古代日本の歴史を謎解き

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古代(卑弥呼の死後~古墳時代)の日本の姿(多分??)

2020-06-20 19:53:16 | 歴史
ここまで、魏志倭人伝に加えて
鉄剣・鉄刀に刻まれた銘文などから
地名に使われた漢字の普及を考えて
卑弥呼の死後(空白の四世紀)の日本の姿を想像してみます。
※前提として「古事記」などに登場する日本神話や神功皇后などは
 魏志倭人伝など大陸の史記の内容を巧妙に取り入れてある。


・漢の時代より、博多湾周辺には奴国などの国があり大陸と交易
「漢委奴国王」の金などが贈られた。(実際に金印が発見されています)
・倭国大乱(玄界灘側の国々の争い)の結果、力を付けたのは有明海側に住む卑弥呼
 邪馬台国が九州北部の信頼を集める。
・327年(或いは328年)卑弥呼が亡くなり、男王が立つが国まとまらず。
 男王は、狗奴国の卑弥弓呼ではないか。
・新女王に卑弥呼の宗女 台与 がなり九州北部が一つにまとまる。
 この時、国名を 筑紫と変えた(政張らの勧めもあった)
※この時代、出雲も イズモ と漢字の国名はなかった。
 近畿にも ヤマト と云う国はなかった。
 アスカ と国が会ったかもしれない。
・265年 魏が滅び、大陸が乱れる。
 政張らや台与の影響力が無くなる。
 台与は政張らを国の返し、自らも筑紫の土地を離れる。
 百済と交易を持つ筑紫で 筑紫一族と名乗る。
・この時ぐらいに、イズモも国名に 出雲を使い始める。
・台与の一族は、豊国(トヨ国) 或いは 肥国に近い高千穂へ移住する。
 ※天孫降臨の神話となる。
  ニニギは台与の国の男王、台与は、その国の祈祷師を務めた。
  ニニギら一行と天孫降臨したメンバーで女性は アメノウズメ一人(彼女が台与では)
  現在の神社でも、巫女と云う若い女性が存在しています。
  13歳の女王 台与 の影響ではないでしょうか。
・ニニギらの子孫は肥国(日向)で国づくりを行う
・元々移住者であったニニギらの子孫(磐余彦ら兄弟)は日向を離れる。
 ※古墳時代中期(空白の四世紀)
・たどり着いたときは近畿(大阪湾)、しかし既に美能那賀須泥毘古(ナガスネビコ)の国があった。
・磐余彦は争いに敗北、和歌山方面から上陸、奈良の土地で新しい国づくりを始めた。
 ※神武東征の神話
  この時、まだ近畿にはヤマトと云う国名はなかった。
・磐余彦の子孫は力をつけて、ナガスネビコの国を征伐、近畿をまとめる。
 既に筑紫、出雲には朝鮮半島から移住者がいて、その後に移住した一族に仕事を与えた。
・大陸の史記「魏志倭人伝」などを知る事となる。
 ※古墳時代後期では?
 自らの祖先が邪馬台国ではないか、日本の総称は 倭 であった事も知る。
・近畿の国の名前を倭 と云う漢字を使い 邪馬台国のヤマトと呼ぶ
・倭の漢字の意味がふさわしくないと知り漢字を和と変えるが
 氏姓制度で漢字二文字を国名にするしきたりから 大和 の漢字に変える。
・527年の筑紫磐井に乱までは大和朝廷も筑紫を支配してはいない。
 筑紫は勝手に朝鮮半島(百済)と交易を行っていた。
 朝鮮半島へ出兵していた倭の五王(400年代)は築地の地族である。
・以後は「古事記」「日本書紀」に登場する蘇我氏、聖徳太子らの出来事は実施に近い。
 蘇我氏VS物部氏の争いなどは既に漢字が伝わった時代の出来事で事実が書き残されていた。
・平安時代に作成された「古事記」「日本書紀」は巧みに大陸の歴史書「魏志倭人伝」や
 倭の五王などを組み入れた。
 仁徳天皇~武烈天皇を和の五王に合わせて兄弟にした。
 ※百舌鳥古墳群にある大仙陵古墳が仁徳天皇らの古墳であるなら
  朝鮮半島へ出兵するまで余裕があっただろうか?
  百舌鳥古墳群の古墳は当然全編案時代にも知られていたので
  天皇家の古墳として話を進めざるをえない。

神武東征(卑弥呼の国の一族)が事実かどうかは疑わしい所です。
平安時代の「古事記」の作者が魏志倭人伝を読んで
邪馬台国は九州であったと確信したことは事実で
それに合わせて日本神話を作り上げています。
神武天皇即位を紀元前600年
ニニギの天孫降臨を1700万年以上前に設定したことで
大陸の歴史書と大きな食い違いが産まれ
「日本書紀」では神功皇后の説明に「史曰く」と注釈を加えて
魏志倭人伝の卑弥呼に合わせようとしています。
男子血統の天皇家の始まりが女性の天照大神の設定も不思議です。
天照大神のモデルは卑弥呼で間違いないでしょう。
仏教伝来(聖徳太子の時代)後、神仏習合の時代があり
仏教の大日如来 = 天照大神の時代もありました。
大日如来様はお釈迦様より先に悟りを開き、万物創世の神様です。

日本神話の天照大神になって、少し核が落ちたような気がします。
以上が私が考える卑弥呼の死後の日本の姿ですが、如何でしょうか。

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