古代日本の歴史を謎解き

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新羅発、沖ノ島着の四枚花びらの金製指輪

2019-08-14 22:39:36 | 歴史
沖ノ島から出土した 金製指輪
もう一度、沖ノ島の位置関係です。

博多湾からもかなり離れていますし
壱岐や対馬と比較しても小さな島です。
世界遺産に登録された「神宿る島」です。

こちらの動画も参考になります。

何故、この小さな島に沢山の秘宝が集まったのでしょうか。
全ては 信仰 です。
縄文時代、弥生時代の生活遺跡も出土していますが
鏡や勾玉など信仰の道具が多数出土しています。
この島に大きな権力を持つ王が住んでいたわけではありません。
交易(航海)の成功を祈願する。
国の繁栄を祈願する。
などでしょう。
ひょっとしたら祈祷の道具である鏡や勾玉の他
祈祷師も一緒にいたかもしれません。

その中に

新羅の金製指輪、大陸の黄金の文鎮(?)、ペルシャ製(?)と思われるガラス細工
当時の倭人が信仰に使う道具ではないです。

考えられる事は
5世紀(400年代)位に
新羅から王家の一族が移住し
共に生活した。
亡くなると葬儀の後
指輪を沖ノ島へ祀ります。
その国は筑紫でしょう。

同様に大和でも新羅から移住がありました。
こちらの方は亡くなると
古墳が造られて指輪と共に埋葬されたようです。
この二人の新羅人は同じ一族
新羅の人質ではないでしょうかか。
指輪には新羅王家の意味があるのです。

そして
二人目の人質は筑紫に送られます。
新羅から筑紫は重要な国だったのです。
筑紫磐井が大和朝廷(継体天皇)を裏切る理由です。
この事がきっかけで筑紫VS大和の戦争になりました。

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