/エニグマ変奏曲
前半のワーグナーともブラームスともまた違った清澄さ一抹の哀調を以ての主題の提示から、続く一連の変奏性格表出、此処でもカーチュン・ウォンの手腕が光っていました。

カーチュン・ウォン演奏を聴いたのは今回が全くの初めてでしたが…今後眼の離せない存在になりそうです。




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