古代日本の歴史を謎解き

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伊勢神宮と出雲大社の違い(注連縄)

2019-10-14 16:45:31 | 歴史
伊勢神宮が独特の存在であることは
先の投稿で紹介しましたが
注連縄(しめ縄)にも違いがあります。
注連縄には、私たちが住む世界と神様が住む世界の結界です。
伊勢神宮には
 注連縄がありません。
 他の神社にある狛犬も無いです。
さすが、他とは格の違いを主張しています。

出雲大社は
  大きな注連縄が有名です。

※この有名な大しめ縄は、本殿ではなく「神楽殿」です。
出雲大社のしめ縄の特徴
・しめ縄の巻き方が一般の神社と逆
・とてつもなく大きい
理由は
天照大神に国譲りして、国を取られた大国主命の怨霊が出てこない様に封じ込めた。
一般的な神社のしめ縄は、悪霊が神殿の中に入らない様にする結界です。
しめ縄の目的が逆なのです。
古墳の信仰に似ています。

伊勢神宮と出雲大社の位置関係でも
日が上がる東側の伊勢神宮
日が落ちる西側の出雲大社

死後の世界(黄泉の国)を司る意味合いがあるのです。
なんと近くに、イザナギが黄泉の国から戻り岩で蓋をした
黄泉の国への入り口があります。
亡くなった大王を祀る古墳と意味合いが似ています。

他にも、十月を「神無月」と呼びますが
全国の国津神が出雲の集まる言い伝えでからです。
そのため、出雲では十月を「神有月」と呼びます。
出雲は、勲津神の総本山でもある様です。

大和朝廷の祖を天照大神にして伊勢神宮を神社の頂点に
国内の神々(国津神)を纏めるために出雲大社を
大和の地を守る為に
東に伊勢神宮、西(黄泉の国)に出雲大社を配置した。
何とも巧みな日本神話と神社体系を作り上げた。

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