ポンジスキーム仮想通貨案件の詐欺に注意!PGAが飛んだという情報も

世の中にはお金を稼ぎたいという欲求が溢れており、その気持ちを付け狙った危険な案件がたくさん存在しています。

その中によくある情報商材やオンラインサロンがあるのですが、一番ユーザーの欲求を駆り立て、さらに多くの被害人数を出してしまうのが、ポンジスキームという仕組みです。勧誘者は言葉巧みにビジネスの初心者、時には大学生などを巻き込み、ありもしないビジネスの投資話を持ちかけ、さらに紹介者を集めさせます。

そして運営にある程度の資金が集まった段階で連絡がつかなくなり、そのまま資金を持ち逃げするという案件が絶えず世間で話題になっています。ここ最近、PGAというポンジスキーム案件が世間で話題になっていましたので、それにちなんでポンジスキーム詐欺について詳しく解説していきます。

今現在、ポンジスキームらしき案件に参加をしている方や、すでに被害にあってしまった方はぜひ最後までお読みください。

情報商材にまつわる疑問や、情報商材詐欺の手口や見分け方が知りたい方は「情報商材詐欺にあった!?と思った際に今すぐ取るべき行動」をチェックしてください。

ポンジスキームとは?

ポンジスキームとは一体なんなのかについて説明していきます。

ポンジスキームとは?
ポンジスキームとは、いわゆる自転車操業で運営されているビジネススキームで、必ずいつかは破綻する仕組み

ポンジスキームの多くは高配当を謳った投資案件が大半で、一定の資金を預けているだけで、月間10%を超える高配当をもらえるという案件が多いです。ポンジスキームは通常資金を預けているだけで配当は貰えるのですが、紹介者を出すことによって、さらに高額の紹介料を貰える仕組みになっています。

通常の配当の何十倍もの紹介料を得ることが出来るため、多くの会員は他の会員を集めるために勧誘活動を必死に行います。そして、新規で入会してきた人が預けたお金が、上位の会員に分配されるのです。多くの案件は、預けた資金を何かしらの方法で運用し、顧客に配当していると言います。

実際資金が運用されることはなく、ただ単に新規の会員からとったお金を上位会員に分配し、あたかも運用がうまくいっているかのように見せているだけです。

ポンジスキームは初めの方に入会すれば配当が順調に支払われ続けるので、そのエビデンスを元に、さらに新規の会員を紹介しやすくなります。その結果、多くの被害者が生まれてしまうのが、ポンジスキームの流れとなっています。後から入ってきた会員は、元本を取り戻す前にビジネスモデルが破綻してしまい、損をする人が多いと耳にします。

利益を出せるのは、スキームの胴元と、開始から2週間以内程度に入会した先行者のみと言われており、残りの会員はほぼ全員が損をするケースが多く、毎年多くの被害者が出ています。

ポンジスキームとMLMとの違いは?

MLMとポンジスキームは同じなのではないかと疑問に思う方もいると思います。
MLMとポンジスキームの違いを説明していきます。

MLMの特徴
MLMは一般的にマルチ商法と言われるビジネス手法であり、実は合法的なスキームです。

MLMの特徴は日本人にはあまり馴染みのない仕組みです。ポンジスキームというのは、正確にはMLMの一種となりますが、そのMLMの仕組みを悪用したスキームとなります。本来MLMは特商法に則って、概要書面での契約など、細かい規定がされています。

しかし、ポンジスキームの場合は、それらの法律を全て無視して会員を増やしているのが特徴です。
ポンジスキームは初めから破綻することを見込んで、運営側がタイミングを見計って逃げるケースが多いので、よりMLMですが悪質性の高いMLMとして認識していただければOKです。

ポンジスキームは危険
ポンジスキームは最初から破綻することを見込み、運営側が最終的には逃げる可能性があるので、法律も無視して紹介者を出すことが多いです。会員を増やすことだけに注力しており、運営がお金を集めたら海外などに逃亡することも少なくないです。

MLMについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

マルチ商法(MLM)を検証!債務整理や詐欺被害の返金方法も解説

 

ポンジスキームとネズミ講との違いは?

ポンジスキームはネズミ講とも勘違いされるケースもあります。どちらも似たような言葉ですが、厳密には違います。ネズミ講というのは、上位会員だけが儲かる仕組みで、そこには出資金という概念がありません。

下位の会員は損をしてしまうのですが、スキームとして崩壊するということはありません。対してポンジスキームは、出資金に対して配当を全会員に払い続けなければいけないので、新規入会者が少なくなってきたら破綻します。

その違いがネズミ講とポンジスキームの違いです。どちらにせよ悪質なのですが、ポンジスキームの方が、より高額な出資金と高配当を謳って、破綻する前提で集客をしているので、より詐欺的なものと言えますね。

ポンジスキームの特徴とは?

ポンジスキームの案件には必ず共通した特徴があります。特徴を学ぶことによって、今後騙されることがなくなりますので、今後のためにも必ず特徴は抑えておきましょう。

ポンジスキームの特徴
配当が高い
紹介システムがある
海外法人
契約書面がない
仮想通貨案件

これらが主な特徴になります。一番ポイントなのは、高配当の投資案件で多段階紹介制度があるという点です。多段階紹介とは、自分が紹介した人だけではなく、その先の紹介者の分までピラミッド状に報酬が入る仕組みです。

通常のアフィリエイトでは、直接紹介した人、もしくは2ティアといって、2段階までに抑えられています。

しかしMLMは無限に階層があるので人数が増えやすく、すぐに破綻する確率が高まります。投資案件として配当が高く、さらに紹介料が高いとなると、現実的に運用できるスキームが存在しないので、間違いなくポンジスキームでしょう。また、海外サイトだったり概要書面がなかったりと、運営が逃げやすい環境の場合も非常に危険です。

高配当に惑わされず、常識的に考えて案件を選択することによって、未然に被害を防ぐことが出来ますので、しっかりこの特徴は覚えておきましょう。

ポンジスキームは稼げるのか?

ポンジスキームでも稼ぐことが出来るのかどうか?正直なところ、ポンジスキームの胴元と上位会員は桁違いに稼げます。ただし、社会的な立場や道徳心を無視した場合です。

ポンジスキームは紹介料が高額ですので、ネット上で影響力のあるインフルエンサーであればあるほど、途轍もない金額を稼ぐことが可能です。泉忠司氏のように元からリストを多く持っている人は、D9のようなポンジスキームを紹介し、数十億円は稼いだでしょう。

しかし、これからビジネスで稼ごうとしている一般の方が、ポンジスキームで大金を稼ぐのはほぼ不可能です。先行会員になれる機会もないですし、いくら紹介したとしても、スキームがすぐに崩壊し、紹介料も引き出せない状況に陥るからです。

また、人を騙すテクニックも必要ですので、普通の人ではそんな活動は出来ないと思います。なので、高配当や高額な紹介料に目が眩んで、ポンジに手を出すのはオススメしません。

ポンジスキームは勧誘したら罪になる?

そしてよくある疑問として、勧誘をしたら罪になるのか?こちらについての見解を書いていきたいと思います。

結論から言うと、スキームが破綻し、紹介した人物に被害が生じれば罪になる可能性が高いです。被害者が法的措置をしてきた場合、損害賠償責任を背負うことになるでしょう。実際、弁護団が結成され、法的措置が進んでいるD9という案件では、胴元ではなく、中間にいる勧誘者に法的責任が求められています。

あおい法律事務所によると、ポンジスキーム勧誘者の違法性について、このような見解が出ています。D9商法の首謀者らないしそれに準じる者らは, 上記詐欺商法を共同して行った者らであるから,共同不法行為責任(民法709条,719条)を免れ得ないものと考えられる。

出資者から集めた資金の全額もしくはその一部を上位勧誘者など関係者に流出させ,または,投資に回さずにそのまま配当に充てるなど,出資者に説明していた用途と異なる目的で流用していたものと考えられ,このような行為は,詐欺あるいは横領罪をも構成しうる犯罪行為でもある。

 D9投資被害対策弁護団・sener投資被害対策弁護団

ポンジスキームは自分も被害者になりつつ、加害者にもなってしまうという恐ろしさがあります。もし勧誘した人に訴えられた場合、不利な立場になってしまいますので、勧誘は気をつけた方が良いと思います。

次に、今話題になっているポンジスキーム【PGA】について書いていきます。当メディアでは以前、坂本よしたかという人物が行なったローンチについて記事にしました。

そしてここ最近、PGAで出金停止、飛んだという声を多く聞くようになりましたので、その詳細をお伝えしようと思います。

PGAとは?

PGAとは、日本では主に坂本よしたか氏が大規模に勧誘を行なっていたMLM案件です。

仮想通貨系をPGAに預け入れることによって、配当を受け取ることが出来、なおかつ紹介をすることによって紹介料を稼げる案件になります。

PGAの特徴
アービトラージで資産を運用
最低1000ドル以上〜
月利21%の配当
MLM型で複数の報酬プランあり
いつでも出金可能

というような案件です。

各プランの詳細やスキームについて、今更解説しても意味がありませんので、そちらは割愛します。PGAについて概要を見る限り、どう考えても破綻が見えているということが言えます。

その理由は、月利22%という高配当と紹介システムの存在です。

また、アービトラージで運用しているとありますが、そのエビデンスもありません。実際にはアービトラージでは運用されておらず、新規会員の出資金を既存会員の配当に当てているというパターンでしょう。アービトラージという手法は、本来非常に薄利で手堅い手法と言われています。

ですので、21%の配当や紹介料、運営の利益を出すほどの利回りを毎日出すのは、常識的に考えて不可能です。

私からすると、典型的なポンジスキーム型HYIPにしか思えません。

PGAで出金停止?飛んだのか?

そして今現在、PGAへのログインが出来ないという声や、出金が出来ないという声が多く出ています。実際PGAのサイトにいくと、メンテナンス中となっています。

ただのメンテナンス中だから、しばらくしたら復活するという考えは甘いです。経験上、HYIP案件が飛ぶ際、いきなりページがなくなるというパターンよりも、メンテナンス画面になってから消滅するパターンが非常に多いです。

ですので、メンテナンスが長期間続く状況は、案件が飛んだかどうかの1つの判断材料になります。ツイッターでは様々な情報が飛び交っています。

事務所はもぬけの空という情報も…また、PGA側の言い分としては、取引に使用している各仮想通貨口座にKYCの審査が入っており、操作が出来ない状態だそうです。これについても言い訳の可能性も高いです。

それであれば、サイトをメンテナンスにするのではなく、もう少し誠意のある説明や、エビデンスの添付などをするべきです。来年の頭くらいには解決できる見込みということですが、これも引き伸ばしの可能性が高いですね。

経験上、案件が飛んだ疑惑が出た際、必ず運営からポジティブ情報が出ます。しかし、そのポジティブ情報通りに、案件が復活したことは一回もありませんでした。そもそも健全に運用を行なっているのであれば、突然出金が出来なくなるなんてことにはなりません。

事前に説明があったり、元本の保全を優先した対応が行われるはずです。それがない時点で、運営はすでに逃げる準備をしているでしょう。今の状況を見て、PGAは逃亡をはかったと見て間違いないと思います。

坂本よしたかが大規模勧誘か?

また、PGAという案件は、坂本よしたかという人物がローンチを行い、日本で広まりました。

コロナショック救済企画として、生活に困っている人を助けるというコンセプトで募集がされたこの案件。結果的にはHYIPに誘導するだけであり、当然救済は出来ていません。

こういった偽善的な集客を行い、リスクの高い案件に誘導するのは、かなり悪質な部類になると思います。

また当初の記事でも紹介していますが、坂本よしたか氏はPGAについて、

PGAの特徴
・リスクゼロ
・実践者全員成功
・働かなくてもお金の心配はいらない
・何もしないで稼げる
・元本がなくなる可能性は理論上ない
・すぐに元本を引き出せる
・資産を増やせると自信を持って断言

という強気の発言でセールスをしていました。

これは明らかに、誇大表現、断定的表現、不実の告知になると思われます。甘い誘惑を行い、多くの初心者を集め、相当な金額の被害が出たでしょう。先ほどの事例の通り、勧誘を行なった人も罪になる可能性があるため、今後集団訴訟が起きるかもしれませんね。もし返金請求についてお悩みの場合は、一度私にもご相談ください。

最近話題のポンジスキーム案件3選

続いて、PGAの他に、ここ最近どのようなポンジスキーム案件があったのかについて紹介したいと思います。

ジュビリーエース

 

ジュビリーエースは、PGAと同じく、アービトラージで資産を運用し、高配当を約束しているMLMです。配当については、月利10%〜20%を謳っています。また、勧誘する際の謳い文句として、3年放置するだけで、元本が2倍になるということも言われているようです。

どちらにせよ、アービトラージを使った手法という点や、それに見合わない月利、さらにMLMの仕組みを利用しているとなると、どう見てもポンジスキームでしょう。

しかも、ジュビリーエースの場合、元本が戻ってこないという欠点もあります。普通の案件でしたら、出金申請をすれば元本はいつでも引き出せます。ただ、この案件の場合、元本は戻ってこず、運用の中でまずは元本分を回収しなければいけません。

マイナススタートから始まる案件ですので、元本回収期間に運営が飛んだら、多くの方が損をするでしょう。それを避けるために、上位会員は必死になって紹介を行い、元本分をまずは稼ごうとしているのです。

また、最新情報によると、ジュビリーエースは現在出金停止状態のようです。

なんと11月末まで出金停止状態とのことですが、どう見ても時間稼ぎでしょう。基本的にこの手の案件は、一度出金が止まったらその時点で終了です。あまり希望は持たず、返金請求の手段を検討することをオススメします。

ジェンコ

 

ジェンコというMLMは、ジュビリーエースの新商品として募集が開始されました。配当の仕組みは、同じくアービトラージを使用した運用になります。また、ブックメーカーやコモディティと呼ばれている金融商品を取引し、利益を出すと言われています。

さらにジェンコの場合、最低出資金額が非常に高額です。トライアル期間中は3000ドル、さらにその期間内に1万ドルのプランにアップグレードが必要になります。

最低100万円の出資が必要な案件ですので、リスクは非常に高いです。また勧誘の謳い文句として、元本の5〜6倍に増やすことを約束すると言われているようですね。

詐欺被害なび コメントより引用 https://sa-gi.net/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%80%80jenco/

詐欺被害なび コメントより引用 https://sa-gi.net/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%80%80jenco/

勧誘者のこの言い分も意味不明です。一体何を根拠に約束と言っているのか?この高配当を継続し、将来に渡って利益を約束するなど、Google社でも出来ないことです。そして、現在ジェンコの方は出金はまだ停止していないようです。ただ、元本はロックされるタイプですので、今出金も出来ず、ただ待ち続けることしか出来ません。

この方の言っているように、ジュビリーエースの後釜としてジェンコを置いているだけの可能性もあり、そうなるとかなり悪質な詐欺の可能性があります。

11月末にジュビリーエースが詐欺かどうか決まるので、続報があればまた記事にしたいと思います。

mface

mfaceは3年ほど前から日本国内の高齢者を中心に広まったMLM案件です。当メディアでは以前にこのような記事を公開しました。

【2021年1月最新】 mface(エムフェイス)社長や組織リーダーが逮捕!?

実際に国内のニュースでも話題になるほど、逮捕者もでた案件なので聞いたことがある方もいると思います。マレーシアに本社があるこの案件は、独自のクーポンと呼ばれる仮想通貨のようなものを購入し、それをシステム内で増やしていくという内容です。

引き出しには細かい条件があり、出資した金額を回収するのが非常に困難な悪質なシステムでした。さらに、ターゲットのほとんどが高齢者のため、システムの操作が分からずに、警察に相談する事例が多発した案件です。

もちろん、実際の資金運用は行われておらず、新規の出資者のお金を上位会員に分配するというポンジスキームの典型型でした。今現在は完全に破綻状態となり、誰一人として出金出来ていない状態です。被害者の数も相当多いので、当メディアにも相談が多く寄せられています。

過去に流行した仮想通貨系ポンジスキーム「HYIP」6選

続いて、過去に流行った仮想通貨系のポンジスキームについて振り返っていきたいと思います。いわゆるHYIPと呼ばれる案件で、超高配当を謳い仮想通貨を集金し、短期間で案件が終了する投機案件になります。

こういった事例を見ると、いかに多くのポンジスキームが世の中に溢れ、現れては消えていったのかを学ぶことが可能です。HYIPは常に生まれ続けていますので、被害にあう前に事例を知り、対策をしていきましょう。

ビットリージョン

 

仮想通貨HYIPブームの先駆けとなった、ある意味伝説的なHYIPになります。なんと日利1%の超高配当を謳い、仮想通貨ブームに乗り、多くの参加者を集めた案件です。自分の口座残高がリアルタイムでどんどん増えていく様子が表示され、かなり射幸心を煽る仕様が印象的でした。

当然ながら、案件は半年ほどで破綻し、完全に出金は停止しました。ことの原因は、松本太陽という人物がビットリージョンの悪評を流し、出金依頼が殺到したことがきっかけです。その当時松本太陽氏は、D9の勧誘を行うため、ライバルのビットリージョンを危険と訴え、ユーザーをD9に誘導していきました。

出金依頼の殺到でビットリージョンは破綻し、多くの被害者が生まれましたので、彼が行なった罪は大きいと思います。

D9

 

そして、次に大ブームとなったのがD9クラブです。ブックメーカー投資で資産を運用するというコンセプトのMLMで、泉忠司氏や松本太陽氏が勧誘を行い、相当数のユーザーが参加しました。実際ブックメーカーでの運用はされておらず、典型的なポンジスキームとして寿命が尽き、破綻になった案件です。

こちらの案件は集団訴訟にも発展し、ニュースでも取り上げられるほど話題になりました。ビットリージョンに続き、かなりの被害者を出した案件となり、ここで一旦HYIPのブームは終わった印象です。

BitClub

 

ビットクラブはHYIPと言われるほど高配当ではありませんでしたが、手堅い投資を装いつつ、多くの会員を集めましたので、逆に悪質性が高いとも言えます。

運用方式は仮想通貨のマイニングによって配当を出すという方式です。

泉忠司氏やマユヒメといったインフォプレナーが大規模に勧誘を行い、こちらについても出資者の数は相当数になるでしょう。

ビットクラブは2年ほど運用が続き、出金が出来ていたのですが、突然KYCの審査が同のこうのという状態になり、そのままフェードアウトしました。

海外では運営が逮捕されているという情報もあり、手堅い利回りでもこのような結果になってしまうという事例を作ってしまいましたね。

USI-TECH

USI TECHは、情報業界の中堅クラスがローンチやメルマガ等で勧誘していた案件です。そこまで大規模勧誘ではありませんでしたが、典型的な高配当のHYIPであり、出金は停止しました。結局のところ、高配当で紹介制度がある案件は、このような未来をたどるということでしょうね。

ARBITAO

 

続いて紹介するアービタオは、アービトラージで資金を運用し配当を得るという案件でした。またもや泉忠司氏が紹介に関わっていた案件で、その傘下では藤本弦太という人物がローンチを行い、勧誘をしていました。

その結果多くの方が参加をしたのですが、残念ながら今現在完全に出金停止となり、破綻が確定しました。日利0.7%をアービトラージ運用で謳っていたので、当然と言えば当然です。現在集団訴訟騒ぎとなっており、炎上中ですが、返金の手段は一応残されていますので、困った際はご相談ください。

クローバーコイン

 

こちらはHYIPとは違いますが、仮想通貨ICO系のMLMとして話題になったので紹介しておきます。当時話題になっていたリップルとの連動を謳い、将来有望な仮想通貨として大規模に販売が行われました。

しかも、MLMの仕組みを利用し広まりましたので、全国に相当数の被害が生まれたと言えるでしょう。ただ、配当系ではないので、ポンジスキームではなく、ネズミ講という方が正しいと思います。

こちらの案件は以前当メディアでも取り上げました。

【2021年最新】48ホールディングス クローバーコインの返金状況と詐欺被害の実態を考察

 

運営会社の48ホールディングスは銀行口座が凍結され、返金の意思があるものの、返金が物理的に出来ない状態になっています。ですので、返金に時間はかかると思いますが、今は待つしかないですね。ポンジスキームが破綻するまでの流れ

次にポンジスキームが破綻する流れを過去の事例から読み取って行こうと思います。ほとんどのポンジスキームは、このようなステップを経て破綻してしまいます。

ポンジスキーム 破綻の流れ
1.実績を元にさらに集客
2.新規会員の出資金で上位会員に配当
3.新規入会者が横ばいになってくる
4.配当の支払いがきつくなり破綻
5.理由をつけて出金停止
6.期待を持たせながらフェードアウト

高配当を謳い集客
最初は高配当を出金できる
これがよくあるパターンです。

特に案件が飛ぶ時はいつも同じように、何かしらのトラブルで出金が停止します。その後、外部からのハッキングやシステム障害を理由というアナウンスがされ、復活の見込みを伝え希望を持たせてきます。

しかし、いつになってもシステムは復旧せず、そのままサイト自体がなくなるパターンが多いです。基本的にこの手の案件では、出金が一度でも停止した場合、飛んだと判断しても良いでしょう。

もしくは飛ぶ兆候ですので、諦めるのが一番早いです。組織のリーダーたちは色々と言い訳をしながら時間を稼いできますが、そうなってから復活した案件を一度も見たことがありません。

ですので、そのような状態になったら諦めるか、返金請求の手続きを取るようにしましょう。

ポンジスキームの詐欺被害にあった場合は?

さて、ポンジスキームについて細かく解説をしてきましたが、実際に詐欺被害に会ってしまった場合はどうすれば良いのか?そちらについて解説していきます。

クーリングオフは出来るのか?

まずMLMと聞くとクーリングオフができるのかという疑問が出てくると思います。ただ、真っ当な業者であればクーリングオフは可能ですが、ポンジスキームを行う会社にまともな会社はありません。

しかも海外法人ですと、尚更手続きのハードルは高いです。

概要書面の交付もないですし、相手の住所もわからないので、結局のところクーリングオフは不可能です。

ですのでクーリングオフという選択肢は外しましょう。

参考:クーリングオフとは?

副業情報商材詐欺でクーリングオフは対象外!?可能な事例と返金方法を解説

 

返金をしてもらうには?

では、ポンジスキームの詐欺被害金を取り戻すにはどうすれば良いのか?その方法として、業界に詳しい弁護士に依頼をして返金請求をする手段が現実的です。

D9の事例では、弁護士事務所に依頼した結果、被害金の返金が着々と進んでいます。ですので、プロの弁護士を使った手法が一番有効的です。ただ、どこの弁護士に依頼すれば良いのか正直わからないのではないでしょうか?

当メディアでは今まで多くの返金実績がある弁護士を紹介することも可能ですし、そのほかにも様々な返金手段をお教えしています。もし詐欺被害でお困りの場合は、こちらの記事をご確認いただき、返金手続きを進めていきましょう。

過去に情報商材の被害にあった方はコチラから

無料オファーの後に販売される高額塾販売に関して、LPやローンチ動画、セールスページなどでうたわれていた事と実際の商品内容が大きくかけ離れているというケースが後を絶ちません。

もしそのような商品を購入してしまった場合には、以下のページを参考に返金請求をしていきましょう。

執筆者情報

編集長 菅原マメオ

元情報商材コレクター。元悪徳商材被害者。被害金額は1,000万円以上…その後業界最多!情報商材レビュー専門家となる。2013年末ごろからレビューし始めた情報商材レビューのパイオニア。記事多数取り揃えてあります。正しい情報、詐欺商材、有料商材などをこれまで培ってきた独自の視点でみなさんに共有・解説します。

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